普通に生活をしていても、鼻水は
1日に1L以上作られていますが、
風邪や鼻炎以外では気づく事は
ありません。
知らない間に喉に流れているので
『気がつかない・知らない』人の
方が多いんですね。
ですが『あれ?鼻水飲んだ?』なんて
気づいた時、それは後鼻漏症候群かも
知れないのです。
後鼻漏症候群とは
通常は気づかない程度の鼻水なので、
誰もそんな状態になっているとは
思いません。
鼻炎や風邪、副鼻腔炎の場合には、
鼻水の量が増える事や粘りがある
ので殆どの人が気づきます。
後鼻漏症候群は、常に鼻水が喉に
降りたり口の中に溜まってきます。
常に口の中に鼻水が落ちるので、
息苦しさや痰が絡み心身的に辛く
なりやすい状態です。
アレルギー性の鼻炎や花粉症では
上記のような症状ですか、風邪や
副鼻腔炎になると更に大量に鼻水が
出るのでこの他の症状があらわれます。
風邪や副鼻腔炎で喉に鼻水が溜まると!
軽い後鼻漏症であれば、少々体調は
優れませんが、我慢できるレベルで
終わります。
ところが風邪や副鼻腔炎になると
上記の症状に加えて、喉に鼻水が
へばりつき、ベタベタするので
違和感がずっとあります。
咳が酷く出るようになり喉に痛みを
感じ始めるのです。
風邪の鼻水が多く喉に落ちると、
口臭も強くなり粘りや臭い、色の
濃い鼻水が粘膜を痛めやすくなる
為に『気にせずにはいられない』
ようになるのです。
後鼻漏症候群の原因は?
健康な人も発生していますが、喉に
流れ落ちるのがハッキリと分かるのは
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎により
起こるものです。
鼻の粘膜は薄くてデリケートなので、
炎症が長いと鼻水は止まらずにどんどん
出てきてしまうようになるのです。
アレルギー性の鼻炎や副鼻腔炎の治療
だけでなく、粘膜の治療をすることが
必要です。
後鼻漏症候群で喉が痛くなる?
風邪や副鼻腔炎の鼻水には、ウィルスの
死骸が入り込んでいますから、ベタベタ
して粘りがあり、色も黄色や緑色をして
います。
これは喉の粘膜に留まり続けますから、
体は咳でこれを出そうと頑張ります。
これがキッカケとなり、咳が痰を切る
ために出るので喉が痛み痰も絡んで
しまうのです。
咳は長くなると喉の粘膜を痛めるので、
咳で痰を出しやすくしたり咳を止めて
痰を切ってしまう必要があるのです。
痰が気管にはいると肺炎や気管支炎に
なり、咳が止まらなくなるだけでなく、
発熱してしまい悪化を辿ってしまう
のです。
根本的な治療は耳鼻科、内科を受診して
早くに原因を突き止め、治療を行うこと。
危険な鼻粘膜の変形や炎症
鼻の粘膜は薄くデリケートですから、
炎症が続くと鼻の粘膜が変形して
しまい、大量の鼻水を量産します。
そうなると後鼻漏はどんどん酷く
なるので、粘膜を修正して正しい
形にしなくてはなりません。
長期的に起きると、粘膜はあちこちが
変形して炎症を起こすようになるので、
耳鼻科で治療を受けた方が間違いあり
ません。
現在はレーザー治療がメインで、完治は
難しいですが、粘膜が回復すれば後鼻漏も
治まるので安心して日常生活が送れます。
後鼻漏症候群になる前に
副鼻腔炎やアレルギーの治療をきちんと
して、鼻の粘膜に負担をかけない事が
一番の方法です。
大したことがない内は良いのですが、
悪化して喉まで痛めてしまうと、
後鼻漏症候群だけでなく気管支炎や
肺炎を起こす可能性が高くなるわけ
ですから
早くに根本的な治療を行い、繰り返さない
ようにしなくてはなりません。
まとめ
アレルギーで悪化をしたような場合には
比較的早くに治るので、気にしない間に
症状が治まっています。
その為に、副鼻腔炎である事を気づく
事なく生活を送る人が多いので、自分が
後鼻漏症候群になっていると分らない
ままに過ごしているのです。
命に関る病ではありませんが、副鼻腔炎を
そのままにしておけば、いつか症状が酷く
なる可能性は捨てきれなくなります。
ほんの小さな症状でも、不快感があるので
あればしっかりと治療しておきましょう。