インフルエンザは発熱を伴うので、
頭痛や頭がもやもやしてしまい
寝ていても辛いですね。
通常、頭痛には鎮痛剤を飲みます。
でも、インフルエンザの場合にも
飲んで良いのか効くのか気になり
ますよね。
少しでも楽にしたい嫌な頭痛は、
どのように対処すれば良いのか。
その方法について今回は話を進めて
いきましょう。
インフルエンザで頭痛が起きる仕組み
風邪とインフルエンザは、症状が似て
いることもあります。
発熱や倦怠感はインフルエンザでも
風邪でも起きる症状ですが、頭痛は
風邪よりも強く、酷い場合は吐き気
まで起こしてしまうほどですね。
インフルエンザで頭痛が起こる原因
インフルエンザウィルスが体の中で
増殖すると、「プラスタグランジン」
と呼ばれる物質が分泌されます。
体がウィルスを排出するために血管を
拡張したり、体温を上げてウィルスが
増えないようにする自己防衛する為の
ものなのですが、
結果的に急激に血行が良くなるために
頭痛や関節痛となって現れてしまいます。
それだけ体がウィルスと戦っている
証拠!!
割れるような痛みともなると居ても
立っても頭痛は酷くなるので、薬で
治るのならなんとかしたいもの。
インフルエンザの頭痛には鎮痛剤は危険
鎮痛剤には、色々な成分が含まれている
ので、知らずに飲むと脳炎等の合併症を
起こしてしまう危険性があります。
基本は自然治癒に任せる事になるので、
薬に頼らずに対処していきます。
辛い頭痛はこうして対処しましょう
薬が飲めないとなると、寝るしかない
のですが、痛みで眠れないと疲労感も
さらに蓄積されるはず。
インフルエンザの頭痛は抗インフルエンザ
薬と冷やすことで対処していきます。
頭痛や関節の痛みは、体からウィルスを
追い出す過程で起こっているので、無理
に鎮痛剤でやわらげようとしてしまうと
体の免疫が戦っているのにそれを弱く
してしまうことにもなるのです。
冷やして痛みを和らげる
インフルエンザの頭痛は、頭が全体的に
痛みが走ります。
氷枕で冷やしながら安静にしていると、
徐々に治まっていきますから、ゆっくり
休みましょう。
抗インフルエンザ薬をしっかり飲む
インフルエンザワクチンは、インフル
エンザウィルスが増殖しないように
する薬です。
ウィルスが排出されていけば、頭痛の
原因になる物質は徐々に抑制されて
いきますので、決められたものを
飲んで体を休めていきましょう。
解熱剤
市販の薬の中には、頭痛の原因になる
プロスタグランジンの分泌を抑える
ものが含まれているので「頭痛を緩和
する」意味では効果的です。
だだし、薬の作用で肝臓や腎臓に負担を
かけてしまう事も考えられるので、
インフルエンザ脳炎やライ症候群と
いった合併症を引き起こす可能性も
捨てられません。
インフルエンザと診断されれば、
抗インフルエンザ薬で徐々に治まり
ますが「インフルエンザっぽい」と
感じたら直ぐに病院で診察を受ける
ことが大切なのです。
勝手に市販薬は飲まないこと
インフルエンザの感染症を起こしてい
る時には、市販薬に含まれている成分
が合ないので使用できなくなります。
抗インフルエンザ薬を飲んだからと、
直ぐには熱が下がるわけでも、頭痛が
治まるわけではありません。
辛いからと勝手に市販の鎮痛剤を
飲むと後々に大変な事にもなり
かねません。
かならず医師の診断にしたがい、
正しい処置をするようにする事が
自分の為にもなるので、勝手な
判断をしないようにしてください。
まとめ
以前にインフルエンザにかかった時に、
鎮痛剤を飲んでなんともなかった人も
いるかも知れません。
運が良かった事もあるでしょうし、
その時はたまたま、何もなかった
とも考えられます。
ですが「何かあってから」では遅い
のです。
インフルエンザの兆候が感じられ
たなら直ぐに病院で診察を受けて
抗インフルエンザ薬を処方して
もらいましょう。
少しでも症状が出ないようにする
には、予防注射とうがいや手洗い
にマスク等の自己防衛も必要です。
早くインフルエンザを治して
元気な毎日を過ごせるように、
睡眠も充分に取ってください。