婦人科 生理

生理前になるとゲップが多くなる気がする?生理前の症状とゲップとの関係は?

「生理前になるとなんだかゲップが多くなる気がする…」

このような経験がある人はいらっしゃいませんか?

生理とゲップは直接的な関係がないように思えるので、何か他に原因があるのではないかと心配になりますよね。

https://twitter.com/02yyy_/status/827092673123143680

このように、ゲップが多くなる時は同時にお腹の張りなどの症状も出ることがありますので、とても不快に感じるでしょう

。お腹が張ると食欲も落ちてしまいますから、体力や免疫力が落ちてしまう可能性もあります。

 

一体なぜ生理前になるとゲップが多くなるのでしょうか?また、ゲップが多くなることを防ぐことはできるのでしょうか。

 

それでは、「生理前のゲップの原因」「生理前のゲップの対処法」について説明をしますので、この症状に悩んでいる人はぜひ参考にしてみて下さい。

 

生理前にゲップが多くなることはある?

PASONAZ160306150I9A1901

生理前にゲップが多くなるのは、「ホルモンバランスの乱れ」が原因です。

「生理前」とは具体的に言うと生理予定日の10日程前、つまり排卵日あたりのことを指します。

 

女性の身体は排卵日を過ぎると、妊娠しているしていないに関わらず妊娠の準備を始めます。

この時、女性ホルモンの分泌が普段と変わってしまうため、一時的にホルモンバランスが乱れます。分泌量が変わるのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)の2つで、エストロゲンは減少し、その代わりにプロゲステロンの分泌が増加します。

652811

この2つのホルモンの分泌量が変化すると、自律神経にも影響が出てしまいます。自律神経のバランスが崩れ、働きが鈍くなってしまうのですが、これが胃腸の働きを悪くする原因となっているのです。

 

また、生理前はプロスタグランジンというホルモンも増加します。

プロスタグランジンの増加も胃腸の働きを悪くしてしまうので、生理前は胃もたれや下痢・便秘などの症状がおこりやすくなります。

774614

胃腸の働きが悪くなると食べものがうまく消化さないので、胃の中にとどまる時間が長くなります。

食べものが胃の中に長時間とどまると、胃の中で発酵してしまいガスが発生します。このガスが「ゲップ」の原因となるため、生理前にゲップが多くなるということが起こるのです。

 

どうしたら生理前のゲップを抑えることができる?

ガスが溜まるとお腹が張って苦しいですし、増えるゲップを我慢するのもツライですよね。

生理前のゲップを抑えるのに効果的な対処法をいくつがご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

1.身体を温めて血行を良くする

412503226c2e8b7e4339745dd7dce5e1_s

身体の冷えはプロスタグランジンの増加を促進させます。

身体を温め血行を良くすることで、プロスタグランジンの分泌を抑えることができます。血行を良くするには、下記の方法を試してみて下さい。

 

  • 入浴はシャワーで済ませず湯船にゆっくりとつかる
  • 冷たい飲みものは避け、常温もしくは温かい飲みものにする
  • 血行が良くなる食べもの(生姜、にんにく、梅、りんごなど)を積極的に摂取する
  • 冬場は防寒グッズ(カイロ、マフラー、手袋など)を上手く利用する

 

2.軽い運動を継続して行う

m010157

ウォーキングなど軽い運動は気持ちをリラックスさせる効果があるので、乱れたホルモンバランスを整える効果があります。

1日30~1時間程度のウォーキングを毎日継続してみましょう。汗をかくので、水分補給も忘れないで下さいね。

 

3.食生活に気を付ける

96fd876b0990df0e24fdaf7fe0c1667b_s

胃が弱っている時は、胃に負担をかける食べものは控えた方が良いです。

消化の悪い食べものや、胃に刺激を与える食べものは、胃もたれやゲップの症状を悪化させることもあります。

 

胃に負担を与える食べものをまとめましたので、胃腸の調子が悪いと感じる時は、なるべく控えるようにしましょう。

 

  • 柑橘系の食べもの
  • アルコールやカフェインなどの刺激物
  • 唐辛子やわさびなどの辛いもの
  • 脂が多い食べもの

など

 

ツライ時は産婦人科に相談してみよう

2648707505b64e0cc054cbe4b2c92471_l

先ほど紹介をしたような生活改善を行っても、なかなか症状が改善されない場合は、産婦人科に相談してみるのも1つの方法です。

もともとはホルモンバランスの乱れから起こる症状ですから、ホルモンバランスを整える薬を処方してくれることもあります。

 

ゲップ多くなることで食事が上手くできなくなると、余計にホルモンバランスが乱れてしまいます。

ホルモンバランスの乱れは生理前の症状だけでなく、生理痛にも影響してきます。もともと生理痛を抱えている人は、症状が重くなることもあるので注意が必要です。

 

我慢しすぎず、早めに専門医に相談しましょう。

 

まとめ

YUKA160322010I9A4289

生理前の不快な症状は、下腹部痛や腰痛などの身体的な症状だけでなく、イライラや憂鬱など精神的な症状が出る人もいます。ゲップや腹部の膨満感などの胃腸の症状は、あまり関係ないように思えますが、ホルモンバランスの乱れが原因だったのです。

 

ホルモンバランスの乱れは、不規則な生活をすることで生理前以外にも起こることです。大切なのは生理前だけでなく、普段から規則正しい生活を心がけることです。

 

自分の身体を大切にしようという気持ちがあれば、対処方法も難しくは感じないのではないでしょうか。

関連コンテンツ

-婦人科, 生理
-, ,

© 2023 ヘルシーライフ Powered by AFFINGER5