あくびをするとなんだが喉がいたい!
ハッキリと風邪の症状でもあれば納得出来るのですが
- いつもの風邪症状がないのに喉が痛い
- ズキンとする嫌な痛みが気になる
- あくびをすると喉が痛いのがひどくなっている
こんな状態だと、「何か悪い病気だったらどうしよう・・・」なんて不安になってしまいますね。
- あくびをすると喉が痛い症状が出る病気にはどんな物があるのか
- あくびをすると痛い喉の痛みの対処法
について見ていきましょう。
あくびをすると喉が痛い病気はなに?
風邪症候群・扁桃炎
喉は、喉頭と咽頭に区別されますが、鼻に近い喉頭にはリンパ組織が集まっています。
かぜなどの感染症になると、扁桃腺をはじめとしたリンパ組織が免疫の働きで活発になるので喉が腫れて発熱します。
また、声門側に近い咽頭側に炎症が起きてしまったときにも、息を深く吸い込んだときに違和感を感じたり、咳き込みたくなる感じがします。
カンジダ症
常在菌として保菌している人が多い真菌(カビの一種)ですが、体の抵抗力が落ちているときには口の中で増殖して口の中が痛みます。
全体に白い苔が生えたようになったり、舌が赤く腫れたりします。
咽頭部分にも影響が出るので、あくびで痛みが出る事も考えられます。
歯周炎
風邪以外でも、歯周炎が原因でリンパが腫れる事がありますし、歯周炎の炎症が喉の奥に影響を与えることもあります。
あくびをしたときに腫れたリンパのせいで喉が痛い、喉の炎症が起きていて喉が痛いと言うことは十分に考えられます。
歯茎が浮いたり、痛む場所がないかチェックしてみましょう。
自律神経失調症
自律神経のバランスが崩れている時や、うつなどの性症状と一緒に、喉の違和感を感じる事が知られています。
飲み込みにくい、喉が詰まる感じがする、こわばるといった違和感を、痛みと感じる事もあります。
三叉神経痛・舌咽神経痛
頭や顔には三叉神経と呼ばれる神経が走っていますが、この神経への情報が混乱したときに頭や顔に痛みが出ます。
三叉神経は3つに枝分かれしていますが、あごのまわりに痛みが出るケースがあります。
また、喉の周りの神経に混乱が起きたときに起こる舌咽神経痛では、飲み込んだりあくびをしたときに喉の奥や耳の奥に痛みが出ます。
肩こり・体のゆがみ
体が硬くなっている、肩が凝っていると言うときに首筋がつるように痛む事がありませんか?
あくびをしてグッと喉周辺の筋肉が伸ばされたことで、喉に違和感や痛みを感じることがあります。
参考記事→
喉の使いすぎや肩こりが気になるならこんなストレッチはいかがでしょう?
喉のストレッチのやり方
喉のがんの心配はないの?
がんの場合の自覚症状の特徴は?
- 声がかれる
- 呼吸しにくさを感じる
- 血痰
- 物を飲み込む時に違和感を感じる
- 首のリンパ腺が腫れる
喉のがんの特徴は、痛みを感じる人が少ないと言うことです。
腫瘍が大きくなってきても、喉が詰まる感じや圧迫感といった違和感を感じる人は多いのですが、痛みを感じる人はあまりいません。
また、声門がん・声門上がん・声門下がんとわけたときに、声門下がんでは初期の症状がでにくいので、血痰や声がれが出る頃には、ずいぶん進行しているという事もあります。
あくびをして喉が痛いからといって、喉のがんであることはないでしょう。
まとめ
あくびをしたときの喉の痛みは、風邪以外でも起こることが多いと言えます。
風邪でもないのに、あくびをしただけで喉が痛いなんて悪い病気だったらどうしよう・・・
意外と、風邪以外の症状で喉の痛みが出る事は多いですし、必ずしも命に関わる病気ばかりでもありません。
特に喉のがんでは、痛みが出る事よりも、声がれや血痰と言った症状をチェックするべきですね。
風邪の症状がないのにあくびをして喉の痛みが出る、数日以上しつこく続いているという場合は、耳鼻咽喉科で診断を受けて見ましょう。
こちらもチェック! 喉が痛くお困りの方はこちらにも詳しい記事があります。
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