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みぞおちを押すと痛い!治すのに知っておきたいことって?

みぞおちを押すと痛いのは当たり前なのでしょうか?

神経が集まっていて、みぞおちは急所として知られています。

それだけに、押し方によっては異常が無くても痛みを感じることがありますが、病気のサインになっている痛みには適切に対処したいですね。

みぞおちを押すと痛いときに気をつけたいポイントと、対処法をまとめていきましょう。

 

みぞおちを押して痛い病気とは?

押して痛みを感じるので気になると思っていたら、ちょくちょく痛みが気になるようになってくるというのは、内臓疾患などのサインかもしれません。

 

急性すい炎・慢性すい炎

<こんな人は注意!>

  • 右上腹部から背中にかけての痛みがある
  • 暴飲暴食しがち
  • 揚げ物・脂肪分が多い食生活
  • アルコールをよく飲む

すい臓は糖の代謝など体にとって重要な仕事をしています。

強力な消化酵素を出して取り入れた栄養素を吸収しやすくしているのです。

けれども、アルコールの飲み過ぎ、胆石で消化酵素を含むすい液が停滞してしまう事ですい臓自身に影響を与えて、組織が壊れてしまうのです。

急性すい炎の場合には、アルコールの飲み過ぎなど暴飲暴食の反動で一気に症状が進み、激痛が起こります。

慢性すい炎の場合には、すこしずつダメージが蓄積して機能が低下していき、痛みがでてきます。

脂肪分の多い食事の後やアルコールを飲んだ後に痛みが強くなる場合が多いです。

 

急性すい炎の怖さがわかる動画です

https://www.youtube.com/watch?v=e6mVzDle-30

 

十二指腸潰瘍

<こんな人は注意!>

  • 空腹になると痛み、食べると痛みがやわらぐ
  • ストレスを感じやすく細やかなタイプである
  • タバコをよく吸う
  • いつも食べ過ぎ傾向

胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍は、ピロリ菌を持っているとリスクが高いと言われています。

40歳代で半数、60歳以上では7割が保菌していますから、タバコやお酒をのむ、食べ過ぎ傾向でストレスを抱えているという場合には注意が必要です。

みぞおちは神経が集まっているので、強く押すと病気でなくても軽い痛みを感じますが、キリキリと痛む、空腹の時に傷むという場合には、十二指腸潰瘍かもしれません。

頻繁に気になるほどの痛みを感じたり、胸焼けする、貧血症状、便の色が黒い場合には、消化器科で検査を受けましょう。

 

胆石・胆のう炎

<こんな人は注意!>

  • 右上腹部から背中や腰に痛みを感じる
  • 吐き気、尿の色が濃いなどきになる
  • 差し込む様に痛む事がある
  • 脂肪分の多い食事やアルコールを良く摂る

胆のう炎は、胆石で胆汁が滞って起こるケースと、細菌感染が原因のケースがあります。

胆石症から胆のう炎になることが多く、キリキリと差し込む様な痛みで病院にかかったら、胆石・胆のう炎が見つかると言うことが多いですね。

上腹部に違和感を感じやすいので、みぞおちを押すと痛いと感じるのです。

症状が軽い場合には、食事療法を中心に治療しますが、胆石を衝撃で細かくして排泄しやすいようにする方法がとられることもあります。

病院での治療が必要です。

 

胃潰瘍・胃がん

<こんな人は注意!>

  • 飲み過ぎ食べ過ぎになりがち
  • タバコを吸う
  • みぞおちを押すと硬い感じがする
  • 胸焼けや胃痛を感じる事が多い
  • 細かい事が気になりストレスを受けやすい

働き盛りのビジネスパーソンにバッチリ当てはまってしまうので、40歳からは胃カメラなどでチェックしておきたいところですね。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんの9割からピロリ菌が見つかっていますから、除菌しておくと予防効果があります。

みぞおちを押して痛いだけでなく、胃にしこりのような硬くなっていると感じる事もあります。

スキルス性胃がんの場合、押して固さを感じることが多いので、食欲がなく体重が減少する場合には、検査を受けておきましょう。

 

心筋梗塞

<こんな人は注意!>

  • 胸やみぞおちを圧迫されるような痛みを感じる
  • 背中や左肩に痛みを感じる
  • 高血圧や高脂血症を指摘されたことがある
  • ストレスを強く受ける生活をしている

心筋梗塞を発症しているときには、一刻を争う場合がほとんどですが、初期症状として、みぞおちの痛みや左肩の痛みを感じます。

みぞおちや左肩、背中が痛む時に、心筋梗塞の疑いがあると知っておけば、すぐに救急車を手配する事が出来ますね。

中高年の肥満気味で高血圧や高脂血症がある人がかかりやすい病気というイメージがあるかもしれませんが、若い年代で発症する人も増えていますから注意が必要です。

人と競うことを好む、完璧主義などの性格が影響することが知られていますし、働き盛りのビジネスパーソンなど、30代で発症する事も多いのです。

 

まとめ

みぞおちを押して痛いとき、すぐに病院にかかった方が良い病気のケースがある!

 

みぞおちを押して痛いとき、ほとんどは胃が疲れている、疲労がたまっているサインですが、痛みが強い場合や、押さなくても痛む時には内臓の病気がかくれている事があります。

すい臓や十二指腸、胃など、痛みを感じる異常が、命に関わる病気の発見につながることがあるので、気になる場合には病院で検査を受けておいた方が良いですね。

とくに心筋梗塞には要注意です!

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