生理がこないと、「体からの不調のサインなのでは?」と気になりますね。
生理がこない人の特徴を調べていくと、生活習慣を変える事で改善出来る場合と、病気が隠れている事があるのがわかります。
”生理がないからラクだわ”なんて放っておかずに、体調管理の目安として注意しておきたいですね。
生理がない人の特徴と、心配な病気が隠れていないかどのように見分けたら良いのかをまとめていきましょう。
生理が不規則・生理がない人の特徴とは?
- 生活リズムが不規則
- 食事が偏っている
- 摂食障害がある
- ダイエットを繰り返している
- クヨクヨしがちで、いつもストレスを抱えている
- 失恋やペットロスなど悲しいことがあった
成熟した女性で、3ヶ月以上生理がないときに「無月経症」と呼んでいます。
18歳くらいまでに初潮を迎えていない場合は「原発性無月経」、初潮は迎えているけれど3ヶ月以上生理がない場合は「続発性無月経」と呼びます。
生理が不規則でこない場合、疲れや食事の乱れ、ストレスやショックな出来事などが原因になっている事が多いですね。
そんな、生理がこないときにチェックしておきたいのは基礎体温です。
生理がこない人は基礎体温をチェックしましょう
排卵があると基礎体温はカクッと下がり、その後上昇して高温期に入り、生理がはじまると、高温期から0.3~0.4℃低い基礎体温となります。
<高温期が続く時>
3週間以上つづくなら妊娠の可能性がありますから、検査キットで調べましょう。
低温期が短く高温期が続く場合、卵子が未熟だと言うことですから、子宮・卵巣の病気が隠れているかもしれません。
<低温期と高温期の区別がわからない>
排卵障害が起きている場合に、バラバラになりやすいです。
疲労やストレス、食生活の乱れ、婦人科系の病気が原因で排卵障害になることが多いですね。
理想的な基礎体温のグラフについての解説です。
基礎体温の理想型とは?
高温期と低温期がキレイに分かれていない状態の原因は、寝不足や過労、ストレス、ダイエット、婦人科系の病気などが考えられます。
生理がこないときの対策について
妊娠していないかチェック
高温期が3週間以上続いているようなら、検査キットで確かめてみましょう。
3ヶ月生理がない場合は、婦人科を受診しましょう。
基礎体温表をつけて持っていくと診断に役立ちます。
寝不足や過労をチェック
寝不足や夜更かしは生理のサイクルを狂わせてしまいます。
ハードな運動や、過労も大きく影響しますから、規則正しくしっかり睡眠を取って、体を休めましょう。
ダイエットなど食生活をチェック
- カップ麺や菓子パンが好き
- 食事をお菓子で済ませることがある
- ファスティングダイエットで急激に痩せた
- 食事を撮影してみると、茶色いモノばかりで彩りが悪い
体に必要な栄養素がしっかり摂れていないと、生理が止まってしまいます。
ストレスをチェック
- 重要な仕事を任せられた
- 試験を控えている
- 人間関係で悩んでいる
- 思い通りにならない事が多くイライラしている
- 失恋したばかり
普段と違う事をしてみる、大声で歌う、軽い運動をするなど、ストレスを発散出来るように、気分を変えて見ましょう。
原発性無月経の原因と特徴
- 高プロラクチン血症:脳下垂体に問題があってプロラクチンが高いため、月経がありません。
- ターナー症候群:染色体異常が原因になっています。
- 精巣性女性化症候群:外見上女性ですが、卵巣は無く、精巣をもっているケースです。
- 副腎性器症候群:アンドロゲンの異常で女性の体を持ちながら、男性化しているケースです。
- 見せかけの無月経:子宮や卵巣では月経が起きているのに、経血の出口が何かの原因でふさがれているケースです。
持って生まれた体の機能や体質が原因となっている無月経です。
治療によっては、妊娠が可能になる場合もあるので、15歳までに初潮がこない場合には、婦人科を受診しましょう。
まとめ
生活リズム、食事の乱れや、過労、ストレスがあれば改善し、思いあたらなければ婦人科で診断を受けましょう。
妊娠以外で生理がこない場合、ホルモンのバランスが崩れていたり、脳下垂体の働きに問題がある場合や、卵巣機能の低下が考えられます。
寝不足や、ダイエットなど生活スタイルに思いあたるところが無ければ、病気が隠れている可能性がありますから、婦人科で診断を受けましょう。