溶連菌感染症に妊婦が感染した時の正しい対処法とは!

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溶連菌感染症について

 


冬が近づくと流行する病気に、溶連菌感染症があります。幼児から中学生くらいの子供に、多く見られる病気です。

A群溶連菌感染症、正確にはA群溶血性連鎖球菌感染症と呼ばれるものになります。溶連菌感染症の、ほとんどの原因が、A群溶血性連鎖球菌によるものです。

 

溶連菌には、A群の他に、B群と呼ばれるグループが存在します。B群溶連菌は、A群溶連菌とは、違う性質の細菌だと言えます。A群溶連菌は、飛沫感染や接触感染で拡大していくのが、一般的です。


一方、B群溶連菌は、主に性行為によって感染するとされています。A群溶連菌に感染した場合、風邪によく似た症状が現われます。

 

A型溶連菌感染症の主な症状は、以下の通りです。

・喉の痛み

・咳

・発熱

・頭痛

・嘔吐

・イチゴ舌(赤いブツブツ)

子供がA群溶連菌にかかると、高い熱が続くのが特徴です。扁桃腺の付近にも、白いブツブツができます。

ツバを飲むのも苦しいほどの痛みを、喉に感じるかもしれません。

 

最初に感染した時の症状が、一番激しいでしょう。何度か感染すると、次第に、溶連菌に対する免疫ができてきます。やがて症状も軽くなっていくはずです。

大人がA群溶連菌に感染したとしても、自然治癒することがほとんどになります。特に症状が現れないか、現われても軽度の症状で済むはずです。

しかし、一度、重症化してしまうと、厄介な話になります。リウマチ熱や腎炎などの合併症にも、気をつけなければなりません。

 

B群溶連菌の場合、感染した菌は体内に棲みつきます。細菌がいるとしても症状は、ほとんど自覚できません。

身体に、深刻な影響を与えることも、ないでしょう。

 

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妊婦さんはB群溶連菌に気をつけよう

 


ただし、感染したのが妊婦さんの場合は、注意が必要となります。B群溶連菌は、分娩の際に危険を伴うからです。

胎児が産道を通過する時に、溶連菌に感染してしまいます。

新生児が溶連菌に感染した場合、生命に関わる重症に陥ってしまうのです。

 

統計では、妊婦さんのうち、10%から20%の方が、潜在的にB群溶連菌を持っているとされています。B群溶連菌の検査で陽性反応が出ても、特に珍しいことではありません。


妊婦さんで、溶連菌感染症が心配な方は、産婦人科で検査を受けましょう。検査を受けることで膣内の溶連菌の有無を確かめることが可能です。

 

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分娩時の溶連菌感染症対策

 


溶連菌の検査で陽性反応が出た場合、新生児への感染を防がなければなりません。抗生剤を点滴したり、内服薬を服用したりして、経過を観察しましょう。

 

陣痛が始まったら、抗菌薬を点滴します。分娩が無事に終わるまで点滴を行ない、新生児への感染を予防します。きちんと治療を施せば、産道での感染の恐れは、ほとんど、ありません。

 

B群溶連菌に感染した新生児は、約1%の確率で敗血症や多臓器不全を発症します。B群溶連菌感染症にも、いくつかの種類が存在します。

それが、早発型と遅発型です。

早発型は、生後一週間までに、その症状が現われます。中でも、出生後、24時間以内に発症した場合、極めて危険です。

 

一方、遅発型は、生後一週間から数週間の間に症状が現われます。早発型と比べて危険度は低いものの、十分な注意が必要です。

B群溶連菌感染症が重症になると、かなりの確率で新生児は生命を落とします。たとえ、助かったとしても、神経系に後遺症が残ってしまうでしょう。

 

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溶連菌感染症の予防

 


溶連菌感染症を防ぐ方法は、風邪などと基本的には一緒です。手洗いうがいを、しっかり、行なうことが重要になります。

人が多い場所などでは、マスクの着用も効果的です。

 

免疫力の低下も、溶連菌感染症へとつながってしまいます。日頃から、免疫力を高める生活習慣を心がけましょう。

特に、睡眠と食事をきちんと取ることが、欠かせません。

 

まとめ

 


溶連菌感染の疑いがある妊婦さんでも、きちんと対処すれば元気な赤ちゃんを授かれます。まずは、病院などで溶連菌の検査を受けるようにしましょう。

 

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