食生活の乱れは太る原因にもなり
ますが、特にいつもと変化がない
のに体重が増える、太るのは何か
原因があるからです。
更年期には女性は太りやすいのです
が、それ以外で急激に太るのは、
もしかしたら病気が隠れているかも
知れません。
急激に太るのは何故?
先ず考えられるのは、水分と老廃物の
蓄積です。
基礎代謝が低下すると、運動しても
脂肪が燃焼されずに蓄積されていきます。
一番多い原因はむくみにより太って見える
事ではないでしょうか。
むくみにより太る場合には病気が
引き金になっている事も考えられ
ます。
むくみは水分代謝の低下が原因ですが、
病気が原因で代謝が悪くなると、身体
全体にむくみが表れてしまいます。
むくみが中々取れない・・・そんな時には
病気を疑う事も必要です。
肝硬変
肝臓は調子が悪くても自覚症状は
ありません。
再生力の強い肝臓は、気が付くと
疲労しアルプミン生成が出来なく
なり体重増加に繋がります。
腹水が溜まるようになると要注意!
生活習慣病の1つ糖尿病や飲酒に
肥満が原因で脂肪肝になってしまうと
肝臓回りに脂肪が付着、硬変へと
繋がります。
体重増加だけでなく、むくみも強く
なり黄疸等の自覚症状が表れます。
こうなると何時倒れてもおかしくない
状態ですから危険ですね。
脂質の多い食事やお酒を飲む人、
肥満体型の人は注意が必要です。
甲状腺ホルモンの異常
飲みすぎたりすれば顔や脚のむくみは
誰にでもあります。
甲状腺ホルモンは、身体の代謝を維持
する大切なホルモンの1つ。
特に橋本病は、食べたくても体重が
増加しむくみが酷くなります。
手足だけでなく、顔や身体もむくみ、
生理が不規則になったり風邪を引き
やすくなるなどの免疫低下を起こして
しまいます。
検査で直ぐに分かりますし、薬で治す
ことが出来るので
『食べていないのに太る』『倦怠感が辛い』
ようであれば一度検査を受けてみましょう。
婦人系の病気
女性に多い、卵巣や子宮の病。
子宮筋腫も大きくなると、体重増加に
繋がりますし、卵巣に腫瘍が出来ると
体重が増加する事もあります。
下腹部が膨らんできたり、お腹の張りが
強くなる、頻尿や生理痛、便秘が続く
ようなら婦人科で診察を受けてみましょう。
うつ病も肥満の原因に!
うつ病は心の病です。
自分では自覚症状がないままに
『イライラして食べてしまう』
『何をするにも疲れてやる気がない』
事から運動不足になったり、過食に
なりやすくなります。
通常は生活習慣を見直しながら、
抗うつ剤を服用します。
うつを発症する人は、夜に眠れなくなる
事から自律神経が乱れやすくなります。
そうなるとセロトニンの働きが悪くなり
精神的に不安定になります。
夜に起きていると、ついついお菓子を
食べたりと生活が乱れてしまいます。
夜型の生活は、肥満への第一歩。
自分では気づかない内に過食に走って
いませんか?
イライラややる気の無さをまぎらわ
せる為に知らずに食べてしまう事で
歯止めが効かず太る人が多いのです。
早寝早起きをすることや、食事を楽しむ、
運動をする事でやる気アップに繋がり
『うつ病』に足を踏み入れないよう
にも出来ますよ。
病気以外の大きな原因
夜型の生活が多い現代人は、運動不足に
加えて代謝リズムが低下しています。
美容の為と、水分をたくさん飲んだり
食事の摂りすぎによる便秘。
腸内環境の乱れにより、老廃物の
蓄積等も考えられます。
また塩分の摂取も急激な肥満へ
繋がりますから、食生活と運動の
バランスが大切と言うことが分か
りますね。
まとめ
更年期やストレス、暴飲暴食など
生活習慣によっても体重は増加して
しまいます。
いつ頃から太り始めたのか、生活や
精神的に何か変わったことはなかった
かなども考えながら太る原因を探る
事も大切ではないでしょうか。
太った事だけでなく、体の調子が
崩れるようであればかかりつけの
病院で検査をするなどして、早めに
健康を取り戻しましょう。