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【胃痛・胃炎に効く】レバミピドの副作用とは?

病院で鎮痛解熱剤といっしょに、処方されることが多い『レバミピド』

『ムコスタ』というお薬のジェネリックです。

胃壁を保護し、胃が荒れるのを防いでくれるお薬ですが、副作用はないのでしょうか。

レバピミド(ムコスタ)の副作用や、胃痛への効果などについてまとめていきましょう。

レバピミド(ムコスタ)の副作用は?

添付説明書では・・・

  • 便秘
  • 肝酵素上昇(AST、ALT、ɤGTP上昇など)
  • ショック
  • アナフィラキシーショックのような症状
  • 白血球減少
  • 血小板減少
  • 肝機能障害・黄疸

とは言っても、実は副作用で重篤な症状が出た例は0.54%という報告もあり、とても副作用の出にくい薬として扱われています。

 

胃痛への効果は?

胃薬としての実力はどうなのでしょうか?

処方薬でなにかとほかの薬と一緒に出されれるレバミピドですが、胃痛への効果について調べて見ました。

 

レバミピドの働き

プロスタグランジンの量を増やす働きがあり、胃粘膜の血流を増やし、粘膜の分泌を良くすることで胃を保護する働きがあります。

直接胃痛を抑える痛み止めの効果や、胃酸を抑える効果はありません。

ロキソプロフェンなど痛み止めを処方されるときに、良くセットでレバミピドが処方されます。

ロキソプロフェンの副作用に”胃痛”があげられるのですが、直接胃に刺激を与えるというよりは、胃粘膜の分泌を抑えて刺激に敏感な状態を創り出してしまうのです。

そこで、レバミピドのように、胃粘膜の分泌をうながして胃を保護する薬を一緒に飲む処方で、胃痛を防止するのです。

レバミピドは名バイプレイヤー

胃痛があるときには、胃酸を抑える薬、消化を助ける薬、鎮痙剤など、痛みの原因を取り除くお薬を使った方が痛みが早くおさまります。

胃潰瘍の場合、胃酸の出過ぎで潰瘍を刺激している胃痛なら、『タケプロンで胃酸を抑えてレバミピドで粘膜の保護をする』といった具合に使われることも多いのです。

レバミピドは胃薬という説明を受けますが、胃酸を抑えたり、消化を促進したりすることはないので、胃痛のあるとき、消化不良で調子が悪い時に飲んでも、効果はマイルドです。

ハッキリとレバミピドが効いたという実感を感じにくいかもしれません。

胃の不調に単独で処方されることは少なく、胃に刺激を与えてしまうお薬の副作用としての胃痛を防止するお薬と行った役回りで処方されることが多いのです。

ですから、風邪薬や痛み止めと一緒に処方されたレバミピドを、胃痛の時に飲んでも効果はマイルドで微妙な場合が多いでしょう。

 

レバミピドのギモン質問

どんな薬と一緒に処方される?

セレコックス、ロキソプロフェンなど非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と一緒の処方が多いです。

薬の働きで胃粘膜の分泌物が減って、保護する力が低下してしまうので、胃痛が起こりやすくなります。

レバミピドを一緒に飲む、空腹の時に薬を飲まないといった注意が必要です。

また、胃痛や胸焼けの症状には、ガスター(胃酸を抑える)、タケプロン(胃酸を抑える)、ブスコパン(鎮痙剤)とあわせて処方されることも珍しくありません。

 

胃もたれにブスコパンとどっちが効く?

ブスコパンは鎮痙作用をもつブチルスコポラミン臭化物の働きで、腹痛や差し込みを抑えてくれるお薬です。

『胃痛をいまやわらげたい』。そんなときにはブスコパンの方が向いているでしょう。

レバミピドの胃痛、胃炎への効果は、鎮痙作用は期待出来ません。

けれども、胃粘膜の分泌量を確保して、胃の炎症を悪化させない効果が期待出来、便秘や大きな副作用が出にくくい薬です。

同時に処方された場合には、医師の指示に従って併用しましょう。

肝障害が起こる可能性は?

レバミピドは肝臓で分解されるお薬です。

高齢者など肝臓の働きが弱っている場合、肝臓障害の副作用が起こる場合があります。

黄疸など、肝臓の障害に気付いたらすぐに中止して、医師の指示に従いましょう。

心配な場合には、生薬系のお薬の方が合っているかもしれません。

 

市販薬にレバミピドのような薬は?

レバミピドと同じ成分の市販薬はありません。

似たような胃壁を守るお薬としては、テプレノンというお薬があります。

こちらに生薬を配合したおくすりが市販薬『セルベール』です。

マイルドな効き目を望む方には『セルベール』、生薬のみの配合の胃薬を探しているなら『イツラック』のようなものが合っているかもしれません。

 

レバミピドを飲むときの注意は?

副作用が出ることが少なく、安心出来る薬ですが、分解は肝臓でおこなわれます。

飲み続けていると、肝機能障害が現れることがあります。

黄疸やだるさなど肝機能に異常が出ているサインを見逃さないようにしましょう。

また、どんなお薬にも副作用はつきもので、アレルギー性のショックの可能性はゼロではありませんから、発疹、急な息苦しさ、咳き込みなどの症状が出た場合にはすぐに病院にかかりましょう。

 

まとめ

レバミピドの風作用はマイルドで、胃を保護する働きが活用されている。

 

重篤な副作用は1%を切るほどの低さですし、胃を保護する薬として、ほかの薬と併用するように処方されることが多いです。

単独では、即効性は感じにくいですが、胃の粘膜の分泌をうながして胃にダメージを受けにくくするというイメージですから、普段の胃痛を良くしたいなら生薬系を検討しても良いですね。

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