花粉症で喉が痛くなってしまうことがあります。
鼻が苦しくて口呼吸になり、乾燥して痛むケースと、後鼻漏で、いつも喉に刺激を受けているケース、喉の粘膜に花粉がくっついて腫れや炎症を起こすケースがあります。
万全な花粉症対策とあわせて、喉が痛い時の対策のウソ・ホントを見極めていきましょう。
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花粉症で喉が痛い時の対策
マスクで乾燥・花粉を防ぐ
濡れマスクは乾燥を防ぐのに効果的ですし、ハーブのエキス付きのマットがセットになっているものなら、スーットして痛みをやわらげてくれます。
出典:小林製薬HP ハーブ&ユーカリ
また、花粉がマスクのスキマから入らないように使うこともポイントです。
マスクの正しい付け方ができていないと、スキマから花粉が入ってしまい花粉症対策の効果が半減してしまいます。
マスクの正しい付け方
アズレン系のうがい薬
花粉症で喉が痛い時には、粘膜が荒れている事が多いので、粘膜の修復作用が期待出来るアズレンスルホン酸ナトリウム水和物を使ったうがい薬がおすすめです。
スプレータイプの喉の薬を選ぶ時にも、アズレン系が良いでしょう。
口をすすいでから、ガラガラと喉の奥をキレイにするイメージでうがいをします。
アロマオイルの吸入
出典:Amazon ユーカリの精油
ミントやティーツリー、ユーカリが向いています。
湯気の立つお湯を洗面器などにためて精油を数滴垂らし、湯気を浴びます。
すっぽりバスタオルを頭からかぶって湯気を浴びると、狭い空間に湯気がこもるので効果的です。
炎症をなだめて気分をスッキリさせてくれるので、薬の補助として使ったり、痛みが軽いときに取り入れて見ましょう。
喉飴やお茶
喉飴をなめると唾液の分泌が良くなって、喉の乾燥感をやわらげてくれます。
また、日本茶には、ビタミンCが含まれているので、喉に潤いを与えつつ、炎症を抑えてくれます。
カフェインが花粉症に良くないと言われることがありますが、緑茶の場合にはタンニンがカフェインと結びついて力を弱めてくれるので、ほかの健康効果のメリットを考えると、喉が痛い時の飲み物として適しているのです。
疲労・自律神経の乱れに注意
疲れや睡眠不足、ストレスが免疫機能を暴走させて、アレルギー症状が強くなることが知られています。
花粉症で喉の痛みが出ているのと、疲れや自律神経の乱れに関係を感じませんか?
- 睡眠時間の確保
- 規則正しい生活
- 日光を浴びる
- 軽い運動を取り入れる
ストレスを発散させて自律神経を整えていきましょう。
花粉症で喉が痛い時の対策NG集
パブロン鼻炎薬を飲む
花粉症が原因なのだから、鼻炎カプセルで喉の痛みが治るに違いないと思いたいですよね。
ただ、鼻水をしっかり止めてくれるパブロン鼻炎カプセルは、喉の渇きが出やすく、喉の乾燥感が痛みをひどくすることがあります。
アレルギーを抑えるために飲むなら、ストナリニZ、痛みを抑えるならペラックT錠が向いています。
ビタミンC補給にレモン
喉の痛みにははちみつレモンが良いといわれますが、喉にレモンがしみる感じがするときには刺激になって痛みが増すことがあります。
酸っぱさ=ビタミンCではありません。
大根やレンコンなどの野菜でも、十分なビタミンCを含んでいます。
生の果物をたっぷりたべる
どんな植物の花粉症かにもよりますが、シラカバ花粉の場合、リンゴやももで口腔アレルギーが出やすい事が知られています。
5月の花粉症に多いイネ科がアレルゲンの場合には、メロンやスイカ、トマトで口腔アレルギーになるケースがあります。
トマトはヒスタミンが豊富な食材ですが、加熱するとアレルギー症状への刺激は下がります。
体質によっては、絶対花粉症対策になると言い切れないので気をつけましょう。
果物と体調の変化に注意して、喉のかゆみと関係あるようなら、積極に生のまま食べるのはやめておきましょう。
いきなりうがい
うがいは、口や喉に入り込んだ花粉を洗い流す効果がありますが、口に水を含んでいきなりガラガラするのはやめましょう。
口の中にはたくさんの菌がいるので、口をすすいでから、本格的にガラガラするのがおすすめです。
ヨーグルトでアレルケア
乳酸菌は腸内環境を整えるので、免疫機能を正常化させてアレルギーを抑えると言われています。
ただし、乳酸菌の種類や食べる量、体質によって効果が変わってきます。
LG21やR1と商品名に付いている物など、腸まで届く乳酸菌が入っているものがおすすめ。
おやつ感覚のカップヨーグルトは、花粉症対策への効果は期待出来ません。
また、体質改善からのアレルギー対策なので、シーズンの1ヶ月前から続けなければ効果がありません。
まとめ
花粉症の喉の痛みの対策には、免疫を整える規則正しい生活を!
花粉症でおこる喉の痛みの対策について見てきましたがいかがでしたか?
- 喉が痛くなってしまったら、ペラックT錠で痛みを抑えつつ、マスクで保湿、刺激を抑える
- 予防するには、自律神経と免疫を整える
- つらい時には病院を受診
くしゃみや鼻水がひどく無くても、喉の痛みの原因が花粉症だと言うことが考えられますから、例年、同じ季節に喉の痛みが続くようなら、花粉対策を万全にすることが大切ですね。
病院で抗体検査を受けることで、より確実な対策を立てることが出来ます。