寝起きのトラブルは「起きると体の
どこかが痛い」というもの。
これは睡眠の質にも深く関わってい
るので「しっかりと眠ることができ
ていない」ことによって体が緊張し
て痛みが起こっています。
寝起きに背中が痛むのも、就寝中の
体の緊張によるものなのですが、そ
の他にも内臓の疾患が問題になり起
こっている事もあります。
毎回のように背中が痛くなると、し
っかり眠ることができなくなり、い
つも背中が痛いようになってしまい
ます。
背中が痛くて朝起きるのがつらい・
今日も背中が痛むかと思うと憂鬱に
なると感じている人のために、今回
は寝起きの背中の痛みについてまと
めます。
朝どうして背中が痛くなってしまうのか
背中の痛みの原因には色んなものが
ありますが、特に寝起きに背中が痛
いと感じる人は、眠っている時間も
体が緊張状態にあるために、深い睡
眠をとれていません。
これでは精神的にも良くありません
し、背中の痛みがとれてもストレス
を抱えたままで過ごさなくてはなら
なくなります。
また慢性的なものだと、放置したこと
によって「いつもとは違う背中の痛み」
を見逃し大変なことになる事もあるので
す。
寝る姿勢に問題がある
仕事でパソコンを使っている人や、
スマホやゲームを日常的に使ってい
る人、日中の姿勢が猫背になりがち
です。
そのことから姿勢が悪く、体がいつ
も緊張した状態にあります。
猫背になっていることが多く、その
姿勢のままに筋肉が記憶されてい
ますので眠っていても筋肉が緊張
したままで疲れがとれません。
体が就寝中も緊張していることか
ら、寝起きには背中が痛むように
なってしまうのです。
寝具に問題がある
姿勢もそうですが、寝具が体にあっ
ていないことでより体が緊張してし
まい痛みが起きてしまうことも考
えられます。
特に枕と敷布団は自分の体にあった
ものを選ばないと背中を緊張させて
しまい、寝起きに背中が痛くなりま
す。
体が沈むようなやわらかな布団や、
枕の高さがあっていないことで首が
不安定になってしまい、背中が緊
張したまま眠っているので寝起き
に痛みがあらわれます。
内臓疾患を抱えている
就寝中には、内臓の働きも一時的に
休んでいます。
目覚めとともに、じんわりと回復
していきますが、暴飲暴食、高血圧
によって血行が悪くなっていたり、
消化が上手く働いていないために
背中が痛むことがあります。
内臓は筋肉でできていますから、
働きが悪くなるとその周辺の筋肉
や神経などに痛みを起こすように
なります。
食事時間が遅く消化が上手くいっていない
前日に遅くまで飲酒をしたり、食事
の時間が遅く十分な消化が終わらな
いうちに眠りについてしまうと胃腸
の働きが悪くなり、寝起きに背中が
痛くなってしまうこともあります。
寝返りを打っていない
人間は疲れてしまったり、体が緊張し
ている状態になると就寝中には、体の
筋肉が硬直して寝返りを打てなくなっ
てしまいます。
健康な人は自然に寝返りをしているの
ですが、ストレスが溜まりすぎたり寝
具があっていないと寝返りを打つこと
がなく同じ姿勢で眠ってしまうので背
中が疲れて寝起きに痛くなります。
寝起きに背中が痛まないようにはどうすればいいの?
毎日や1週間に何回も背中が痛む
と日常生活にも支障がでるので、
さっさと解決した方が精神的にも
気楽になります。
日常的な姿勢を改善する
就寝中には、自分ではどうするこ
ともできませんので、日常的に自
分の姿勢が乱れているのであれば
、まずはそれを改善しましょう。
パソコン業務であれば、適度な時
間で一度デスクを離れて首から肩
をしっかり伸ばしたり、背伸びを
して背中の緊張をほぐしてあげま
しょう。
就寝前には軽いストレッチをする
日中に疲れをほぐしても、就寝前に
はそれが戻ってしまっているので、
就寝前のストレッチで背中をリラ
ックスされてあげましょう。
就寝前のストレッチは、激しいもの
ではなく体をリラックスさせる目的
で行いますので力を入れずに気楽に
行うようにしましょう。
寝具の見直しをしてみる
敷布団はもちろんですが、枕が合わ
ない事で上半身が緊張してしまい、
翌日に背中が痛むことはよくありま
す。
ストレートネックの人は、通常の枕
では眠りにくかったりするので、バ
スタオル枕を作って試してみるのも
良いでしょう。
自分がぐっすり眠る事ができる状態
にすることが大切です。
寝返りが打てるようにしてみる
枕が自分に合っていないと、寝返り
を上手く打てなくなるので深い睡眠
をとれなくなります。
そうなると眠っていてもストレスを
感じるようになり、体が緊張して背
中の筋肉が固まってしまい寝起きに
痛みが起こりやすいのです。
寝具の中でも、枕が自分に合わない
事が大きな原因になっていますので、
1日の疲れをしっかり取るためにも
枕の見直しをしてみてはどうでしょ
うか。
寝起きで背中が痛いのがとれない時にはどこで診察を受ければいいの
寝起きの背中の痛みは、急性期か慢性
期かによっても異なるのですが、我慢
できないほどの強い痛みを感じたり、
なにをやっても症状が改善しない、
悪化している場合や、背中以外にも
痛みが広がったような場合総合病院
で検査を受けるようにしましょう。
問題なかった場合、ひどい症状でない
場合は、整骨院や整体院などで骨格を
矯正することで改善することもありま
す。
ただ整体などは、一時的な改善のため
に自分でケアをしないと戻ってしまう
ことがあります。
整体で治るようであれば、筋肉や骨格に
問題がありますので毎日の生活のなかで
改善していくのが一番効果的です。
寝起きで背中が痛んだらやってみたいこと
寝起きは体の筋肉が固まっています
のでまずは布団の上で全身をしっか
り伸ばすストレッチをしましょう。
3回くらいやったらしばらく布団の
上でリラックスします。
そのあとには体をゆっくり目覚め
させていきます。
首のストレッチ
背中の痛みを和らげるためには、肩
甲骨と稼働がつながる首から順にし
かりほぐします。
タオルか、ゴムベルトを使って首を
しっかり伸ばしてあげます。
首の後ろにタオルをかけたら、タオ
ルは前にひっぱり首は後ろに倒しま
す。
ゴムベルトの方が首には負担が少な
いのでスポーツ店で購入すると良い
でしょう。
もちろんタオルでも行えますので、
やわらかいタオルをつかってしっ
かり伸ばします。
伸ばしたあとは首を軽く回します
が、肩に力が入らないように注意
してください。
背中のストレッチ①
手を後ろに組んで、肩甲骨を引き寄
せます。
3秒を3回やってみましょう。
そのあとには今度は、手を前に組ん
で背中を丸くし、筋肉を緩めてあげ
ます。
こうすることで筋肉は動いて緩みま
すので、痛みも軽くなりやわらかく
なっていきます。
背中のストレッチ②
四つん這いになったら、おへそを見
ながら背中を丸くしていきます。
この時には息は吐いてください。
お腹が背中に吸い込まれるようなイ
メージで首や肩の力は抜くのがポイ
ントです。
今度は息を吸いながら顔を天井に向
かって伸びるように背中を伸ばしま
す。
この時も体の力は抜いて呼吸は深く
しっかり全身を通るように意識しま
しょう。
最後にお尻を後ろに引いて手は前に
伸ばします。
リラックスして全身の力を抜いて終了。
まとめ
寝起きから背中がいたいと、1日の
始まりだというのに憂鬱に過ごさな
くてはなりませんね。
寝具を見直したり、生活習慣をちょっ
と考えたり、軽いストレッチでリラッ
クスすることによって寝起きも快適に
なります。
少しの工夫で毎日が楽しくなるので今
日から実践してみましょう。