子どもの咳は見ていてつらいですね。
けれども、積極的に薬で咳を止めない方がいいとも聞きます。
- 子どもの咳が止まらない時にどうしたら良い?
- 子どもの咳止めは使ったほうがいいの?
子どもの咳にまつわるギモンを解消して行きましょう。
咳止めシロップについてはこの記事で紹介しています。
子どもの咳が止まらない時どうしたら良い?
風邪症状の咳のとき
一般的な風邪症状で咳が出ているときには・・・
- 首の周りを温める
- 背中をさする
- マスクをさせる
- 湿度を保つ
- はちみつドリンクを飲ませる
- レンコンジュースを飲ませる
レンコンの絞り汁についての動画です。
子どもの咳は、”異物を外に出す”という役割を生かすために薬で強力に止めてしまわないのが基本です。
体力の消耗が心配されるなど、続いている咳を一時的にラクにするときに薬を使うイメージですね。
はちみつやレンコンの絞り汁を飲ませたり、首の周りを温めても咳が激しくでて、呼吸が苦しくなるようなら、病院で診察を受けましょう。
鼻水がひどとき
花粉症や、ハウスダストなどのアレルギー性鼻炎をもっていると、夜寝るときに咳がひどくなることが多いですね。
そんなときには、背中にバスタオルを畳んでいれるなどして、体に傾斜をつけると、ラクになります。
起きている間にも、鼻をすすらず静かに片方ずつかめるように教えて行きましょう。
ヒューヒュー音が鳴るとき
咳は止めない方がいい・・・とはいっても、ヒューヒューという息の通り道が狭められている時に出る音が聞こえるようなら、病院で喘息の治療が必要ないか診断を受けましょう。
発作に発展すると、緊急性が高い状態になるケースも心配されます。
アナフィラキシーショックの可能性があるとき
ナッツやそばなど、急激なアレルギー症状が起こる可能性があります。
こうした食べ物でアナフィラキシーショックを起こした場合、気管や口の中が腫れて、ひどい咳がでて呼吸が苦しくなり、緊急性の高い状態になりますから、すぐに病院に行かなければいけません。
アナフィラキシーショックのリスクがある場合には、エピペンを処方してもらい携帯しておきましょう。
止まらない子どもの咳
いきなり咳止めを使わないのはなぜ?
子どもは、大人よりも呼吸器が未成熟なため、異物がはいりやすいとも言えます。
このため、異物を排除する自然な反応として咳が出ている時に、咳を止めてしまうと、ウィルスを含む異物の排出が出来ず、呼吸器官の深い部分に感染を起こして重症化する事があるのです。
3週間をめやすに風邪以外の原因を考える
アレルギーや喘息、呼吸器の病気がある場合、マイコプラズマ感染症では、咳が長引く傾向があります。
いつもの風邪と違う咳、長引く咳の時には、病院で診察を受けましょう。
アレルギー性の場合には、体質改善と環境改善に取り組まなければ、咳を繰り返すことになります。
風邪症状の咳は1週間ほどで治まりますが、喉が敏感になっていて咳が出やすい状態が続くこともあります。
3週間を越えても咳の症状が治まらなければ、アレルギー、喘息、マイコプラズマ肺炎などの原因がないか診断を受けておきましょう。
まとめ
子どもの咳、湿度アップと飲み物の工夫で良くならなければ病院に行きましょう!
どんな体質なのかは、気になるときに病院で診察を受けておきましょう。
アレルギーなどは、お医者さんの指導のもと、処方された薬を使いながら体質改善していくことがポイントになります。
なんだか咳が続く・・・と放置していたら、咳喘息になることもありますから、市販薬に頼っている間にこじれてしまわないようにしていきたいですね。
病院で診断を受けていれば、吸入薬でラクになるケースには吸入薬、アレルギー性鼻炎が原因ならアレルギー性鼻炎の薬を使うなど、体質と原因にあった治療を受ける事が出来ますね。