あなたは、すっきりしない鼻や喉の症状に悩まされていませんか?
耳鼻科に通っているのに、なかなか改善されないのは“後鼻漏”という症状が出ているのかもしれません。
“後鼻漏”は病名ではありません。その為、初めて聞いたという方もいらっしゃるでしょう。
後鼻漏は、以下の疾患や炎症が原因で起こる症状のことです。
・風邪
・副鼻腔炎
・アレルギー性鼻炎
・上咽頭炎
鼻汁が鼻の外ではなく、喉に流れてしまうという状態です。この症状は、漢方で酷い状態になる前に予防することが可能です。
ここでは、漢方が後鼻漏にどのようにして予防効果を発揮するのか、ご紹介します。
後鼻漏とは
最初に、後鼻漏についてもっと詳しくご説明します。後鼻漏とは、鼻水が喉や気管に流れてしまっている症状です。
次に挙げるような症状は、後鼻漏の状態であると言えます。
・鼻水や痰が喉に流れている
・鼻水や痰が気管に流れて咳が出ている
・鼻と喉の間に違和感がある
・口臭が気になる
後鼻漏は、出来るだけ早めに対処することで悪化を予防することが出来ます。
予防には、漢方が効果的です。何故なら、後鼻漏の原因である疾患の治療と併用することが可能だからです。
漢方について
先ほどご紹介したように、漢方は他の薬と併用できるところがメリットです。漢方は、自然由来の生薬を組み合わせて作られています。
その為、副作用が出にくいという特徴があるのです。後鼻漏の原因である疾患の薬と、並行して始めることが出来ます。
後鼻漏に意外な視点でアプローチする漢方
後鼻漏に対して、漢方はその原因にアプローチします。すなわち、対症療法ではなく根本的に体質を変えることで改善を目指します。
胃腸の働きを改善する
胃腸は、消化吸収の働きをする器官です。加えて、体に必要なもの、不要なものを分けるという働きがあります。
その力が弱まると、副産物である鼻水や痰が発生し、後鼻漏のような状態を引き起こすと言われています。
そのため漢方では、胃腸の働きを強化することから、後鼻漏の症状緩和にアタックします。
免疫力を高める
免疫力の低下に注目しています。免疫力が低下していると、ウィルスや細菌、PMLなど外界からの異物に対処出来ません。
すなわち、痰や鼻水の原因になり、後鼻漏の症状を悪化させると言えるからです。
まとめ
このように、漢方は後鼻漏を改善するために予防的な観点からアプローチします。
自分の弱い部分を補って、後鼻漏の悪化を予防しようというものです。体の体質改善にもなるので、健康的に根本治療していくこと出来ると言えます。