飲み込むと喉が痛い、違和感があると言うときには、「喉に腫瘍が出来ていたら?」と不安になってしまいますね。
風邪症状がなく、喉の痛みや違和感がを感じるとかえって心配です。
食べ物を飲み込むと痛い、引っかかる感じがするというのは、デキモノや腫れがあるからではと考えてしまいます。
わたしも、先日、なんだか喉が詰まる感じや、飲み込む時に痛みがある感じが1週間ほど続いたときには、思わず、喉頭がんについて調べてしまいました。
もちろん、診断は検査のうえドクターが下すものですが、どんな病気なのか予備知識を知っておけば早期発見につながります。
喉頭がんについてまとめていきましょう。
喉咽頭がんは飲み込むと痛いのか?
痛みを感じないケース
喉は、鼻の奥の方を上咽頭、喉ちんこが見える口蓋周辺を含む中咽頭、さらに奥の、声門を含む下咽頭の3つにわけて呼ばれます。
このうち、上咽頭がんの場合には鼻の奥から喉の間に腫瘍が出来るので、痛みや喉のつまりといった感覚は感じないことが多くなっています。
違和感を感じるケース
飲み込む時に違和感を感じやすいのは、中咽頭がん、下咽頭がんです。
この場合にも、初期症状は、痛みと言うよりも、引っかかる感じや、違和感と表現する患者さんが多いようです。
ハッキリと飲み込む時に痛いと感じるケースは少ないようですが、腫瘍の場所や大きさによっては圧迫感や痛みを感じます。
潰瘍型の腫瘍の時には焼ける様な痛みを感じることもあります。
咽頭がんで痛みを感じる場合には、長期にわたって違和感が続いて、次第に痛みや飲み込みにくさが増していきます。
気になるときには、病院で診断を受けましょう。
飲み込みに違和感を感じるとき
下咽頭がん
下咽頭がんは、飲み込みに違和感を感じることが多く、声門に近いところなため、声がれがおきやすくなります。
風邪でもないのに、慢性的に声がれや喉のつまりを繰り返している、その上、リンパにしこりが出てくる、耳の奥が詰まった感じや痛みを感じる、奥歯に違和感を感じるなど、喉意外の部分にも症状を感じることがあります。
飲み込みの違和感に加えてこうした自覚症状を感じる場合には、検査を受けておいた方が良いでしょう。
喉頭がん
喉頭は、下咽頭の前面のど仏の周辺のあたりをさします。
声帯にがんが出来れば声門がんと呼ばれます。
奥の方に出来た場合には自覚症状が出にくいので注意が必要ですが、声門上部に出来た場合には、痛みや声がれなどおきやすく、気付きやすいがんです。
中咽頭がん
中咽頭がんは、飲み込みに違和感を感じたり、しみたりする感じがあります。
進行すると、喉の痛みや飲み込みにくさを感じるようになって行きます。
がん以外の病気は?
甲状腺の病気やストレスによっても、飲み込みに違和感を感じることがあります。
特にストレス性の喉の症状は、検査結果に表れにくく、本人は違和感が気になって苦しいのに、”精神的なもの”として片付けられて、本当に大丈夫なのかと不安になるケースが多いのです。
がんではないとハッキリさせる事で、気持ちがラクになり、自然に回復することもありますから、やはり病院でハッキリさせるのが一番でしょう。
喉頭・咽頭がんの高リスク要素
- 喫煙
- 飲酒
- 喉の酷使
- 食べ物からの刺激も一因になりうる
やはり喫煙と過度の飲酒は、喉頭・咽頭がんのリスクを高めます。
心あたりのある方は、要注意です。
喉のがんを早期発見する検査
まとめ
風邪ではない痛みがしつこく続く、首のリンパにしこりが気になるときには病院で検査を受けましょう!
発熱を伴って、急激に喉が痛いという場合には、感染症が疑われます。
けれども、何ヶ月にもわたって違和感が続いて痛みが出てくるといった場合には、喉頭・咽頭がんの可能性がないか調べておくのは大事です。
また、心因性で喉の痛みや違和感が出ることもありますから、不安なままでいるといつまでも気になってしまいます。
面倒がらずに、病院で診断を受けましょう。