座っているだけで痛い、歩くと痛み
が走るなど膝にまつわる痛みは上
げればキリがありません。
日常生活に膝上の痛みがどのように
関わるのか。
痛みや症状から原因を調べて解決し
ていきましょう。
あなたの膝上の痛みはどれですか?
膝上だけ痛い
歩くために足を踏み出したら痛い。
ズキッと膝上に痛みがある
膝上が腫れている・炎症がある
膝上以外に脚や股関節が痛む
変な音がする・歩きにくい
膝上の痛みの原因はこれだ!
加齢によるもの
膝上の痛みは高齢になると誰でも
起きるものです。
特に軟骨のすり減りやズレ等は、
生活の中で培われたもの。
歩き方や姿勢のズレから、足に
負担がかかり膝に痛みが出るよう
になります。
加齢は止める事はできませんが、
痛みがでないように予防はできます。
疲労やストレスの蓄積
膝上とストレスや疲労は関係がないよ
うに感じますが、疲れというのは体の
働きや筋肉、神経にも影響を与えます。
また疲労やストレスにより、体の軸が
ぶれたりすれば、骨や筋肉などにも負
荷をかけてしまいます。
運動による負荷
激しい運動を長期的に続けていると、
どうしても膝に負担がかかり筋肉疲
労や軟骨のすり減りが見られます。
また脚全体の筋肉が疲労すると、膝
上に痛みが出やすくなります。
O脚やX脚も膝上の痛みの原因となり
ますので注意しましょう。
膝上が慢性的に痛むのは関節に潜む症状から
股関節の動きが悪かったり、固い人は
膝に力が入りやすいので膝上に慢性的
に痛みがあらわれます。
骨盤の歪みや体の歪みも膝上の痛みに
直結するので、慢性的に膝上に違和感
のある人は下半身の関節になんらかの
原因があるようです。
変形性股関節症
股関節の軟骨がすり減ることにより、
骨が歪んでしまい歩くとぎくしゃく
したり、動きが悪いなどの症状があ
らわれます。
しばらくすると痛みがなくなるので、
気にする人はすくないのも分かりに
くいと言われています。
女性に多く、原因としては脚を組ん
だりハイヒール、O脚やX脚、骨盤の
歪みが考えられます。
股関節を庇うことで、膝が内側や外側
に逃げてしまうのが原因です。
膝蓋大腿関節症
膝のお皿や太ももなどの関節に炎症が
起こると、膝上に痛みが起きます。
高齢者に見られますが、膝や足腰を酷
使する仕事の人にも起きやすくなりま
す。
スポーツや重い荷物を運んだりする仕
事の人は、膝の皿が脱臼する事で軟骨
がどんどんすり減って痛むようになり
ます。
更年期以降の女性はホルモンの減少に
より関節がゆるみやすいので注意しま
しょう。
膝上に痛みを感じたらどう対処すべき?
腫れや痛み
腫れがあったり痛みがある場合には、
応急処置として冷やして炎症を抑え
ます。
長期間痛みが継続するような場合、
水が溜まっていたり軟骨がすり減っ
ている事が考えられますので病院で
診察を受けましょう。
腫れはなく痛みがある
腫れがない場合、温めたりサポーター
で固定すると痛みが治まる事があり
ます。
冷えた事で血行が悪くなっているの
が原因ですから、下半身が冷えない
ようにしておきましょう。
自分の適正体重をキープする
膝上の痛みの原因には肥満もありま
す。
膝が重みに耐えられずに、負担がか
かると痛みがあらわれます。
肥満は膝上だけでなく健康にもよく
ありません。
適度な運動と食事で体重が増えすぎ
ないようにコントロールしましょう。
特に食事で高カロリーの食事が多い
人は、バランスを考えて栄養の偏り
がないようにしてください。
無理なダイエットはよくありませんが、
体重の増加は膝上に負担をかけやすい
です。
歩き方を工夫してみる
膝が外川に向いたり、内側に入るような
歩き方をしていると、どうしても膝に負
担がかかりやすくなってしまいます。
真っすぐに歩くことはもちろんですが、
重心がぶれてしまうと脚に負担を大き
くかけてしまいます。
体幹がしっかりしていれば、歩き方も正
常になりますので意識して骨盤から足を
踏み出すようにしてみましょう。
ストレッチでしなやかな筋肉をつけること
膝が傷むのは、関節だけでなく筋力の
低下も関係しています。
まずはほぐして筋肉を使いほぐすこと
が大切です、急な運動は膝に負担をか
けてしまいますので、
ストレッチを習慣つけて、しなやかな筋
肉がつけられるようにしていきましょう。
適度な運動習慣をつける
ストレッチ習慣ができたら、筋肉つけ
て関節周りが円滑に動くようにしてい
きます。
やはり「歩く」ことは一番体に良い
運動です。
長距離を何分も歩く必要はありませ
んので、朝の運動習慣としてまずは
歩くことから始めましょう。
運動にもなれてきたら、筋トレを加え
ながら脚の筋肉を強化していくと良い
でしょう。
整体や鍼灸を利用してみる
体の歪みから痛みが起きている場合
には、鍼灸や整体で歪みをなおすの
も方法の一つです。
ただこのような方法では永久性があ
りませんので、個人でもストレッチ
や運動習慣をつけておくことも大切
です。
血行の悪さや歪みが改善されると膝
上に痛みがなくなることもありま
すので、利用してみるのも良いで
しょう。
脚の筋力を高める・ほぐしてしなやかにすること
膝上の痛みだけでなく、体のコリなども
足首が固い、脚の筋肉がパンパンに張っ
ているから起こりうるものです。
足首が固いと、上手く歩くことができず
余計なところに力が入るので膝がまず痛
くなります。
そこから腰痛や坐骨の痛みが始まってし
まいますので足首をやわらかくし股関節
から歩けるような体にすることも大切で
す。
足の裏が固い、足首が固くて回すことが
できない人は、日ごろから首を回すよう
に足首の柔軟性を保つようにしましょう。
ストレッチは伸ばすことを重心に考えま
すが、筋肉は伸ばし過ぎると固まってし
まいますのでゆるめることも大切です。
ふくらはぎや太ももは揺らすようにやわ
らかくして、伸ばしてまたゆるめてあげ
ると脚の疲れも取れますし元気になれま
す。
膝上の痛みが消えない時には病院で診察を受けましょう
明らかにスポーツなどで痛めた場合
には、安静にしたりストレッチで改
善できますが、軟骨や関節に問題が
あるような場合には継続した痛みが
あります。
整体で一時的に改善されても、痛みが
ぶりかえすような場合には速やかに整
形外科を診察し膝の状態を確認してみ
ましょう。
関節に問題がなく筋力などの問題であれ
ば、運動を控えたりストレッチ習慣で改
善していきますが、そうでない場合には
適切な治療を受けなくてはなりません。
無理をして歩けなくなってしまうと、
それこそ大問題になりますので慎重に
状態を改善すべきです。
ヨガで膝上の痛みを改善しましょう
「ヨガを始めて膝が痛くなった」そんな
人も多いのですが、ヨガは呼吸をつかっ
て体の奥の筋肉に働きかける素晴らしい
効果があります。
普段は頑張っている筋肉をほぐして伸ば
すことがヨガなのですが「痩せたい」
「体を柔軟にしたい」と体に力を入れて
しまうと逆効果になってしまいます。
ヨガは自宅でも簡単にできますが、呼吸
と正しい方法を知らなければ体に負担を
かけてしまいますので「きちんとした教
室」で学ぶことも大切です。
ヨガの基本を学ぶと、自分のどこに問題
があるのかなにが悪いのかがどんどん感
じられます。
なにごとも「自己流」でやることは体
に負担をかけてしまいますので、スト
レッチ感覚でヨガ教室に通ってみるの
もおすすめです。
まとめ
膝上が傷むと、歩くことも座ること
も辛くなり日常生活に支障が起こり
ます。
痛いから動かない・ゴロゴロしてなに
もしないと余計に膝上の痛みが強くな
りますので、適切な運動や治療をしっ
かり行い自分の足でいつまでも歩ける
ようにしてはいかがでしょうか。