オゾン水は除菌作用がある事で知られています。
野菜の洗浄にも使われるといいますが、危険はないのでしょうか?
以前、洗濯機にオゾン発生装置が付いていて、洗えないものも除菌してくれるなんて機種がありましたが、使うと頭が痛くなるとか、ニオイがするって話を聞いたことがあります。
オゾンそのものは、取り扱いに注意がいる様ですが、オゾン水の危険性は大丈夫かまとめていきましょう。
オゾン水はどんな事に使われている?
オゾンは消臭や、殺菌に力を発揮します。
消臭は気体、殺菌は液体であるオゾン水が使われることが多く、化学物質の残留の危険がないと言うメリットがあります。
野菜の除菌・洗浄
殺菌力が高く、化学物質の残留がないオゾン水は、大手食品会社で野菜の洗浄に利用されています。
また、残留農薬についても高い洗浄力を持っているので、向いていると言えます。
次亜塩素酸ナトリウムよりも、”化学成分が残らないので安全性が高い”とする意見もあります。
水回りの除菌・洗浄
オゾン水は除菌・洗浄に優れているので、水回りの手入れに使うと、ヌルつきやカビを予防できます。
オゾン水を使うメリットは、自然に分解されて、化学物質が残らないことです。
まな板の除菌や、お風呂の除菌にも役立ちそうです。
赤ちゃん・ペット用品の除菌・洗浄
化学物質を残すことなく除菌・洗浄が出来ると言うことは、赤ちゃんのおしゃぶりやおもちゃ、ペットが使うものにも向いています。
そのままオゾン水に浸すか、スプレーで吹きかけて使えます。
カーテンなど洗いにくい物の消臭・除菌効果にも役立ちますね。
歯医者さんでの除菌・消臭
また、直接口腔内を触る歯科医は、化学薬品を使わずに殺菌・洗浄ができるオゾン水を利用しているケースが多くなっています。
口腔内の殺菌に利用される事もあります。
美容目的・肌の清潔を保つ
介護で肌の清潔を保つのに使われるケースがあります。
また、肌のトラブルになる菌を殺菌する作用があるので、皮膚炎やアトピーの改善にも有効だとされています。
オゾンの殺菌処理力がすごいらしい
https://www.youtube.com/watch?v=SQd5KKhSwMc
オゾン水は危険なの?
多くの用途で便利に使えそうなオゾン水ですが、危険は本当にないのでしょうか?
気体ほどの危険性はない
オゾンといえば気体ですが、こちらそのまま体に浴びるのは危険です。
洗濯機でオゾンを発生させる機能を利用して、頭痛や吐き気が出た例があります。
オゾン水は、酸素の原子が3つくっついた構造でのオゾンが溶け込んだ水です。
用途によって濃度に注意
1.0ppm程度の濃度でも十分効果があると言います。
口腔内では2.0 ppmまで使って良いということです。
口臭予防や歯周病にも効果的ですが、濃度に気をつけ、飲料には使わないようにしましょう。
推奨されるのは、2.0ppm以下での、うがいのみの使用です。
活性酸素の発生に注意
オゾン水の毒性を考えた時、活性酸素にさらされる危険を考えておかなければいけません。
オゾン水から発生する活性酸素は、老化を促進させる物質です。
気になるなら、オゾン水は避けて置いた方がよいでしょう。
危険性が心配な身の回りのものはこちらの記事で取り上げています。
まとめ
オゾン水は使い方を気をつけると消臭・殺菌に役立つが、活性酸素が問題!
すすぎのいらない除菌・洗浄に便利に利用されているのですね。
ヨーロッパや、東京・大阪の一部では、水道水の消毒にオゾン水をつかう動きが出ているといいますから、その力はホンモノです。
ただ、注意したいのは、セールスが少しあやしい業者が存在することです。
自宅にオゾン水発生装置を考えているなら、アフターケアが良いメーカーの物を検討すると良いでしょう。
自宅用ではごく薄いオゾン水しか生成できないものもあるようですから、慎重に見極めましょう。