花粉症の季節に、鼻水やくしゃみ、目のかゆみを感じるとキタキタ・・・と覚悟する人が多いのでは?
中には、顔や目の周りが赤くなる皮膚の症状に悩む人もいます。
かゆみを感じてこすったら、ザンネンなくらいに赤くなることがありますね。
目のかゆみがあるときは、まぶたが腫れてパンダどころではありません。
そんな、花粉症が原因で起こる顔の赤み、皮膚症状についてまとめていきましょう。
花粉症で顔が赤くなるなんて!
花粉症で皮膚が赤くなる
花粉が刺激になって顔が赤くなることがあります。
アトピー性皮膚炎を元々持っている場合には出やすいので、
- 花粉に接触しない
- こすらない
ことが大切です。
春先に、外気に触れやすい顔や、首筋に肌荒れや湿疹が出来やすいと感じているなら、花粉症が原因と考えて、対策をしておきましょう。
かゆみが気になってこすると肌の炎症がひどくなります。
アレルギーを抑える飲み薬や、塗り薬、正しいスキンケアが、早く治すためのポイントになります。
アトピー性皮膚炎やアレルギーについて
https://www.youtube.com/watch?v=Px_CTJUG8YE
かゆみや赤みがひどい時は皮膚科
気にしてコンシーラーで赤みを消したり、何度も洗顔料で洗うのはやめましょう。
花粉の刺激で肌が炎症を起こして赤くなっているのですから、こすったり、コスメを塗り込んだりするのはやめましょう。
炎症がひどくなり、回復が遅れます。
水で花粉を洗い流して水分を押さえるようにして拭き取り、ワセリンやベビーオイルで乾燥を防ぐスキンケアをしてみましょう。
まぶたが開かないほど腫れたり、かゆみが強くて眠れない、ひっかいてしまう場合には、皮膚科を受診しましょう。
敏感肌のスキンケア
花粉症で肌荒れになる人の中には、鼻炎やくしゃみがひどくないのに、肌症状が強く出る場合があります。
春先に必ず肌荒れになると言う人は、乾燥だけではなく、花粉が原因になっているかもしれないのです。
肌の不調をしっかりメイクでごまかすよりも、肌に花粉つけないように帽子をかぶる、外出から帰ったら顔を洗うといった対策をしましょう。
敏感肌向きのスキンケアを選び、肌のバリア機能を高めることで、肌の赤みや荒れのないコンディションを保つ事が可能になります。
肌は、キメが整ってセラミドやコラーゲンが十分にあるときには、刺激に強く、肌荒れがしにくいのです。
花粉症で顔が赤くなってしまうのに、単純に乾燥が原因で肌荒れになると思い込んでリッチなスキンケアを続けて、肌のバリア機能が低下することがあります。
与えすぎない自然な肌の機能を引き出すケアを心がけましょう。
敏感肌のための基本のケア
石けんを使う時は泡立てる
肌に付いた花粉は皮脂と混ざって落ちにくいので、水洗いばかりで無く、石けんを使いましょう。
ただ、洗浄力の高いクレンジングや洗顔クリームは、皮脂を落としすぎてしまうので、泡立てたベビー石けんや洗顔用石けんの泡で洗うのがおすすめです。
こすりすぎないことと、良く泡立てて使う事がコツです。
水分を押さえるように拭き取る
水分を拭き取るときには、柔らかいタオルで水分を押さえるようにします。
花粉を拭き取る意識が強すぎると、肌をこすって刺激を与えてしまうので要注意です。
やさしく、刺激を与えないことが基本です。
オイル分で乾燥を防ぐ
ワセリンやオリーブオイルを手のひらになじませ、こすらないようにそっと押さえます。
肌が赤くなっているときには、とにかく刺激を避けて、バリア機能を高めて上げる事を優先しましょう。
顔の赤みに効く市販薬
ベトネベートクリームS(ステロイド)
第一三共ヘルスケア 第2類医薬品
出典:第一三共ヘルスケアHP
ステロイド剤には、5段階のランク分けがありますが、ベトネベートクリームSは中程度の第3ランクとなっています。
市販のステロイド入りの薬の中では、強めのものです。
顔に使う時は、広範囲に使ったり、連続して2週間以上使わない様にしましょう。
フルコート(ステロイド+抗生物質)
田辺三菱製薬 第2類医薬品
コチラもステロイドの強度は5段階中3となっています。
やはり広範囲に使ったり、連続して2週間以上の使用は避けましょう。
抗生剤とステロイドでしっかり効果が感じられる市販薬です。
花粉症による顔の赤みのほか、化膿ニキビにもここ一番の効果が期待出来ます。
ソンバーユ (刺激の少ない油脂)
馬の脂から作られたソンバーユは、肌への刺激が少なく保湿効果が高いので、かさつきや過敏になっている肌におすすめです。
薬ではありませんが、肌に優しく傷にも使えます。
まとめ
鼻水やくしゃみがなくても、花粉症で皮膚炎を起こすことがある!
- マスクや眼鏡で花粉を防止
- 顔が赤くなったらこすらない
- 刺激しない肌のケア
- 洗顔しすぎない
- コスメに頼りすぎない
- 皮膚科にかかる
『花粉症=くしゃみ・鼻水』という先入観から、肌の乾燥や赤みの原因が花粉症だと気付かないず、悪化させてしまうケースがあります。
コスメよりも、アレルギー症状に効果的な軟膏が向いている場合もありますから、刺激の少ない、シンプルなケアをしながら様子を見ましょう。
シンプルケアや市販の軟膏で良くならない場合や、腫れ方が強い場合には、皮膚科(まぶたの腫れがひどいなら眼科)を受診しましょう。