インフルエンザになれば処方される
のが、『タミフル』です。
タミフルはインフルエンザウィルスの
増殖を抑えて、合併症リスクを減らす
薬です。
決して『インフルエンザを治す薬』では
無いのですが、服用しなければ合併症が
心配されます。
このタミフルはどれくらいの期間服用し
なければならないのでしょうか?
その疑問やタミフルについてまとめて
いきます。
タミフルとは
2007年に、10代以下の子供には
タミフルが禁止されましたが、現在は
乳幼児以外にタミフルが使用されています。
抗インフルエンザ薬には、タミフルの
他に吸入薬のリレンザとイナビル、
点滴薬のラピアクタがあります。
乳幼児には点滴薬のラピアクタのみが
使用可能で、リレンザやイナビルは
5歳以上から使用できます。
インフルエンザに効果的な薬である事
タミフルは全てのインフルエンザに
有効な薬になっていますが、2006年
から2007年に子供の異常行動があった
ことで、厳しい使用上の注意がされて
います。
9歳以下の子供には、必ず医師から注意
事項が話され、合併症や以前の病歴から
ハイリスク患者と診断されない限りは
使用されています。
子供はシロップで対応され、大人は錠剤と
なっているのは年齢や体重で薬の変動が
あるからです。
きちんと医師の説明を聞いて正しく飲めば
ウィルスの繁殖を抑える事が出来るので
『タミフルの投薬による説明』はしっかり
と聞いておきましょう。
タミフルの服用期間について
インフルエンザで陽性反応が出た場合
には、直ぐにタミフルを服用する事が
出来ます。
5日間に渡りタミフルを服用すれば
翌日には高熱も下がり2、3日で完全
に平熱まで戻ります。
インフルエンザウィルスは増殖が早い
ように、自らの抗体を変化させていく
ので『熱はないから』と服用をやめて
しまうと、またウィルスが増えてしま
います。
5日間服用すればシーズン中の免疫が
出来ますから、2回感染することは
なくなります。
但し、A型インフルエンザに感染し、
タミフルで完治した場合は、B型に
感染する可能性は捨てきれません
から、流行シーズンは予防は忘れず
に行いましょう。
タミフルの効果について
タミフルはインフルエンザA型B型に
対応する、抗インフルエンザ薬です。
症状が悪化しないように抑え、症状
の期間を短くしてくれるので、イン
フルエンザウィルスが増加する期間に
しっかり飲めば効果を表しますが、
それをズレテしまうと思うような効果が
現れない事もあります。
48時間に服用する事が大切で、風邪には
効果がないので医師の指示に従いましょう。
タミフルの使い方を詳しく教えます
大人は1日2回、1回1錠を5日間服用します。
幼児は、シロップや顆粒を体重で換算し
処方されるので、大人の薬は幼児や子供
には飲ませないようにしてください。
家族に感染症を起こした人がいる場合、
1日1錠を7日から10日間服用する事も
あります。
医師に相談すれば処方もされますので、
聞いてみましょう。
タミフルの価格について
保険適応ですが、風邪の薬とは違い
少々高くなります。
インフルエンザ検査と会わせる
と5000円程になりますが、しっかり
治して2次感染を広げない為にも
タミフルはきちんと飲んでください。
タミフルの副作用が心配ですか?
異常行動の副作用がある事から、タミフルを
出来れば飲みたくない人もいるでしょうが、
現在では一番効果のある抗インフルエンザ
薬です。
腹痛や下痢が見られることもあるようで、
薬は体質により効果の現れ方も異なります。
普段とは異なる症状が現れたら、必ず診察を
受けましょう。
勝手な判断でタミフルの服用を止めずに
医師の判断を仰ぐのが一番です。
まとめ
予防の為に飲む人は、治療期間より長く
服用するので薬代も少々高くなりますし、
期間も長くなります。
高齢者や受験生が必要とすれば病院で
処方して貰えますので、かかりつけの
医師に相談して決めていきましょう。