「生理前」の不調には、下腹部痛や胸の張りなど身体的なものや、ちょっとしたことでイライラするなどの精神的なものなどがあります。
全ての女性に起こる訳ではないですが、「ほとんどの人」と言ってもいい程、多くの人が何かしらの症状に悩まされているのです。
生理前に不調を感じることがあるという人の中で、
「のどが痛くなる時がある」
という人はいませんか?
のどの痛みというと、「風邪」が原因であるとイメージする人がほとんどですから、生理とはあまり関係がないように感じます。
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しかし、このように生理前にのどが痛くなるという女性は多く、「風邪なのか分からない」と悩んでいるようです。
風邪が原因であれば風邪薬の服用が必要ですし、そうでなければ反対に飲む必要はありませんよね。何か見分ける方法はないのでしょうか?
今回は、「生理前ののどの痛み」と「風邪との見分け方」について説明します。生理前にのどが痛くなった経験がある人は、ぜひ参考にしてみて下さい。
生理前にのどが痛くなることはある?
生理前にのどが痛くなるのは、気のせいやたまたまというのではなく、本当にあることなのでしょうか?
その答えは、「ある」ということになります。
生理前、つまり排卵後から10日間は、女性ホルモンのバランスが著しく崩れてしまいます。
ホルモンバランスが乱れると免疫力の低下に繋がるので、ちょっとした刺激でものどが痛くなることがあるのです。
また、「月経困難症」を抱えている人は、症状の1つに「のどの渇き」が含まれているため、のどが痛いと感じることがあります。
月経困難症とは、生活に支障が出るくらいの生理痛のことです。
生理前からのどの不調が出ていて、さらに生理が始まって数日も症状が継続していると、よけいに「風邪」と間違えやすくなりますよね。
のどが強い人は、少しの刺激や渇きでも「痛み」までは感じないことが多いですが、もともとのどが弱い人は、生理が原因でのどの痛みを感じることがあるのです。
風邪や妊娠初期症状の場合も
生理が関係していない場合、風邪や妊娠初期症状が原因でのどの痛みが出ている可能性もあります。
先ほども少し説明をしましたが、生理前はホルモンバランスの乱れが原因で、免疫力が低下しています。
その時に、栄養が不足していたり、寝不足が続いていたりと不規則な生活をしていると、風邪を引いてしまうこともあります。
また、「妊娠初期症状」の1つとして、身体のだるさやのどの痛みも含まれています。妊娠初期症状は、妊娠している全ての人に現れるものではないですが、生理予定日の10日ほど前から症状が出始めたと訴える人が多いです。生理前の症状が出る時期と非常に似ているため、妊娠していると気がつかないこともあります。
妊娠している場合は胎児に影響を及ぼすことがあるので、薬の服用は制限されます。
ですから、妊娠の可能性がある時は安易に薬を服用しないようにしましょう。自己判断をせず、1度産婦人科を受診することをオススメします。
ポイント
・妊娠の可能性がある場合は安易に薬を使用せず、産婦人科を受診しよう。
風邪との見分け方は?
妊娠の可能性がない場合、どのようにすれば風邪によるのどの痛みと見分けることができるのでしょうか?見分けるポイントをいくつかまとめましたので、参考にしてみて下さい。
風邪と見分けるポイント
- 発熱はないか
- 寒気はないか
- 関節の痛みはないか
- せきや鼻水の症状はあるか
- 生理が始まって数日経ってもまだ痛みを感じるか
上記5つのポイントの中に「はい」と答えられるものがある場合は、風邪によるのどの痛みかも知れません。
市販の風邪薬を服用しても良いですが、1度内科を受診してみることをオススメします。
生理前ののどの痛みへの対処法
風邪でも妊娠初期症状でもなく、生理が関係しているのどの痛みだった場合の対処法についてまとめてみました。
どれも簡単な内容ばかりなので、のどの痛みがきになる人はぜひ1度試してみて下さい。
1.のど飴を舐める
風邪でない時でものど飴は効果があります。ハーブやハッカを使用した、「スー」っとするものを選ぶと良いでしょう。
2.マスクを使用する
のどの乾燥は痛みをさらに悪化させることがあるので、マスクを使用してのどに潤いを与えましょう。
就寝時はのどが渇きやすいので、寝る時にも付けるとより効果的です。
3.水分をしっかり取る
水分不足ものどの乾燥が乾燥する原因の1つです。こまめな水分補給を心がけましょう。
冷たいのみものは身体を冷やし、生理前の不調を悪化させることがあるので、できれば常温のものを選ぶと良いです。
まとめ
風邪と間違いやすい「のどの痛み」ですが、生理前や妊娠初期にも起こるものなので、すぐに風邪と判断してしまわないように気を付けましょう。
・妊娠の可能性はないか
・その他の風邪の症状が出ていないか
・生理が始まっても続いていないか
上記のポイントを確認し、のどの痛みの原因をはっきりさせていきましょう。
もちろん、日頃から規則正しい生活をすることで、このような不調を防ぐことができます。
身体を大切にして、健康的な生活を目指すしていくことも大切です。