便秘 症状

便秘薬のおすすめは?市販薬の選び方ガイド

どうしても苦しい時は、便秘薬を使ってスッキリしたくなりますね。

しっかり腸に刺激を与えるタイプは、お通じは来るけれど、お腹が痛くなる場合がありますし、マイルドなタイプは期待したほど効かなかったり・・・。

便秘のタイプによって、便秘薬の選び方も決まってくるようですね。

あなたにあう便秘薬選びのヒントになってくれたら嬉しいです!

 

便秘薬の種類と選び方のヒント

便秘薬は、腸のぜん動を活発にさせる、便の水分を調整する、腸の働きを整える効果で、便の排出をうながします。

驚き

しっかり腸に刺激を与えるタイプ 

  • 即効度 ☆☆☆
  • 腹痛の起きやすさ ☆☆☆

有効成分:ビサコジルやセンナ

女性に多い弛緩性便秘に効果的な便秘薬です。

ただ、腸のぜん動をうながす刺激を与えるビサコジルやセンナを配合していて、腹痛がおきやすい便秘薬です。

また、このタイプの便秘薬を常用すると、腸が緩み、便秘薬なしには排便出来なくなる心配があるので、使いすぎに注意しなければいけません。

痙攣性便秘、肛門・直腸型の便秘では、下痢を起こしやすく、マイルドな水分調整タイプの方が向いています。

例)コーラック、コーラックⅡ

*先発のコーラックは、ビサコジルが有効成分でしたが、コーラックⅡでは、水分吸収をコントロールするDDS処方になっています。

 

水分の吸収バランスを整える

  • 即効度 ☆☆
  • 腹痛の起きやすさ ☆

有効成分:酸化マグネシウム

腸内の水分吸収のバランスを整えて、便の硬さを調整します。

腸そのものに刺激を与えるのではないので、妊婦さんに便秘薬が処方される時にも、酸化マグネシウム剤が多いですね。

例)3Aマグネシア、スラーリア

 

乳酸菌・整腸作用タイプ 

  • 即効度 ☆☆
  • 腹痛の起きやすさ ☆

有効成分:ビフィズス菌、納豆菌、ビール酵母など

善玉菌を補給して、腸の働きを調整する作用があります。

便秘、軟便、下痢など、お腹の不調全般に効果的なので、腸内環境を整えたい人にもOK。

例)ビオフェルミン便秘薬

 

食物繊維でかさ・水分増し効果タイプ

  • 即効度 ☆
  • 腹痛の起きやすさ ☆

食物繊維が配合されているので、水分を一緒にたっぷり飲むことが、より効果的。

弛緩性便秘の腸に、たっぷりの食物繊維が刺激になること、便が水分を含んで軟らかく排便しやすいコンディションを作る事で、便秘解消を目指します。

 

オススメ便秘薬○選と特徴

コーラックⅡ(ゼリア新薬株式会社)

コーラックⅡ

出典:Amazon

先発の『コーラック』では、ビサコジルが主な成分でしたが、コーラックⅡでは、DSS(ジオクチルソジウムスルホサクシネート)が配合され、便の水分調整効果があるので、より自然な排便につながりやすいのが特徴です。

飲む量を調整する事で、便秘薬をあまり使わない人から、慢性便秘の人まで対応出来る処方になっています。

ただ、ストレスで起こりがちな痙攣性便秘は、ビサコジルの刺激に過剰な反応が出ることがあり、便は出たものの下痢になってしまう場合がありますからオススメできません。

 

新ウィズワン(ゼリア製薬)

ウィズワン

出典:Amazon

プランタゴ・オバタは、民間薬として利用されてきたオオバコの仲間です。

種子の皮の部分に不溶性食物繊維が豊富で、便のかさを増してくれることと、生薬のセンノシド、カスカラサグラダが刺激を与えて、自然なお通じにつなげてくれます。

腸の動きが悪くなって詰まりがある場合には、不溶性食物繊維を取ると悪化するケースがありますから、注意した方が良いでしょう。

 

スラーリア(ロート)

*スラーリア錠剤

スラーリア

*スラーリア液体ドリンクタイプ

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錠剤の方には、水分コントロールに役立つ酸化マグネシウムと、食物繊維のセルロースが入っています。

ドリンクの方には、腸に刺激を伝える硫酸マグネシウム、水溶性食物戦を含むデキストリン、便をなめらかにする働きがあるグリセリンが配合されています。

どちらか一方をたっぷりの水と飲むことで、即効性があがる便秘薬です。

 

3Aマグネシア(フジックス株式会社)

3A

出典:Amazon

酸化マグネシウムが有効成分。

水分量のコントロールをしながら、便秘を改善するので、低刺激でクセになりにくい便秘薬です。

便が、腸内に停滞して水分を失って硬くなりがちな人に効果的です。

 

ビオフェルミン便秘薬

ビオフェルミン便秘薬

出典:Amazon

ピコスルファートナトリウム水和物は、大腸に入ってぜん動を刺激するので、腹痛を起こしにくい便薬成分です。

ビサコジルやセンナのような習慣性がないので、11歳から安心して使う事が出来ます。

マイルドな処方で、ビフィズス菌やラクトミミンといった乳酸菌、デキストリンが配合されています。

 

まとめ

慢性の頑固な場合、ビサコジル+酸化マグネシウム配合が即効性あり!

 

  • 数日でなくて当たり前:コーラック、コーラックⅡ
  • 弛緩性便秘:3Aマグネシア、スラーリア、ビオフェルミン便秘薬
  • クセになる便秘薬は避けたい・痙攣性便秘:ビオフェルミン便秘薬
  • 食物繊維が不足している:新ウィズワン

自分の便秘タイプを理解していますか?

頑固な便秘は、ビサコジルで余分な老廃物を排泄して、水分のコントロールを保つ事がポイントです。

男性に多い、精神的なストレスが原因の痙攣性便秘は、排便のあと下痢になることが多いので、整腸剤系統のお薬を使いながら、腸のコンディションを整えてきましょう。

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