運動不足解消に一番手早いのがウォ
ーキングです。
シューズさえあれば直ぐに始められ、
マイペースで出来ることから中高年
にも人気です。
ところが歩き始めると
『膝が痛くなった』
『関節の痛みがひどい』
等の悩みを抱える人も少なくあり
ません。
歩くのは人間の基本動作なのに、
どうして膝が痛くなるのでしょう
か?
今回は『歩き始めたら膝が痛くな
った』人に役立つ情報をまとめま
した。
歩きすぎ・・・そんな馬鹿な!!
運動不足で、ウォーキングを始めた
初心者に多い膝の痛みは、筋力の低
下や骨のカルシウム不足等が考えら
れます。
また肥満気味の人は、膝に体重が掛
かりやすく、膝に負担を掛けている
こともあります。
家事や仕事で『歩いているつもり』
でも、歩き方がしっかりしていない
と膝が内側に入っていたりと、自分
が考える以上に負荷を掛けています。
運動不足で膝が弱っている
悲しいかな、自分では老化が進んで
いないと思っている人が多く
『自分が楽しく歩ける』距離以上に
歩く事で、炎症を起こしやすくなっ
ています。
膝関節に何らかの疾患があるなど
でも膝に痛みが出ますから、無理
をしないようにしてください。
歩くと膝が痛む関節の疾患
加齢や、スポーツに事故で骨が変
形したり老化する事で色んな疾患
が出てきます。
歩き方の悪さからも骨を変形させ
てしまうのです。
変形性膝関節症
歩くと膝が痛くて堪らない・・・
そんな人は、膝関節が変形している
事も考えられます。
膝関節の軟骨がすり減る事で、
歩いたり、階段の昇り降りや
運動で痛みが強くなります。
運動不足に加齢が原因で、50代以降
の中年層に多く起こります。
肥満ぎみな人や、激しいスポーツを
続けている人、脚がO脚やX脚の人に
も多くなるので、心当たりがあるなら
注意してください。
治療をせずにいると、歩けなくなるの
で早期に整形外科を受診しましょう。
身体のバランスの乱れが引き起こします
本来であれば身体は体幹が鍛えられ
ていて、ブレがなければ歪まないも
のです。
歩くと膝が痛むのは、腰痛や肩こり
と同じで歪みが原因です。
湿布は炎症には効果的ですが、軟骨
のすり減りには効果はありません。
一時的に痛みを抑えられますが、膝
関節に原因がある場合には、適した
治療が必要です。
痛みが強く出たら歩かずに安静にす
る事、歩く距離を短くして休憩を入
れるなど工夫をしましょう。
変形性膝関節症はストレッチで治せます
整形外科で変形性膝関節症と診断さ
れても諦めてはいけません。
症状が軽いのであれば筋肉をストレ
ッチで伸ばしながら、太ももの内側
の筋肉を鍛えていきます。
この筋肉が老化すると、歩き方にブレ
がでてしまい膝に負担がかかります。
整形外科でのリハビリも有効ですから
『何時までも自分の足で歩く』為に、
きちんと行ってください。
自宅でのストレッチも指導してもらえ
るので、骨格のバランスを整えて膝の
痛みを和らげていきましょう。
普段から椅子に座る時にも、内腿を意
識する事で、筋肉を鍛える事ができま
すのでやってみてください。
膝が痛い時の運動は歩く以外にもあります
体重が膝に乗ることで痛みが表れて
しまうので、ウォーキングは中止し
ます。
自転車のように地面に直接衝撃を与
えない動きは、足を回転させる簡単
なものです。
エアロバイクは、高齢者にも最適な
エクササイズです。
スポーツジムにもありますし、自宅
で購入するのも方法ですね。
痛みが治まったら、自転車で少し走っ
てみるのも方法です。
歩くよりは負担が少なく、痛みを感じ
る事もないので、軽く近所を走って、
関節の負担を減らしておきましょう。
まとめ
歩くと膝に痛みがある時には、無理
をせずに休むようにします。
熱を持っていたり、痛みが続けば
冷湿布で炎症を抑えるのも方法で
すね。
無理のないストレッチをして、膝
を柔らかくする事も大切ですが、
早めに整形外科を受診して原因を
突き止めましょう。