卵巣機能が徐々に衰える更年期の
症状の1つに「強い眠気」があり
ます。
夜の睡眠をしっかりと取っている
のに、昼間にいきなりやってくる
眠気はホルモンバランスの乱れが
原因です。
ホルモンバランスの乱れにより、
自律神経が同時に上手く働かなく
なると体内時計が狂いを生じま
す。
この更年期の眠気にどう対処すべ
きか、今回は原因なども含めて解
説します。
辛い眠気はどうして更年期に現れるの?
更年期にさしかかると「夜眠れなく
なる」ことが多いのですが、中には
眠くて家事が出来なかったり外出先
や運転中に強い眠気が起きる事があ
ります。
通常は昼間には交換神経が優位にな
るので、脳は活発に働き夜は副交換
神経の働きでゆったりと眠りにつけ
ます。
ところが更年期の不調が強く、昼間
は疲れが出るために昼寝をしてしま
いがちです。
自律神経が乱れてしまう更年期に、
この癖をつけてしまうとますます
夜は眠れなくなり、昼間に眠気が
強く現れます。
昼間に眠くなったらどうする?
あまり無理に眠気を抑えてしまう
のも、リズムが狂ってしまいます
が長時間眠ると不眠に繋がります。
短時間の仮眠を取ってみたり、軽く
身体を動かして交換神経の働きを優
位にし気持ちをゆったりとさせまし
ょう。
脳の働きが、朝と夜逆転しているよう
であれば、昼間は身体を動かすことで
血行を促し脳を活発に働くようにしま
しょう。
ヨガやスポーツクラブに通うなど、昼
間の運動習慣をつけると次第に眠気が
改善されます。
毎日短時間で構いませんので、継続する
事により眠気も次第におさまっていきま
す。
睡眠の質を高くする習慣を!
更年期は体調自体が、若い頃と違い
眠気だけでなく頭痛やほてりなど、
色んな症状が現れてしまいます。
その為に、昼間は身体が重く覇気が
なくなっていきます。
夜も深い睡眠に入れないので、よけ
いに昼間の眠気が強くなります。
夜の睡眠の質を高めてぐっすりと眠
る事により、昼間は身体が軽くなり
活発に動けるようになります。
夜の睡眠が浅いと、余計に昼間に眠気
が強くなるので、夜にしっかり眠れる
ようにしておきます。
寝る前にスマホやパソコンは休み、ス
トレッチやアロマテラピーで眠りに入
れるように心掛けます。
寝る前にリラックスすることで、朝まで
ぐっすりと眠れます。
食事のバランスを考え直してみる
加齢によるホルモンバランスの乱れは、
生活習慣の質でも起きます。
特に今まで以上に、食事については考
えていくべき時期に入っています。
早くから生活習慣の改善をしている女
性の方が、この眠気を含む更年期症状
は軽いとも言われます。
眠気があらわれてからでも遅くはない
ので、早くに食事を含む生活習慣の改
善をしていきましょう。
サプリで改善できる?
更年期のゆらぎに適したサプリも
たくさん出ています。
少しでも調子を上げるために、サ
プリを利用するのも方法です。
あまりに強く症状がでるようであれ
ば、婦人科で相談し適したサプリを
紹介してもらったり、場合によって
はホルモン治療を受けることで改善
する事もできます。
更年期かな?と感じたら
先ずは自分が更年期に入った事を
自覚しましょう。
誰もが更年期を迎えるので、抗うよ
りも受け入れて自分と向き合う気持
ちを徐々に持つようにします。
他人と比べるより、自分の症状を受け
入れて無理をしないリズムを作ること
が大切です。
あまり神経質に眠りをずらしたり「寝れ
ば楽になるから」と昼間に眠りすぎると、
症状は強くなっていきます。
生活リズムを新しく作っていくぐらい
の気持ちになると案外と楽になるもの
ですよ。
まとめ
眠気が強い更年期障害は、生活の質を
下げてしまいます。
運動が嫌い、苦手な気持ちも分かりま
すが、それではエネルギーも燃焼され
ずに肥満や生活習慣病リスクを高くし
てしまうこともあるので「これを機会
に更年期と歩む」気持ちを持っていき
ましょう。