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ココナッツオイルでアトピーが改善?その理由と効果的な使い方

アトピーはなかなか治りにくく、長年悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。

ところが、ココナッツオイルを使用したところ、アトピーの症状が改善したという声が多くあがり、話題となっています。

一体ココナッツオイルのどのような点がアトピー改善に効果的なのでしょうか?

今回はアトピーとココナッツオイルの関係についてご紹介します。

 

アトピーとは?具体的にはどんな症状?

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アトピーは正式名称を「アトピー性皮膚炎」と言い、皮膚のバリア機能が低下したり、花粉やホコリなどの異物に対して皮膚が過剰にアレルギー反応を起こしてしまう病気です。

主な症状は湿疹やかゆみですが、眠れないほどかゆみがひどい場合もあります。

生まれつきの人もいれば、成人してから発症する人もいるなど、人によってさまざまですが、良くなったり悪くなったりをくり返し、なかなか治らないこともアトピーの特徴の一つです。

 

ココナッツオイルがアトピーに効く理由

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アトピーの治療としては、ステロイド剤を塗ったり、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服用するといった方法が一般的です。

しかし、これらの治療をしてもなかなか症状が改善しないことも多いようです。

そのような場合でもココナッツオイルを使用したら症状が改善したという経験談が多いのはなぜなのでしょうか?

主な理由をまとまめました。

 

肌のバリア機能を高める

ココナッツオイルに含まれるビタミンEは、肌のバリア機能を高める働きがあるので、弱った肌を保護してくれます。

また、高い保湿力が肌の乾燥によるかゆみを抑えてくれます。

 

免疫力をアップしてくれる

ココナッツオイルにはラウリン酸と言う、免疫力をアップしてくれる成分も豊富に含まれています。

このラウリン酸は母乳にも含まれており、赤ちゃんの免疫力アップにも役立っている成分です。

免疫力がアップすることで、外部からの異物による刺激に強くなることができます。

 

アトピーの原因菌を減少させる

アトピーの原因菌の一つとして黄色ブドウ球菌という菌があります。

黄色ブドウ球菌は人の肌に存在する常在菌ですが、増えすぎるとアトピー性皮膚炎を悪化させてしまうそうです。

ところが、ココナッツオイルを使用し続けていると、この黄色ブドウ球菌を減少させることができるそうです。

2008年に Varollo-Rowellらによって、ある研究が行われました。

ココナッツオイルとオリーブオイルを各26名、計52名のアトピー患者の肌に塗るというものです。

アトピー患者たちは1日2回オイルを塗ることを4週間継続します。

すると、オリーブオイルでの黄色ブドウ球菌除去率50%に対し、ココナッツオイルは黄色ブドウ球菌除去率95%という高い結果が出たのです。

このように原因菌を除去することで、アトピーの症状が改善されるというわけなのです。

 

ひっかき傷や赤みにも効く

ココナッツオイルは抗炎症作用も持ち合わせているので、アトピーのかゆみでひっかいてできてしまった傷や赤みの炎症を抑えてくれます。

 

デトックス効果を高めてくれる

ココナッツオイルには、肝臓や腎臓の機能低下を回復させる効果や便秘を解消する効果もあります。

アトピーは体内の解毒機能の低下も原因の一つと考えられているので、デトックス効果を高め、体内の毒素を排出することでアトピーの改善ができると考えられています。

 

ただしココナッツオイルの種類に注意!

このようにココナッツオイルにはアトピー改善に役立つ効果がたくさんありますが、ココナッツオイルの種類によっては思うような効果が得られない場合があります。

天然成分100%の「(エクストラ)ヴァージンココナッツオイル」や「低温圧搾・無添加・無漂白」といったココナッツオイルを選ぶようにしましょう。

 

どうやって使えばアトピーに効くの?

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ここまでココナッツオイルがアトピー改善に良い効果を持ち合わせていることをご紹介してきました。

では、どのように使えばアトピーの症状改善に効果的なのでしょうか?

 

基本は「塗る」

まずはココナッツオイルをアトピーの症状が気になる部分に塗ることから始めてみましょう。

ココナッツオイルは25度以下で固まる性質を持っているので、季節によっては塗りにくいと感じるかもしれません。

そんなときは、手のひらで一度あたためると柔らかく溶け出すので、肌に均一に伸ばしやすくなりますよ。

「オイル」を塗ると聞くとベタベタしてしまいそうなイメージがありますよね。

しかし、ココナッツオイルは肌なじみが良く保湿力も高いので、すぐにサラサラとした肌ざわりになります。

ベタつきが気になる人も安心して使用することができます。

 

入浴前後に塗るとより効果的!

アトピーの症状が出ている肌は表面がカサカサに乾燥しがちです。

乾燥した皮膚が白くむけてしまうというお悩みをお持ちの人も多いのではないでしょうか。

そんなときにおすすめなのが、入浴前後でココナッツオイルを使用する方法です。

入浴する1時間ほど前にアトピーの症状が気になる部分にたっぷりとココナッツオイルを塗っておきます。

そうすると入浴する際にはココナッツオイルのおかげで乾燥した皮膚、つまり肌の古い角質層がやわらかくふやけだします。

あとは湯船に浸かったり体を洗っているうちに、その古い角質がはがれ落ちるので、肌のカサカサの改善をかなり実感できると思います。

古い角質がはがれ落ちることで、保湿成分も浸透しやすくなるので、入浴後もしっかりとココナッツオイルを塗っておきましょう。

まとめ

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いままで病院の薬や食事療法などでもアトピーの改善にあまり効果が出なかった人は、一度ココナッツオイルを試してみるのはいかがでしょうか。

初めて使う場合は、気になる部分に少量塗り、1~2日様子を見て異常がないことを確認するパッチテストをおすすめします。

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