私達の体には、目に見えないウィルスが
潜んでいます。
幼少に予防接種により抗体を作ることで、
感染症になりくくなる免疫を作りますが、
インフルエンザの場合は毎年「その時期に
流行するインフルエンザワクチン」を接種
する必要があります。
今回はインフルエンザワクチンは「どれくらい
の期間、抗体として効果があるか」について
まとめてみました。
インフルエンザワクチンとは
日本で接種されるインフルエンザワクチンは
安全性の高い「不活化ワクチン」で2015~
2016シーズンはA型・B型共に2種類の4種類
対応になっています。
昨年の2014~2015はA型2種類とB型1種類
だったので、金額も少々上がりました。
インフルエンザの種類を増やした事で、各
インフルエンザ菌が体内に入っても重症に
なることはなくなりますね。
500円ほど昨年より負担が大きい
のですが、予防の為には接種は必要
ですから、必ず受けてください。
インフルエンザワクチンはどれくらい有効か
インフルエンザワクチンを接種すると
『インフルエンザにはかからない』と
思われますが、全ての人が有効に効果が
現れるわけではありません。
ウィルスは免疫の落ちた体に潜伏し、
今から今かと待っています。
免疫力が高いとワクチン効果が表れて
インフルエンザにかからずに終わり
ますが、免疫力が落ちるとワクチンを
接種してもかかります。
ただ重症化はしませんから、生命に
関わるような状態にはなりません。
インフルエンザワクチンを接種すれば
60%の確率で、感染症を防ぐことが
出来ます。
100%ではないの?だったら意味がない
とは思わないでください。
ワクチンを接種しないでいれば、体には
インフルエンザに対しての免疫力があり
ませんから、ウィルスを退治する力を
発揮する事が出来なくなります。
そうなると発熱だけでなく、肺炎を起こし
たりと命の危険性も高くなるので、シーズン
には接種を受けて体にインフルエンザと
戦う為の力を蓄えておかなくてはならない
のです。
インフルエンザワクチンの抗体は何時まで持続するのか
インフルエンザワクチンは常に調査がされ、
その年に流行るであろうインフルエンザ
ワクチンをWHO(世界保健機関)が発表し
日本で製造されます。
WHO(世界保健機関)の推奨ワクチンを
国立感染症研究所で検討し、それから
厳しい検査を受けながら製造され、
さらに品質検査を合格したものが
ワクチンとして病院に渡されます。
世界的にも日本のワクチンは安全性が
高いものであることがわかりますね。
抗体の期間
インフルエンザワクチンは10月から接種
が可能となっていて、子供は2回必要です。
子供は、11月中には接種を終わらせる
ようなスケジュールが好ましいので
しょう。
接種後、1週間から2週間で体の中に抗
が作られていきます。
接種したから直ぐに、インフルエンザに
対応できるわけではないので『流行る前』
に接種を終わらせて抗体を作ることが大切
になるのです。
抗体のピークは1ヶ月で約5ヶ月の間、
効果が持続します。
好ましい接種を考えると11月中には
終わらせておきたいですね。
例年は12月がインフルエンザのピーク
ですが、だからといってそれ前後が安全
ではありません。
種類によりピークの時期も異なります
から、遅くても12月上旬には接種は
終わらせておきたいものですね。
まとめ
高齢者の場合は、抗体が消えるのが早い
のでは?とも言われていますが、これは
確実ではありませんし、高齢者の場合は
体力の問題もありますから早めにワクチン
接種する事が求められます。
インフルエンザワクチンは1回受けたから
といって抗体が出来るものではありません。
毎年流行は変化しますし、今年はワクチン
に含まれる種類も増えています。
きちんとした接種が抗体をつくり、
インフルエンザを予防する事になる
ので、まだの方は早めに接種しましょう。