花粉症のシーズンになると、鼻水と目のかゆみがツライですね。
かいてはいけないと思いつつも、目をこすってしまいます。
目のかゆみを感じたら、顔を洗ったり、目薬で耐えているという人も多いですね。
でも、花粉症によるアレルギー症状で目がかゆいのなら、アレルギー症状を抑える飲み薬が効いてくれても良さそうですね。
花粉症シーズンの目のかゆみの対策と、治療方法についてまとめていきましょう。
花粉症の目のかゆみは飲み薬で治せる?
花粉症の目のかゆみと薬
花粉症の場合、アレルギー性結膜炎になることで目のかゆみを感じます。
細菌感染に関係なく、花粉が原因のアレルギー反応で、目の充血や腫れが起こるのです。
ですから、アレルギーを抑える薬を飲むことで、症状を改善することが出来ます。
ヒスタミンを抑える薬『抗ヒスタミン薬』は眠気が出やすく、仕事や学校での活動に支障が出る場合があります。
眠気が出にくいアレルギーを抑える薬として改良を加えられた薬が出ていて、『第二世代抗ヒスタミン薬』と呼ばれています。
ココでは、アレルギー薬として紹介しています。
では、それぞれの特徴と、具体的にどんなお薬があるのかみていきましょう。
抗アレルギー薬 (症状軽め~)
アレジオン10、スカイナーAL錠など
出典:Amazon
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アレルギー反応を起こすヒスタミンという物質を押さえてくれる飲み薬です。
第二世代抗ヒスタミン薬ともよばれ、眠気の副作用が出にくいのが特徴です。
ただ、効果が緩やかに表れるタイプなので、飲み始めて数日で症状が落ち着くと感じる場合も多いです。
花粉の飛散にあわせて前もって飲んでおくことで、症状を軽くする事が出来ます。
抗ヒスタミン薬 (すぐ効いて欲しい~)
アネトンアルメディ鼻炎錠、パブロン鼻炎カプセルSなど
出典:Amazon
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アレルギー反応を抑えたいときに、抗ヒスタミン薬は頼りになります。
ただし、『第二世代抗ヒスタミン薬』と呼ばれる薬に対して、『第一世代抗ヒスタミン薬』は、
眠気が強く出る傾向があるので、車や機械の運転をしなければいけないときには避けた方が良いでしょう。
”鼻炎”カプセルとありますが、アレルギー反応をやわらげてくれるので、目のかゆみにも効果が期待出来ます。
抗ヒスタミン薬+ステロイド薬配合薬 (強い症状なら)
セレスタミンなどがあるが、ステロイド(副腎皮質ホルモ)は医師の処方が必要。
効き目が強く、抗ヒスタミン剤のみで抑えきれない場合に処方されるタイプの飲み薬です。
効き目は強いですが、副作用が強く出る場合が多いので、注意が必要です。
眠気だけでなく、胃潰瘍・抑うつ・骨粗鬆症・感染症など様々な副作用の可能性がある薬なので、どうしても強い症状が抑えきれないときに処方されるケースが多くなっています。
目のかゆみが出たら?
眠気を気にしない場合
抗ヒスタミン薬を飲んでサクッとスッキリしましょう。
アレルギーを抑える抗ヒスタミン薬なら、”鼻炎カプセル”や”花粉症に”という表示の薬が目のかゆみにも効きます。
抗アレルギー薬配合の目薬をあわせて使うと良いでしょう。
わたしの経験上、ぐっすり眠ることで体力が回復し、過敏な反応が落ち着くと感じました。
眠気が出ると困る場合
抗アレルギー薬(第二世代抗ヒスタミン薬)は、予防的に花粉が飛び始める少し前から使うと効果が上がります。
一度、花粉で目がかゆくなった場合は、次のシーズンでは少し早めに抗アレルギーを飲むと、症状が重くなるのを防げます。
抗アレルギー薬とあわせて、花粉に触れない対策を万全にしましょう。
髪を洗う⇒顔を洗う⇒アイボンで目を洗う⇒抗アレルギー剤入りの目薬をさす
<おすすめ目薬>
ザジテンAL点眼薬:病院で処方される成分が使われている
出典:Amazon
アルピタットEX:抗ヒスタミン成分がほかの一般薬の目薬よりも多い
出典:Amazon
目のかゆみを解消するマッサージ
目が腫れて症状が重い場合
症状が強いときには、ここ一番の効果が期待できるステロイド(副腎皮質ホルモン)の含まれた飲み薬と、抗ヒスタミン成分入りの目薬を使って、炎症を早くしずめましょう。
まぶたの場合には、皮膚科でもOKですが、充血や、まぶたの裏のブツブツなど、アレルギー性結膜炎の症状が出ている場合には、眼科にかかるのがおすすめです。
ステロイドは効果が高いですが、医師の処方が必要なので、症状が重い時には病院に行くのが一番です。
まとめ
症状の強さでアレルギーに効果のある飲み薬を選ぶ!ひどい時は病院に!
花粉症で目がかゆくなったときに、症状を治してくれる飲み薬があります。
アレルギーの原因物質のヒスタミンを抑える薬は、鼻炎カプセルと表示していても、目のかゆみにも有効です。
目薬やアイボンなどとあわせて使うことで、より効果的にかゆみや目の腫れを抑える事が出来ます。
こうした市販薬でおさまらない強い症状が出ている時には、ステロイド剤を医師に処方してもらうなど、より積極的な治療を受けましょう。