腰痛以外に、背骨や背中が痛くなると、
体の半分が痛いので、日常生活にも
支障が現れてしまいますね。
腰痛と背中が痛むのは、背骨自体に
ケガをしていたり病気がある、腎臓
疾患、子宮の病気があります。
背中の痛みが、腰痛によるものなのか
そうでないのかを判断するのは容易では
ありません。
ですが、何が原因であるかを突き止める
ことで気持ちも楽になるはずです。
今回は腰痛から起きてしまう、背中の
痛みとそれ以外の背骨の痛みについて
まとめました。
痛みの原因を突き止める参考にして
みてください。
骨粗鬆症
女性に多い骨粗鬆症は、閉経後の
女性に良く見られる症状で、女性
ホルモンの低下によりカルシウム
が骨に蓄積されにくくなる事で
起こります。
背中から腰に掛けて痛みが強く出たり、
背中が丸くなってきたと感じたら要注意
です。
背骨だけでなく肩甲骨も痛む
鎖骨と肋骨の間に胸郭という隙間がある
のですが、この出口に神経の束と血管が
通っています。
ここが筋肉で圧迫されると、背中に痛みが
走ります。
女性は筋力が弱いので神経圧迫を受けやすい
ので、男性には見られない『胸郭出口症候群』
という病気になりやすいのです。
患部を温めると楽になったり、筋肉弛緩剤で
治療していきます。
肩こりと間違えられやすいので、肩甲骨から
背骨に痛みがあるようなら診察を受けてみま
しょう。
右の背中が痛くなる胆嚢炎
背中の右だけが痛くなる胆嚢炎は、
細菌感染で起こります。
痛みだけでなく、発熱があるなら
要注意!
背中だけでなく腰痛まで起こすので
早めに対処しましょう。
気になる内臓疾患
腰痛と背中の痛みを同時に併発する
場合には、内臓の病気を疑います。
神経の回路が共有する内臓に何かしら
病気がある場合が考えられます。
脳から背骨に神経の束が通りますが、
途中からあちこちに神経が分かれて
いますから、背中が痛くても背中に
原因があるとは限りません。
背中と腰が繋がるように、内臓にも
神経が繋がっているので主に心臓や
肺、胃腸の働きが低下すると背中に
痛みを発症します。
内臓の疾患を見抜くには
単に背中の筋肉がこっているなら、
ストレッチや温める事で痛みも和ら
ぎますし、整体や鍼でも改善して
いきます。
腰痛が原因なら、腰痛の原因を治療
すれば治っていくものです。
考えられる治療をしても、一向に背中の
痛みが治まらないようであれば、整形外科
ではなく内科や外科で診察を受けましょう。
女性の場合は、子宮の病気から腰痛や
背中の痛みにも発展するので定期的な
検診がお勧めです。
まとめ
腰痛のように筋肉のコリが原因であれば、
ほぐす事で改善できます。
それでも痛みが強くなるなら内臓疾患が
考えられますので、検診で発見し治療を
行いましょう。