美容やダイエットに詳しい人たちやモデルさんなどの間で流行しているココナッツオイル。
実は肝臓にも良い効果をもたらすことがわかっています。
- 最近疲れやすい
- 食欲がなくなった
- お酒に弱くなった
こう感じる人は肝臓が疲れているサインかもしれません。
肝臓は消化や代謝を促したり、アルコールや薬などを解毒したりする機能を担っています。
しかし、日々の食事や生活習慣でその働きが弱ってしまうことがあります。
そういった事態を予防するためにも、ココナッツオイルが効果的だそうです。
では、一体どれほどの効果があるのでしょうか?
ココナッツオイルが肝臓にもたらす効果
一般的にココナッツオイルといえば、美容やダイエット目的で摂取するイメージですよね。
肝臓にはどのような影響を与えてくれるのでしょうか。
脂肪の蓄積をおさえて脂肪肝を予防!
ココナッツオイルも油の一種なので、摂取すると脂肪に変わりそうな気がします。
しかし、ココナッツオイルには「中鎖脂肪酸」が含まれていて、この中鎖脂肪酸が脂肪をエネルギーに積極的に変えてくれる働きをするのです。
そのため肝臓に脂肪が蓄積するのをおさえることができ、肝臓病の一種である脂肪肝の予防が期待できるのです!
C型肝炎ウイルスを死滅させることができる
アジア人がかかりやすいと言われている肝臓の病気、C型肝炎にもココナッツオイルは有効です。
C型肝炎はウイルスが原因でなる病気ですが、なんとココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸がウイルスを撃退する力を持っているというのだから驚きです。
中鎖脂肪酸は体内で一度はウイルスに取り込まれてしまうのですが、内部からウイルスの膜を弱体化させ、最後にはウイルス自体を死滅させてしまうのです。
肝臓の炎症をおさえる効果も!
さらに肝臓への良い効果としてあげられるのが、肝臓の炎症をおさえる効果です。
飽和脂肪酸系油の多い食事や、アルコールの飲み過ぎ、先ほどのC型肝炎などが原因で起きた肝臓の炎症を、ココナッツオイルはおさえてくれます。
どれくらい摂取すれば効果的?おいしく手軽に続けるには?
このようにダイエットや美容だけではなく、肝臓にも良い効果をもたらすココナッツオイル。
適量や手軽に続けられる摂取方法をご紹介します。
1日15gを続けるのが理想的
胃が空っぽの状態でスプーン一杯(1日15g)のココナッツオイルを摂取するのが適量とされています。
もちろん一回ではなく、3回の食事で5gずつなど、分けて摂取してもOKです。
ここで注意したいのはたくさん摂取したからといってすぐに効果が得られるわけではないということ。
摂りすぎると胃がムカムカしたり、ダルさなどを引き起こしたりすることもあります。
あくまで適量を毎日続けることが大切です。
飲み物やスムージーに入れて手軽に
コーヒーや紅茶など普段から毎日飲んでいる飲み物にプラスするだけなら続けられそうですよね。
ココナッツオイルは25度以上で溶ける性質を持っているので、ホットに入れた方が飲みやすいでしょう。
スムージーを飲む習慣がある人は、いつもの内容にココナッツオイルをプラスするだけ。
ミキサーが混ぜてくれるので、常温でも大丈夫です。
https://twitter.com/mamisweet0402/status/822632850793123842
https://twitter.com/reiiina0214/status/824873058456317954
パンにバター代わりにぬって食べる
朝食がパン派の人は、いつも塗っていたバターやマーガリンをココナッツオイルに変えてみてはいかがでしょうか。
少し甘いココナッツの香りに、朝から元気をもらえる人も多いのだとか!
https://twitter.com/kira_kira03/status/817152486536380418
https://twitter.com/Latteco_3JSB/status/825519867386159104
ただしココナッツオイルの種類に注意!
このように健康に良いココナッツオイルですが、実は種類を間違えると反対に健康を害してしまうこともあるのです!
摂取するなら「エクストラヴァージン」を選ぶ
市販されているココナッツオイルは2種類存在します。
1つは未精製のココナッツオイル。
添加物一切加えず非加熱処理をして抽出されたオイルのため、栄養素を豊富に含み健康に効果的です。
「エクストラヴァージン」という表記を選んだり、オーガニック製法のものを選べば安心です。
一方、精製されたココナッツオイルは加熱・漂白・脱臭などがほどこしてあり、ほとんどココナッツの味や香りはしません。
また、栄養価の低い乾燥ココナッツを原料としていることも多いため、期待できる健康効果をもたらす栄養素はほとんど残っていません。
水素化されたココナッツオイルは脂肪肝を引き起こす可能性も…!
ココナッツオイルの中には工業用に加工された「水素化ココナッツオイル」というものがあり、「植物性油脂」と書かれてアイスクリームなどの原料として使用されています。
この水素化されたココナッツオイルは、ネズミに対して継続的に与える実験をしたところ、脂肪肝を引き起こしたという結果も報告されています。
口溶けのいいアイスクリームやファーストフード、マーガリンなどは、おいしくて手軽なのでつい食べてしまう食品たちですよね。
しかし、これらの食品には水素化されたココナッツオイルや冠動脈性心疾患のリスクを高める「トランス脂肪酸」を含んだ油が使用されている場合があります。
原材料表示を見ると「ココナッツオイル」と書いてあることがありますが、このように加工食品に使用されている場合は美容・健康効果は期待できません。
もちろん絶対に食べてはいけないものではありませんが、摂り過ぎには注意しましょう。
まとめ
ココナッツオイルはダイエットや美容に良いだけでなく、肝臓にも良いことがおわかりいただけたでしょうか?
しかし、思うような効果を得るには未精製のココナッツオイルを選ぶことと、適量摂取を毎日続けることが大切になってきます。
今回ご紹介した方法を参考に、毎日の習慣に取り入れてみるのはいかがでしょうか?