妊娠中は気軽に薬を飲むことが出来ないので、体調管理には気を使いますね。
咳がひどいと、赤ちゃんに影響が出ないかと不安になります。
咳は異物を体から排出しようとする働きがあるので、必要な咳もあります。
神経質になりすぎず・・・かといってひどくなると体力を消耗したり、お腹に響きそうで怖い・・・
こんな心配を解消するにはどうしたらいいかをまとめていきましょう。
薬を飲まずに咳を止める方法は?
マスクをつけて乾燥からのどを守る
普通のマスクだけでも、口や鼻の周りの湿度を上げる事が出来ますが、濡れマスクを使うとより効果的です。
咳が出るときには、のどの乾燥が刺激感を強めるので、予防として普段からマスクをつけるのもオススメです。
のどの乾燥対策は、咳対策、風邪対策の基本ですよ。
レンコンと梨のジュースを飲む
レンコンと梨はのどの炎症を取るのに役立つ食材です。
おばあちゃんの知恵袋的な咳止めとして受け継がれているものなので、薬を使いたくない時の咳止めドリンクとしてオススメです。
ミキサーがあれば、レンコン3~4㎝と梨1個を一口大に刻んで50CCほどの水と一緒にミキサーにかけます。
そのままでもOKですが、飲みにくければガーゼでこしたものを飲みます。
温かい黒豆茶を飲む
黒豆茶のポリフェノールが、のどの炎症を抑えるといわれています。
ティーバッグになっている黒豆茶を熱湯と一緒にポットに入れておくと、煮だしたようになって濃い黒豆茶が簡単に作れます。
黒豆から作る場合には、油をひかないフライパンや、直火OKの土鍋などでゆっくり皮にヒビが入るくらい煎りつけて煮出します。
もちろん、ポットに熱湯と入れる、炊飯器にマメと水を入れて加熱する方法なら、吹きこぼす心配なく加熱できて便利です。
温かい飲み物をゆっくり飲むことが、のどに潤いを与えて咳の息苦しさをラクにしてくれます。
ノンカフェインの手持ちの温かいお茶を利用するのも可です。
黒豆茶の入れ方の動画を紹介します!
スカーフを巻いてのどを温める
のどの健康を守る基本は、冷やさない事がポイントです。
- 首から胸元にかけて大きく開いたデザインのファッションを避ける
- スカーフやストールで首をカバーする
- ハイネックのデザインを選ぶ
のどを温めるて血行を良くすると、のどのいがらっぽさを回復させるのに役立ちます。
咳が止まらないとベビーに影響があるの?
妊娠中は咳が出やすくなる?
妊娠中は、つわりの影響、のど粘膜の充血のしやすさから、咳が出やすくなる事があります。
マスクや加湿でのどの潤いを保つ事や、冷たい空気をいきなり吸い込まないようにするといった自衛が大切です。
咳がひどくなると腹筋が強く刺激されるので、切迫流産の時は注意が必要です。
臨月では早産のリスクが高くなりますから、のどを大切にしたいですね。
酸欠になる激しい咳は要注意!
咳がひどいと酸欠状態を招いてベビーにも良くありません。
ひどい咳は肋骨にヒビが入る事もあるほど、体に負担がかかるものですから、初期症状で抑える、予防することがポイントです。
予防と治療のバランスがポイント
もし、ねむれない咳が続く、顔が真っ赤になるほどの咳が続く場合には病院で治療を受けましょう。
薬を飲みたくない・・・とはいっても、病院では、赤ちゃんへのリスクのない薬を選んで処方してくれます。
ガマンして風邪症状が悪化する事も心配ですし、アレルギーなど原因を取り除くことでラクになることもあります。
診察を受けて、赤ちゃんの発育に問題が出ない治療を受けましょう。
ちょっと心配・・・咳で尿漏れ
妊娠中の咳での悩み・・・実は尿漏れした事があるけど大丈夫?っていうこともあります。
妊娠すると子宮の重みで膀胱が押されて尿をためる量が少なくなったり、出産後には骨盤底筋が弱くなって尿漏れが起こるのは良くある事。
尿取りパッドやナプキンで対処している先輩妊婦さんも多いです。
骨盤底筋を鍛える産後のエクササイズで元に戻せる事が多いので心配はいりません。
まとめ
妊婦さんの咳は予防第一!ひどいときには早めに病院にかかりましょう!
薬を使わずになんとかしたいと思う妊婦さんが多いですが、激しい咳で赤ちゃんの酸欠が心配されるときや、1週間以上風邪症状が続く時は病院にかかりましょう。
予防には、ビタミンC、たんぱく質を十分に食事で摂る事、休息を取ることが大事です。
赤ちゃんのためも、良い生活習慣を普段からしておきたいですね。