耳の後ろにしこりが出来て痛むと、悪い病気じゃないかと不安になりますね。
でも、安心してください!
耳のまわりにできるしこりは、ほとんど良性のものです。
わたしが先日出来たのは、耳の後ろを押さえると痛い絞ると膿のようなモノが出てびっくり!
でも、これはよくあることなんですって。
そのとき調べた、耳の後ろのしこりが気になる時のことをまとめていきましょう。
耳の後ろのしこりから何か出た!
アテローム(粉瘤)
耳の周りに出来ていたのは、アテローム・粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれるモノでした。
耳の後ろのところに出来た巨大ニキビといったイメージです。
触ると痛いけれど、なにかの拍子に中身が出てくると、膿の様なものや脂肪のかたまりが出てきます。
つぶれたときには、普通のニキビをつぶしたときの何倍もの内容物に驚きましたが、心配ないようです。
アテロームの原因
摩擦や汚れなど刺激を受けると出来やすい様です。
アテロームは、皮膚が袋状の構造を作ることででき、へそと呼ばれるポツンとした針で刺したような目が出来ています。
巨大ニキビといった感じに、膨らんで行きます。
袋状になった内側で、他の部分と同じように老廃物を出していますから、自然にはがれ落ちずに袋の中にたまっていくのです。
アテロームの治療
根治させるためには、皮膚科で切開して、袋を切除してもらうことが必要です。
耳の後ろに出来ているけれども耳鼻科より、皮膚科にかかった方が良いんですね。
皮膚科では、炎症の具合によって袋を切除するところまでやってしまうか判断します。
リンパ節炎でもしこりが出来る
リンパ節炎
耳の後ろにはたくさんのリンパ節が集まっています。
風邪や、傷からバイ菌が入ったなど、白血球が活躍するような状態になると、リンパ節が腫れます。
蓄膿症や、虫歯になっているなど、耳そのものに異常が無いときでも、耳の後ろが腫れることがあるので、注意が必要です。
耳の後ろがなんだか痛いと思ったら、リンパ節炎を起こしていて、蓄膿症(副鼻腔炎)が原因だったなんていう場合もあるのです。
リンパ節炎の対処法
風邪などで、細菌感染でリンパ節が腫れている場合には、風邪を治すことがリンパ節の腫れを鎮める方法になります。
- 休息をしっかりとる
- 食欲がなくても食事をする
- 水分をしっかりとる
風邪の対処方法と同じ感じになります。
体の免疫力アップには、睡眠、・休息、栄養補給、水分補給が必要ですから、耳の後ろが痛い時にはこのポイントを押さえておきましょう。
白血球の活動が鎮まるとともに、リンパ節の腫れも落ち着いていきます。
長引くようなら、耳鼻科や内科、お子さんなら小児科を受診しましょう。
おたふく風邪でも耳の後ろが腫れる?
大人はおたふく風邪の免疫抗体を持っていることが多いですが、子どもの場合には、もっていないので、おたふく風邪が疑われます。
耳の後ろや頬の下からあごにかけて腫れますが、”おたふく”という名前に頬が腫れると言う印象がありますが、リンパが腫れる症状です。
耳の後ろの骨のところが盛り上がるように腫れることがあります。
まとめ
粉瘤は皮膚科、リンパ節炎は耳鼻科・内科、子どもの場合は小児科に!
耳の後ろのしこりや腫れといっても、粉瘤は皮膚科、リンパ節炎なら耳鼻科や内科と受診科が変わってくるんですね。
粉瘤が繰り返す場合には、手術をして袋をとってしまった方がいいという事ですから、やはり皮膚科にかかるのがいいでしょう。
リンパ節炎の場合には、感染症を早く鎮めることがポイントになってきますから、しっかり休息と栄養を摂ること、水分をこまめに飲むようにすることが大切です。
風邪以外にも、傷からバイ菌が入って白血球の活動が活発になっていても、耳の後ろのリンパ節が腫れることがあります。