鼻づまりになると息苦しく夜は眠れ
ませんし、昼間は口呼吸になります。
主な原因は、細菌やウィルス、
アレルゲンにより粘膜が炎症を
起こして腫れるからです。
それ以外には骨に原因が考えられ
ます。
今回は粘膜の腫れから起きる、
鼻づまりの原因とメカニズムを
探ります。
鼻炎による鼻づまり
一番多いのは、鼻炎による鼻づまり
です。
鼻炎にも色々ありますが、空気や
細菌にウィルスが原因で、副鼻腔の
粘膜が腫れてしまうと、鼻水や
くしゃみが症状としてあらわれます。
鼻をほじると鼻血が出たり、鼻水に
血液が混ざりませんか?
鼻腔の粘膜は毛細血管がたくさん
あり、常に腫れたりひいたりし
ています。
同時に粘膜も腫れたりひいたり
するのですが、鼻炎で腫れて
しまうと空気の通りが悪くなり
鼻の通りが悪くなるのです。
鼻炎の鼻水は透明でサラサラする
ので『鼻づまり』の原因には直接
は関係ありません。
副鼻腔炎による鼻づまり
アレルギー性鼻炎等の鼻づまりは、
粘膜の腫れで空気が通りにくくなり
起こります。
副鼻腔炎は慢性化したものと、風邪に
よる急性のものがあり、多くの人は
急性副鼻腔炎を起こします。
風邪のウィルスにより鼻の粘膜が
腫れてしまうと、体の抵抗力が
落ちるので細菌感染もしやすく
なります。
細菌が鼻の粘膜から侵入すると、
水のような鼻水から色のついた
粘着性のあるものに変化します。
副鼻腔炎はこの鼻水が副鼻腔に
溜まってしまうので、鼻づまりを
起こしてしまうのです。
副鼻腔は、鼻と目の近くにを囲む
ようにある骨が空洞になっている所で、
鼻腔から副鼻腔にかけて粘膜が腫れて
しまうと、副鼻腔炎といって膿が
たまり、黄色い鼻水となりあらわ
れてきます。
鼻の異常で起こる鼻づまり
鼻腔の壁は鼻の真ん中にあり左右を
隔てています。
転んだり怪我で、これが変形すると
空気の通りが悪くなり鼻づまりを
起こします。
粘膜にポリープが出来ると粘膜の
腫れが戻らずに鼻づまりとなり
辛い症状にと繋がるのです。
夜になると鼻づまりが酷くなる?
布団に入り寝ようとしたら息苦しい、
鼻がつまる・・・そんな経験はあり
ませんか?
夜は副交感神経が優位になり、体が
リラックスしてきます。
ところが風邪や鼻炎を起こしている人は、
副交感神経が上手く働かずに交感神経が
優位なままに眠りにつく事になります。
夜から朝方にかけてはモーニングアタック
と呼ぶ、これらの症状が強くなり鼻が
つまるのです。
交感神経が優位な時は血管が拡張して
いるので、鼻づまりが起きやすくなると
言うことですね。
子供は鼻腔も小さく狭いので、大人よ
り鼻づまりを起こしやすく、
風邪をひいたりアレルギーがあると
鼻づまりが酷くなると言えるでしょう。
辛い鼻づまりを改善したい!
明らかに鼻炎や風邪と分かっているなら、
それを治すのが一番です。
副交感神経が上手く働かないようで
あれば、就寝前にお風呂に入ったり
アロマでリラックスして、副交感神経
を優位にしましょう。
寝る前に、スマホやパソコンを使うと
交感神経が優位になり、眠れない
だけでなく鼻づまりを酷くするので、
ゆっくりと休むようにしてください。
鼻づまり用の市販薬を使う
ヴェポラップのように塗ると、
メンソールの香りで鼻腔を刺激し
鼻づまりを抑えたり、蒸しタオルで
温める等も効果があります。
少し枕を高くして鼻の通りを良く
するのも方法です。
眠れない事が一番良くないので、
何か工夫をしてみましょう。
まとめ
辛い鼻づまりは早くに治したい!
誰もがそう考えます。
粘膜がどのように腫れているかでも、
市販薬やタオル効果も異なるようです。
きちんと病院で診察を受けて治療を
行い、苦しい鼻づまりを解消しま
しょう。
それが一番良い方法ですから、その
ままにせずにしっかりと治して
ください。