野菜を料理するときは、皮をむいたり、種やヘタをとったりとけっこう捨てる部分が多いですよね。
しかし、普段捨てているその部分こそ、実は野菜の栄養がぎゅっと詰まった部分でもあるのです!
せっかく野菜を食べるのであれば、その栄養はまるごと摂取したいですよね。
ベジブロスなら野菜の栄養素をあますことなく摂取できるのです。
ベジブロスとは?
まずはじめに、ベジブロスの名前の由来や特徴をご説明していきます。
カツオや昆布と同様に野菜でとる出汁(だし)
ベジとは野菜を意味する「ベジタブル」、ブロスは「出汁(だし)」という意味があり、その2つを合わせたワードが「ベジブロス=野菜だし」なのです。
作り方は簡単で、料理をするときに出る野菜の皮やヘタ、種などの部分をまとめて鍋でコトコト煮出すだけです。
ベジブロスやってみたよ😊
簡単で、私にもできた(o′З`)b
美味しそうないいかおり♪ pic.twitter.com/4XtNejlypt— わっち (@m335o) 2017年2月3日
野菜の栄養を効率よく摂取できるのがベジブロス
普段から野菜を多く食べているつもりであっても、サラダや料理に使われている野菜は調理の過程で栄養が損なわれていることが多いのです。
せっかく野菜を食べることに気を付けているのに、あまり栄養素を体内に取り込めていないのでは意味がありませんよね。
そこで、野菜の栄養を効率よく摂取できる方法として最近注目を集めているのがベジブロスなのです。
なぜ野菜本体ではなく、「野菜くず」を煮出すの?
野菜の皮やヘタなどの野菜くずは、植物が成長する上で欠かせない栄養素が凝縮されている部分なのです。
とはいえ、栄養があるからと言って食べるにはおいしくない部分ですよね。
がんばって生のまま食べたとしても皮やヘタなどの細胞壁は固く、どんなに良く噛んでも栄養素が体内に吸収されずそのまま排出されてしまいます。
しかし、野菜くずを水と一緒に煮出すことで、この固い細胞壁を壊すことができます。
そうして抽出した栄養素を「だし」としてあますことなくおいしくいただけるというわけなのです。
こちら記事でベジブロスにおススメの野菜と向かない野菜を詳しく説明しています!
おすすめ記事! ベジブロスに使うおすすめ野菜と向かない野菜とは?
ベジブロスにはどのような効果があるの?
ベジブロスによって、生のまま食べるよりも野菜の栄養を効率よく摂取できることはわかっていただけたでしょうか?
では実際に摂取したあとにはどのような効果が期待できるのでしょうか?
効果の秘密は「ファイトケミカル」
ベジブロスから摂取することのできる栄養素の一つに「ファイトケミカル」というものがあります。
ファイトケミカルとは抗酸化物質のことで、体内で活性酸素が増加するのを防ぐ働きがあります。
ポリフェノールやリコピン、イソフラボンなどの成分名は耳にしたことがありますよね?
これらもファイトケミカルの一種なのです!
健康な食生活を送る上で気を付けるべき「五大栄養素」のことは聞いたことがあるのではないでしょうか。
「たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル」の5つです。
最近ではここに第六の栄養素として「食物繊維」、
第七の栄養素として「ファイトケミカル」が注目されていて、人間の体に必要な栄養素であることがわかりますね。
美容&アンチエイジングに効果あり!
特に女性にとって関心が高いのは美容やアンチエイジングではないでしょうか。
なんとかして対策をしたいと考えている人も多いはずです。
細胞の老化が進むと、体内の機能が衰えるだけでなく、肌のくすみやシミ、シワの増加の原因にもなってしまいます。
その老化を促進させる物質は「活性酸素」と呼ばれています。
ファイトケミカルの高い抗酸化作用は活性酸素の働きをおさえるため、ベジブロスを摂取することで美容やアンチエイジング効果が期待できるというわけです!
体の調子を整えて免疫力もアップ!
ファイトケミカルは体の調子を整える働きも持っています。
また、さまざまな病気に打ち勝つために大切な免疫力も高めてくれるのです。
健康維持のためにも、ぜひ摂取したい栄養と言えますね!
ベジブロスはどう食べる?いろいろベジブロス活用法!
さて、美容と健康に良いベジブロス。どのように食べるのがいいのでしょうか?
ベジブロス活用法をお伝えします。
そのままスープとして召し上がれ
そのままスープとして食べても野菜の旨味が凝縮されていておいしいです。
物足りない場合は具材を足したり、塩などで味付けをしたりしてもいいですね。
・カレー🍛
・サラダ
・ベジブロススープ
カレーはベジブロスで取った出汁で中味は鶏肉、ジャガ芋、人参、玉ねぎ、インゲン、茄子、ほうれん草、オクラ、青唐辛子はさすがに止めて蜂蜜と林檎入れてまろやかに😊
旦那様が食べたがったので病み上がりでも大丈夫!#キャサご飯#お腹ペコリン部 pic.twitter.com/pd8d6a8Q7S— キャサ (@lanikai89) 2017年1月24日
カレーやシチュー、お味噌汁にアレンジ
いつもどおりの作り方で、お水を使っている部分をベジブロスに置き換えるだけ!
カレーやシチューの場合はお水で作るよりも野菜の旨味を感じますし、コクも出ておいしく仕上がります。
お味噌汁の場合は、一般的なカツオや昆布だしとは違った、優しいマイルドな味わいを楽しむことができますよ。
Rinjiさんのクリームシチューがとても美味しそうだったので、ベシャメルソースを作って、ベジブロスを使って今夜は #ルクルーゼ でクリームシチュー。
息子が相当喜んでたべたので本当に作った甲斐がありましたぁぁぁー😭
それにしても美味しい✨
ブーゲガルニまでデビューした😂 pic.twitter.com/mAv88aUFLC— sumi (@sm55sm25) 2017年2月7日
ごはんを炊くときにもおすすめ
ごはんを炊くときのお水をベジブロスに置き換えるのも手軽でおすすめです。
忙しい時や、お料理が苦手でもこれなら簡単ですよね。
今日の晩御飯ー
ベジブロスで炊いた米と水の代わりにベジブロス入れた豚バラカレー
納豆サラダとベーコンとかぼちゃのお味噌汁
ベジブロスさんすごいわあ……こいつぁいいわあ…… pic.twitter.com/Jju355nMo0— 神人@インテ5号館た28ab (@bksinto) January 25, 2017
まとめ
普段捨てがちな野菜くずを煮込むだけなので、美容や健康だけでなくお財布にも優しいベジブロス。
効果を実感するためには、できるだけ毎日摂取するのが理想的です。
今回ご紹介した他にもいろいろな料理にアレンジ可能です!
ご自分なりの一品を探すなど楽しみながら続けていきたいですね。