便は健康のバロメーターとも言われ、
毎日の排便が正常である事が健康の
証しとされています。
体調により便の固さや回数は異なり
ますが、お腹がゆるい日が続くと
心配ですね。
どうしてお腹がゆるくなるのでしょうか、
その原因をまとめました。
下痢や軟便になる原因とは
理想的な便は、水分を70%から80%含む
「バナナ」のようなものです。
それ以上の柔らかい便は、軟便といい
水分のような状態を下痢便と呼んでいます。
蠕動運動の異常
健康な腸は、栄養や水分を吸収しな
がら蠕動運動を繰り返します。
残りかすが便となり肛門から出てい
きますが、何かが原因で蠕動運動が
活発になると水分吸収が上手くいかず
食物が腸内を早くに通過してしまいます。
そうなると便に水分が吸収されなく
なり便秘になります。
反対に腸の水分を吸収する力が弱かっ
たり、通常より水分を多く吸収すると
軟便や下痢便になるのです。
下痢にも種類があります
急性下痢
急にお腹が痛くなり、軟便や下痢便に
なるのが急性下痢と呼ばれるものです。
お腹が冷えたり、冷たいものを食べ
たり飲んだりすると起こりやすくな
りますね。
ノロウィルスやロタウィルス等の
ウィルスが原因の下痢も急性の
下痢です。
発熱や嘔吐があり、脱水症状を
起こしやすいので早急に病院で
治療を行いましょう。
慢性下痢
毎日のようにお腹がゆるく、症状が
長く続きます。
感染が原因ではなく、ストレスに
よる「過敏性腸症候群」が原因と
言われています。
胃腸はストレスを受けると、食欲
不振や痛みを感じやすい器官です。
入学試験や国家試験のような人生の
節目の緊張や、
大切なクライアントとの商談前に
急にお腹がゆるくなる人は
「過敏性腸症候群」
だと言えるでしょう。
過敏性腸症候群とは

http://www.sakurakouen.com/025/031ibs/
急な腹痛や下痢を起こす事が慢性化
している人。
通勤や通学中に急にお腹がゆるくなる
人が最近は増えています。
外出すると急にお腹が痛くなったり
ゴロゴロするようになると、日常
生活に支障が出てしまい仕事にも
影響が表れます。
中にはガスが溜まり張った感じを
1日中感じる人もいますが、
下痢や便秘を繰り返したり下痢が
続く人、便秘が酷くなる人もいます。
ストレスが腸に影響を与える!
過敏性腸症候群の主な原因はストレスです。
脳と腸は密接な関係にあり、ストレスを
感じると腸から「セトロニン」物質が
分泌されます。
これが過剰になると、お腹がゆるく
なり下痢や腹痛を起こしてしまいます。
お腹の調子が悪く更にストレスを
感じると悪循環です。
精神的なストレスだけでなく、食事や
身体的な疲労もお腹の調子を崩す原因
になります。
適度に身体を休めてストレスを溜めない
ようにしたり、生活習慣を見直すなど
予防をしていきましょう。
腹痛と下痢が同時にきたら
お腹がゆるいだけでなく、激しい腹痛が
くると辛いものです。
下痢止めを飲む前に、お腹がゆるく
なっている原因に心当たりがないか
考えましょう。
食べ過ぎや飲みすぎ、お腹を冷やして
いないかなど思い当たるなら整腸剤や
下痢止めを飲んでお腹を温めます。
暫くは消化の良い食事を取ることと、
半日は胃腸を休ませてあげてください。
水分は白湯等をゆっくりとたっぷり
飲むようにします。
冷たいものは、さらに下痢を酷くする
ので控えること。
嘔吐のある下痢や軟便の場合
嘔吐と下痢の症状は過敏性腸症候群や
食中毒、ウィルス感染が考えられます。
何か下痢の原因になる食べ物がある、
何回もトイレに駆け込むような場合
には医療機関を受診しましょう。
嘔吐のある期間は食事を控えて水分を
補給します。
徐々に身体も回復すれば食事も食べ
られるようになります。
まとめ
お腹の調子が何時もより悪かったり、
ゆるい期間が長い人は早めに病院で
診察を受けてスッキリしましょう!!