風邪やアレルギー性鼻炎と間違え
やすい副鼻腔炎。
鼻の病気ですが、時には頭痛等の
症状があり鼻水が出ないことも
あるようです。
厄介な副鼻腔炎の仕組みを知って
何故鼻水が出ないのかを知りましょう。
副鼻腔炎とは
副鼻腔炎は、風邪や真菌、アレルギー性の
鼻炎に虫歯で起きます。
膿が溜まるものを蓄膿症と呼びましたが
、時には膿が溜まらずに頭痛や歯痛、
咳が出ることがあります。
副鼻腔炎の炎症の場所により鼻水が出なくなる
頭痛や鼻水に鼻づまりが続くのは
慢性的な副鼻腔炎の症状で、朝から
副鼻腔に痛みがあったり眉間の辺り
が痛い、下を向くと頭痛が現れます。
頭痛が現れる副鼻腔炎
眉間にある空洞に炎症が起こると、
目が強く痛み蝶形骨洞に炎症が
あると頭痛が現れます。
目の下にある上顎洞であれば歯痛に
なるように、急性の副鼻腔炎を起こ
すと、鼻水よりも顔に何かしら痛み
が現れる事があります。
疲労感や集中力の低下があり、慢性化
すると鼻水が出ないこともあるので
副鼻腔炎と気がつかない人もいる
のです。
自分では副鼻腔炎と気づかずに、頭痛や
歯痛で診察を受けて、初めて副鼻腔炎と
診断される場合もあるので、鼻水だけが
副鼻腔炎の症状ではない事を頭に入れて
おきましょう。
副鼻腔炎で頭痛が酷い場合
副鼻腔が炎症を起こすことで、頭痛が
酷い場合には抗生物質で細菌を殺して
から炎症を抑えていきます。
治療をすると早くに治りやすいので、
顔面や頭痛が酷い時には鎮痛剤で
抑えるだけでなく、耳鼻科で診察を
受けて治療を行いましょう。
副鼻腔炎で咳が止まらない
風邪が中々治らずに、痰が絡む咳が
続く場合には副鼻腔炎の可能性が
あります。
風邪で副鼻腔炎を発症すると、サラ
サラした鼻水から黄色で粘りのある
鼻水が出ます。
元気な人でも何かしら鼻水は喉に流れ
ますが、風邪で流れた鼻水が副鼻腔に
入り込むと喉につまり、痰が絡みやすく
なります。
鼻水自体は多くなくても、喉に流れて
しまうことで、鼻水が止まってしまうと
喉が鼻水を出そうと痰になり、絡んで
しまうのです。
副鼻腔炎が原因で咳がでると、咳止め
では治らないので、鼻の洗浄や抗菌剤を
内服して咳を止めていきます。
鼻腔は目や歯茎頭の神経と繋がっている
ために、鼻水として流れてしまうものや
留まり炎症を起こすもの様々なので、
鼻水が出るだけが副鼻腔炎ではないのです。
歯周病や虫歯から副鼻腔炎に!
虫歯や歯周病があると根元から
上顎洞から細菌が入り込み、
副鼻腔炎を起こします。
鼻に炎症があると両側の歯痛が起こり、
歯が原因の場合には片側に痛みが
起こります。
歯が原因の場合には耳鼻科での
治療と歯医者での治療をしなくて
はいけなくなり、歯を治療すれば
炎症も治まり症状は治まります。
虫歯や歯周病の治療はしっかりして
おけば、併発する事はありませんが、
そのままにすると口臭の原因にも
なるので早くに治療を行いましょう。
悪化すると厄介な副鼻腔炎
急性の副鼻腔炎は風邪で起きやすく、
風邪が治れば自然に治癒します。
ところが急性の副鼻腔炎をしっかりと
治さないと慢性化してしまい、喘息を
併発したり臭いが分からなくなる
、口呼吸しか出来なくなってしまいます。
アレルギー性の鼻炎にもなりやすい
ので『風邪だから治れば平気』と
甘く考えていると大変な事になります。
副鼻腔炎は鼻水が主な症状ですが、
顔に何等かの不快な症状が何度も
でたり鼻水は出なくても、
目の奥から鼻が痛むようであれば、
耳鼻科で診察を受けて副鼻腔炎で
ないか診察を受けるようにしま
しょう。
まとめ
鼻水が出ると分かりやすいようですが、
鼻水が出ない副鼻腔炎の症状もあります。
酷くなると、発熱や下痢の症状まで
起こしてしまうので、しっかりと
治療を始めて治しておきましょう。