妊娠後期は、ホルモンの働きと、大きくなった子宮が直腸を圧迫することで便秘になりやすくなります。
7割くらいの妊婦さんが、便秘になるほどです。
お腹をマッサージしたくても出来ませんし、放っておくと腸の中にとどまる時間が長くなってカチカチ便になってますます出にくくなってしまいます。
妊娠後期の便秘対策で、重苦しい便秘を乗り切りましょう。
妊婦さんのための便秘の対策方法とについてまとめていきます。
妊娠後期の便秘対策~試したい方法はコレ!
妊娠後期の便秘の原因
- 『弛緩性(しかんせい)便秘』:便を押し出す力が弱まる事で起きる便秘、ホルモンの働きも影響している
- 『直腸性便秘』:直腸が押されて便が通りにくくなる事で起きる便秘
食事の内容を見直す
食事の内容を見直して便の軟らかさを保つ事がとても大切なことがわかりますね。
妊娠すると食べ物の好みが偏ったり、食事の量が少なくなることもあるので、便の水分を保ってくれる食品を意識してとりいれましょう。
便秘解消に役立つ食べ物としては、こんにゃくや海藻が向いています。
水溶性食物繊維が豊富だと、便の軟らかさを保つのに良いのです。
便の軟らかさを保つには、リンゴのペクチンも有効です。
食物繊維の多い食べ物と言えば、いも類やマメ、根菜を考えるところですが、食べ過ぎるとガスがたまりやすくなったり、便を押し出す力に負担が大きくなる事があるので、水溶性食物繊維を取り入れましょう。
便の通りをよくするオリーブオイルもオススメです。
適度な運動をする
ウォーキングやマタニティースイミング、ヨガなど体を動かすと、腸や骨盤に刺激が伝わりますし、筋力を維持することが出来るので、便秘対策になります。
昔の人は、トイレ掃除をすると安産になるといったモノですが、四つん這いの拭き掃除も背筋を使った良い運動になります。
体を温める
- 湯船に浸かってリラックスする
- 生姜湯やルイボスティーなど温かい飲み物を飲む
- 首、手首、足首を冷やさない
体に冷えがあると腸の動きが鈍ってしまいます。
体を温める習慣を取り入れて、腸の働きを活性化しましょう。
決まった時間にトイレに行く
便意が出やすいのは、朝食あとの時間です。
朝、起きてすぐに冷たい牛乳やミネラル分の多い『硬水』を飲むと、便意が出やすくなります。
朝は慌ただしくて時間が取れないなら、夕食あとでもかまわないので、ゆったりとした気持ちでトイレに入る時間を習慣にしてみましょう。
まとめ
こんにゃく・海藻・リンゴを食事にとりいれたり、適度に体を動かすことが妊娠後期の便秘解消に役立ちます
イキむのを怖がって便がたまりがちになると、便が硬くなって益々出にくくなってしまいます。
おやつにこんにゃくゼリーやリンゴをとりいれたり、普段の食事と適度な運動で、便秘がひどくならないうちに対策してみましょう。