症状 胸が痛い

左胸が痛い!女性の場合の気になる病気と治し方

左胸が痛む症状は、女性の場合、乳房の病気で起こる事もあるので、何が原因なのか気になりますね。

女性の場合は、ホルモンバランスの変化が周期的に起こるので、急に乳房が張って痛みを感じたり、ストレスによる精神的なダメージをうけて左胸が痛むと言うことがあります。

  • どんなときに左胸が痛くなるのか
  • 治し方や対処法はどうすればいい?

といった事についてまとめていきましょう。

 

どんなときに左の胸が痛むの?

看護師

  • 心臓の病気
  • 乳房の病気
  • ストレス
  • 内臓疾患

特に女性に特有の、乳房の病気と、ストレス性、すい炎の胸の痛みについて見ていきましょう。

 

乳房の病気

乳腺炎

乳腺炎は、乳腺に細菌が入ったり、詰まったりして炎症を起こす病気です。

授乳中のママでは、母乳が作られ過ぎて圧がかかり、カチカチに乳房が硬くなってしまうこともあります。

また、授乳中以外の場合では、細菌感染で炎症を起こしているか、ホルモンバランスで胸が張って痛みが出ることがあります。

 

乳がん

しこりや胸のくぼみなどで自分で見つける人もいますが、”乳がんは痛みがない”といわれています。

それは、乳腺炎のような飛び上がるような強い痛みを感じる人は少なく、かゆみや違和感として感じる場合が多いからです。

けれども、乳がんの初期症状で胸が痛いと感じる事が全く無いわけではありませんから、気になる時には検査を受けましょう。

 

パジェット病

コレも乳がんの一種ですが、乳輪や乳頭の周りがただれてなかなか治らない症状が特徴です。

皮膚表面に湿疹が出てヒリヒリと痛みます。

ただのただれではなく、乳がんとしての治療が必要な病気です。

 

乳房の痛みを感じたら?

  • 婦人科か乳腺科を受診

乳房の痛みやしこり、違和感で一番心配なのは、乳がんの心配ではないでしょうか。

乳腺炎の場合は痛みが強く、しこりの場合はそれほど痛みは感じない場合もあります。

ただ、乳がんが原因でリンパ節に腫れが出ると、胸やわきに痛みを感じる事もありますし、検査でクリアーにしておいた方が良いでしょう。

乳がんは、早期発見で完治できるがんと言われています。

発見のタイミングを逃すと、全身に転移しやすい性質を持っているため、骨や肝臓などに腫瘍があらわれて、命を落とす事もあり、検診で見つける事が大切だと言われています。

 

乳がんの自覚症状

  • 固定されたしこりを感じる
  • 左右で乳房のかたちに差があり、乳頭の向きが違う
  • 乳房にえくぼのようなくぼみがある
  • 脇のリンパ節に痛みやしこりがある
  • 頑固な肩こり、肩甲骨周りのこり

これらを感じているなら、すぐに婦人科、乳腺科で検査を受けましょう。

 

心臓神経症

胸痛い

不安感が強い場合や、自律神経のバランスが崩れている時に起こりやすく、検査をしても心臓疾患の所見が見られないのが特徴です。

  • 動悸がする
  • 胸が痛み、息苦しい
  • めまい
  • 一人でいるときに感じやすく圧迫するとひどくなる

ハッキリとした心臓の病気が見つからないのに、胸の痛みや、苦しさが強く表れて、命の危険を覚えるほどの状態になることもあります。

 

一人でいるとき胸の痛みが強い

  • 循環器か心療内科を受診

左胸が痛み、息ぐるしいと、心臓疾患が心配になりますが、心臓神経症は、検査しても心臓に異常がある所見が出てきません。

ストレス緩和や自律神経の乱れを治療する事で症状の改善を目指していきますから、循環器内科で狭心症や不整脈などのリスクをクリアーにしたあと、診療内科を紹介されるという事が多いです。

 

肋間神経痛

CT画像

出典:Wikipedia

肋骨から脇腹にかけてピリッと痛みが走る場合、肋間神経痛かもしれません。

  • 決まった動きでピリッと激痛が走る
  • 左胸のほかに背中、みぞおちなどで痛むこともある
  • 心臓や肺が痛いのではと感じる

腰の硬さや、肩こり、首こりなどの筋肉の固さが原因になっている事が多く、強い痛みを感じます。

ストレスが強い場合、腫瘍や帯状疱疹が関係していることもあります。

 

決まった動きで鋭い痛み

  • 内科・整形外科の揃った総合病院を受診

肋間神経痛の痛みの元は、内科や整形外科からふさわしい科を紹介してもらうかたちが良いでしょう。

帯状疱疹が関係していれば内科的な治療になりますし、脊椎のズレやヘルニア、むち打ちなどの外傷が原因であれば整形外科、ストレスが原因であれば診療内科で効果的な治療を受けられるでしょう。

 

急性すい炎

すい臓

出典:Wikipedia

急性すい炎の場合にも左胸、みぞおちなどが痛む事があります。

  • 左肩に抜けるような痛み
  • 吐き気や食欲不振
  • 胆石症からすい炎を起こすことがある

すい炎そのものは、中年男性に多い病気というイメージがありますが、胆石症は肥満気味の中年女性に起こりやすい病気です。

閉経後にホルモンバランスの変化で、高脂血症になりやすいという事が関係しています。

胆石がすい液の出口をふさいでしまうと、急性すい炎を発症して、左上腹部から左胸、左肩に抜けるような痛みが出るのです。

 

激しい左上腹部・左胸の痛み

  • 消化器・胃腸科を受診

症状の程度にもよりますが、左胸に激しい痛みを感じて急性すい炎だったという場合には、速入院と言うこともあります。

食事をするとすい液が分泌され症状が悪化するので、絶食して、点滴を受けながら安静にするという治療になります。

セルフケアで良くなることはありませんから、すぐに病院に行ってください。

 

まとめ

心臓疾患以外で左胸が痛む時、乳房の病気、ストレス、すい炎が疑われます

 

心臓疾患のほかに、命に関わる病気として、乳がん、すい炎が心配です。

太り気味の中年女性に胆石症が多く、胆石症の場合、すい炎のリスクが上がることを覚えておきましょう。

もしかしたらと感じたら、すぐに病院を受診して、検査を受けてください。

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