溶連菌感染症が疑われる発熱や喉の痛みに注意しよう

20151124  16

 

溶連菌は正式な名称を溶血性連鎖球菌と呼び、集団で鎖状になっていることから連鎖球菌とも呼ばれています。そのような種類の細菌が、喉に感染して発症する病気が溶連菌感染症です。

溶連菌感染症に、よくある症状として、喉が痛くなったり、熱が出たりします。

時には、身体や手足に発疹が出ることもあるでしょう。症状が酷くなると、猩紅熱(しょうこうねつ)になる場合もあります。

 

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溶連菌感染症の症状

 

普通の風邪などと異なり、咳や鼻水は、ほとんど出ません。とりわけ、口の中に現われる症状が特徴的です。

症状としてイチゴの実のような、赤いブツブツが舌にできます。舌などが赤くなる前には、一時的に白くなることもあるのです。

 

さらに、扁桃にが生じ、喉が赤くなってしまいます。

出血斑と呼ばれる赤いブツブツが、口の奥に見られ、首にあるリンパ節が、腫れてしまうことも珍しくありません。

「とびひ」と呼ばれる、皮膚に出る症状の原因になることもあります。

 

溶連菌による感染症自体は、抗生剤を服用することで、治癒します。ただし、途中で抗生剤の服用を中断すると、再発する危険性が高まります。

また、問題になるのが続発する症状です。中でもリウマチ熱や腎炎などに、気をつけなければなりません。

 

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溶連菌の続発症について

 

続発症は、溶連菌に感染して、2週間から3週間後くらいに多く見られます。まずは、溶連菌を、しっかり殺菌しておくことが続発症予防のために欠かせません。

 

最短でも10日間以上は、抗生剤の服薬を続けましょう。必ず、処方された通りに内服することが大事です。

腎炎の症状は、見た目では、ほとんどわかりません。そのため、約一ヶ月後に尿検査を受けることが必要です。

それより早い段階でも腎炎の症状が出たら、速やかに病院で診てもらいましょう。

 

腎炎の主な症状は、以下の3つです。

・むくみ(浮腫)

・血尿(黒っぽい尿)

・頭痛(高血圧からくる症状)

 

溶連菌感染症の対処法

 

発熱や喉の痛みなど、感染が気になる症状が見られたら、まず診察を受けましょう。

喉の状態を確かめ、溶連菌感染症が考えられる場合、喉の細菌検査を行ないます。綿棒のようなものを喉に入れて、細菌を採取する方法です。

 

即時反応というものがあるため、溶連菌の検査だけならば30分程度で結果が分かります。

他の細菌が混在していないか、抗生剤の効果はどうかといった検査結果には、5日間ほど時間が必要です。

 

溶連菌が検出された場合、あるいは溶連菌が考えられる場合は、処方された抗生剤を決められた通りに服用します。

溶連菌感染症の検査を受けたら、必ず結果を確認しましょう。続発する症状などの心配もありますので、検査結果の確認は大事です。

 

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溶連菌感染症の感染の心配

 

家庭や学校、職場などのように濃厚な接触がある時には、特に感染が心配されます。

中でも、兄弟や両親に同じような症状が出ていないかを確かめましょう。溶連菌感染症は、出席停止の措置が必要と考えられる疾患として扱われます。

 

少なくとも受診日の当日と翌日は、安静にして過ごすことが欠かせません。

その後は、症状が見られなければ、学校などに行くことも可能です。2日以上経過しても症状の改善が見られない場合、必ず再受診しましょう。

 

溶連菌 劇症型の感染症

 

溶連菌の症状の一つに、劇症型と呼ばれるものがあります。

日本では、1992年に報告されたものが最初です。現在に至るまで、100人以上の患者が確認されています。

劇症型は、感染すると約30%が死に至るという、非常に重篤な病気です。

 

元気な方でも突然発症し、急速に症状が進行します。

足などが腐敗し、腎不全やショック状態を招くでしょう。現在のように医療が進歩した時代でも、注意しなければならない病気です。

 

まとめ

 

溶連菌感染症の治療は、風邪のように抗生剤の服用を続けるだけではいけません。

きちんとした診断と治療を受けないと、取り返しのつかないことになってしまいます。患者の生命にも、かかわる深刻な病気です。

少しでも、溶連菌の感染症が疑われる場合には、速やかに病院を受診しましょう。

 

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