急性咽頭炎は、風邪症状で良く経験する喉の痛みですね。
アデノウィルスや、コクサッキーウィルス、インフルエンザなどの感染症が原因で、喉が腫れて唾を飲むのも痛くなります。
急性咽頭炎の時には喉がつらくてまいります。
わたしの旦那さんが経験した、急性咽頭炎治療の失敗を交えながら、急性咽頭炎の原因と対策についてお話していきますね。
喉が痛くてご飯が食べられない!
去年の10月、「ご飯が食べられ無いほど喉が痛い。麺類にしてよ。」
旦那さんにそう言われて、うどん、パスタ、そうめん、豆腐などのメニューに切り替えて食事を出しました。
熱はあまり高く無かったので、ちょっとした風邪だと思っていました。
2日ほどして悪化!水も飲めない
良くなるどころかつらさは増すばかり・・・。
高熱ならば思い切って仕事を休んで病院に行くところですが、喉の痛みの割に、熱がそれほど高く無かったんです。
そこでのどスプレーでごまかしながら仕事をこなしていました。
2日目にはギブアップして、耳鼻咽喉科医院を受診しました。
のどスプレーは使い方に注意!
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/nn_s/img/thum03.jpg
のどを殺菌してくれる『のどぬーるスプレー』は、急性咽頭炎ののどの痛みをラクにしてくれます。
使用説明書を見ると、
”1日数回、適量を患部に噴射してください”と書かれています。
旦那さんったら、のどのつらさに耐えられず10回以上は使ったというのです!
「そんなもん、のどぬーるにかぶれた状態になっちゃうんじゃないか」とあきれた次第です。
耳鼻科で手術をほのめかされ驚かされる・・・
耳鼻科での診断は、『急性咽頭炎』。
病院にかかったときには、熱は37.8℃、水を飲み込むことが出来ずのどが狭まるほど咽頭が腫れていました。
ドクターのお話では・・・
「ヨード液の刺激で炎症が進んで悪化している。手術で切っちゃいますか?」
簡単にいってくれます。
なんとか、切らずに済むようお願いして、点滴とのどに直接噴霧する薬(病院で)などで治療を行い、2日後に水が飲めるまでに回復しました。
急性咽頭炎を悪化させる原因
のどへの刺激物には要注意
のどが痛いときに香辛料は控えるでしょうが、レモンやしょうがを飲んだり、うがい薬を使う人は多いのではないでしょうか。
急性咽頭炎は、リンパ組織が集まっている咽頭部分が炎症を起こしていて、ひどい場合には組織が傷ついた状態になっています。
擦り傷にレモン汁やしょうがをすり込んだらひりひりしますよね。
旦那さんは、傷ついた粘膜をいじめるような事をしていたので、炎症がひどくなってしまったのでした。
もちろん乾燥対策も必要です。
栄養不足が粘膜の回復を遅らせる
のどが痛いと食事が満足に食べられなくなります。
水も飲めない状態になると、免疫力を支えるこうした栄養素が不足して回復が遅れてしまいます。
そうなる前に、病院にかかる、痛み止めで対処して食事をしっかり摂る事がポイントです。
オススメの養生食
温泉たまご、しょうがくず湯(ぴりぴりしない程度で)、にんじんやかぼちゃのスープ
まとめ
急性咽頭炎はのどの炎症を早く抑えるのが勝負!
アデノウィルスや、コクサッキーウィルス、インフルエンザウィルスなどの感染症だとハッキリしている場合には、ウィルスに対応した抗生剤で悪化を防ぐことが出来ます。
風邪ぐらいで・・・と安易にあしらって、うちの旦那さんの様になっては大変です。
- 保湿
- 粘膜への刺激は控える
- のどぬーるは回数をまもり、炎症が強い時には使わない
- 必要な栄養が摂れるようにする
- 悪化する前に耳鼻咽喉科を受診!
早めの対策で、苦痛を出来るだけ軽くしたいですね。