押すと痛い 症状

かかとを押すと痛い!慢性的な痛みの原因と治し方は?

”かかとを押すと痛い!”

足にはたくさんのツボが集まっているといいますし、何か病気のサインだったらと不安になります。

『(スポーツ、ぶつけたなど)傷めた覚えがないのにかかとが痛い・・・

こんな時の原因や、対処法をまとめていきましょう。

 

かかとを押すと痛い時の原因・治し方は?

 

足底筋膜炎

足の裏

  • かかとの前のあたりが痛む
  • 歩き始めに痛む
  • 朝起き抜けに痛みが強い
  • 足の裏にも痛い部分がある

足の裏の筋膜・筋肉が硬くなることで痛みが出ます。

足底筋膜は、足の裏のアーチを保つために大切な部分ですが、スポーツで酷使したり、中年以降しなやかさが失われることで傷つきやすくなり、かかとの土踏まず寄りの部分が痛むのです。

 

座骨神経痛

座骨神経

出典:Wikipedia

  • おしりの筋肉や腰に固さを感じる
  • かかとがしびれるような感覚がある
  • 押して痛い部分をマッサージしてもなかなか良くならない

座骨神経痛は、おしりのあたりに走っている座骨神経が原因で起こります。

腰・おしり・ハムストリングス・ふくらはぎ・かかとはつながっていますから、かかとを押して痛いと感じる場合、腰痛やおしりの硬さが影響している事があるのです。

かかとの調整とあわせて、座骨神経痛の改善ストレッチでラクになる場合があります。

 

座骨神経痛のストレッチ

 

かかとの調整方法

 

疲労骨折

  • 日常的にスポーツをしていて痛みが出てきた
  • 骨粗鬆症があり、かかとの骨を傷めた

押すと痛い程度から、足をつくことも出来ないほどの痛みまで状態によって変わってきます。

骨折と聞くと、紫色に腫れ上がり激痛がでるイメージがありますが、疲労骨折の場合はダメージの蓄積で起こります。

はじめは、押すと痛い、痛みが気になる程度だったのが、運動を続けた結果、痛みがひどくなっていく場合があります。

日常的にスポーツを行っている場合や、中年以降の骨粗鬆症に気をつけなければならない方は、しつこい痛みがある場合、整形外科でレントゲンで確認した方が良いでしょう。

 

痛風

  • 中性脂肪や尿酸が高いと言われたことがある
  • ぶつけた覚えもないのにジンジン痛む

痛風は、心臓から離れた体温の低い場所で、尿酸結晶をつくり痛みを起こします。

このため、足の親指の付け根などに痛みを感じる人が多いのですが、痛みが移動するケースがあり、かかと寄りの部分やアキレス腱の付け根、足の甲などに痛みが出る場合もあります。

レントゲンを撮って腱や骨に異常が無く、血液検査で尿酸値が高い場合には、痛風の治療を受けましょう。

尿酸値を下げる薬の服用と、痛み止めでラクになります。

 

かかとは体調の変化で痛くなる?

『かかとは便秘・体の機能の衰えを知らせる』なんて聞きますね。

かかとのひび割れや、押すと痛い症状からわかる体調不良とその対処法についてもみてみましょう。

便秘・S字結腸

  • 土踏まずからかかとにかけてコリを感じる
  • かかとの周りを押すと痛い
  • かかとに角質がたまってガサガサ

思い当たるようなら、かかとを刺激する事で”便秘解消”と、”きれいなかかと”の両方に効果を出せるかもしれません。

反射区といって、体の部位のそれぞれとつながりの深い場所が足の裏にはあります。

かかとには、直腸・S字結腸と関係の深い反射区が集まっているので、不調になると押して痛い、角質がたまりやすくかさつくのです。

 

かかと歩きで便秘解消

かかとに刺激を与えることで、便秘解消、かさつき改善に役立ちます。

足をぴんと伸ばして、小刻みにかかとで歩くと、ふくらはぎのツボも同時に刺激されます。

慣れないうちは、転びやすいので家の中で壁に手をついて行うと良いでしょう。

 

生殖器

  • かかとを押すと痛い
  • 生理痛がツライ
  • 生理中にかかとがだるい

かかとには、生殖器の反射区があります。

生理中にかかとがだるい、押すと痛いと感じる人がいるのはこのためです。

フットマッサージは、かかとをもみほぐすことで、生理中の吐き気や眠気、だるさ、吹き出物、イライラをやわらげてくれます。

 

生理痛や生理中の不調に効果的なケア

  • かかとにある生殖腺をマッサージ
  • 足のうらの湧泉(ゆうせん)を刺激

かかとを包み込む様に持つと、ちょうどかかとの外側と内側に親指と中指、または人差し指があたります。

ほかのツボのようにピンポイントで刺激するのではなく、生殖腺全体をマッサージするイメージで、親指と中指、または人差し指でかかとを揉んでみましょう。

あわせて、土踏まずの人差し指側の境目あたりにある湧泉(ゆうせん)を親指で刺激します。

自律神経の安定に効果的なツボなので、生理痛の不調をやわらげてくれます。

 

まとめ

セルフケアで良くならないときは、整形外科でレントゲンを撮るなど検査のうえ治療しましょう

 

最近、足底筋膜炎朝起きたときに痛みがツライ人が増えています。

この場合、セルフケアで無闇にマッサージ(特に足の裏)すると逆効果になり注意が必要です。

日常的な体の不調がかかとにあらわれている場合には、かかとのマッサージとあわせて足裏や足首をほぐす事で、便秘解消や生理痛改善に役立ちます。

痛み方や、場所によって、対処の仕方が変わってくるので、セルフケアで様子を見て良くならない場合には、整形外科でレントゲンなどの検査を受けましょう。

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