「なんだか生理が早くきてしまったけど大丈夫?」
「生理周期がどんどん短くなっている」
「いつもより生理が早くても放っておいてよい?」
このような悩みや疑問を抱えている人はいませんか?
予定日を過ぎても生理が来ないと「妊娠なのでは?」と心配になる人は多いでしょう。しかし、予定日より早く来てしまった時は、特に心配はしていない人もいるのではないでしょうか。
実は、生理周期が普段より早いことも、「月経異常」つまり正しい生理ではないのです。一体、何が原因でどのように対処したら良いのでしょうか?
今回は、生理周期が早くなる原因とその対処法について説明します。生理が早く来た経験がある人は、一度確認をしてみて下さいね。
生理周期はどれくらいが正常なの?
生理の周期は人によって違いますから、どれぐらいが正常なのかいまいちピンと来ない人もいるかも知れません。
一般的に生理周期は、25~38日の間で毎月一定で来ることが正常と言われています。
しかし、生理周期はその時の体調やホルモンバランスの乱れによって変動しやすいものです。ですから、「先月よりも4日早かったから何か病気かも!」とすぐに心配する必要はありません。
注意しなければならないのは、「24日」よりも早く生理が来てしまった時です。正常な生理は25日以上は期間が空くものですから、それよりも早い場合は注意が必要になります。
生理周期が早くなる原因は?
生理周期が早くなる原因は大きく分けて2つ考えられます。
まず一つの原因は、
・ストレス
・体調不良
・ホルモンバランスの乱れ
です。
この場合は一時的なものですから、次の生理の時にはいつもの周期に戻ります。生理が25日よりも早く来てしまった時は、とりあえず次の周期まで様子をみてみましょう。
もう一つは、「頻発月経」によるものです。25日よりも早い周期の生理が数ヶ月続く時は、頻発月経かも知れません。頻発月経については、次の章で詳しく説明します。
頻発月経ってどんな症状?
「頻発月経」とは、生理周期が25日よりも短くなってしまう月経異常の一つです。
頻発月経の症状としては、
・生理周期が早い
・生理期間が長い
・不正出血が起こりやすい
などがあります。生理周期が短い月が数ヶ月続き、生理期間が7日よりも長い場合は、頻発月経かも知れません。
頻発月経が起こる原因は、
・卵巣機能の低下
・ホルモンバランスの乱れ
の2つです。卵巣機能が低下すると、排卵が起こらない「排卵障害」になります。この排卵障害が、月経の周期が短くなるという症状を引き起こしているのです。
また、生理周期の前半になると、卵巣では卵胞が育つのですが、女性ホルモンが乱れていると卵胞が育つ期間が短くなってしまいます。そのため、生理周期全体が短くなるということが起こってしまうのです。
単なる生活習慣の乱れが原因であれば、それを正せば改善されるかも知れません。しかし、もし排卵機能が低下していた場合、それを放置すると今後の排卵にも影響してしまう可能性もあります。
まずは生理周期が早くなる原因を突き止めましょう。いつもより早い生理が2ヶ月以上続いた時は、念のため産婦人科を受診することをオススメします。
生理周期が早くなった時の対処法は?
では、生理周期が早くなってしまった時は一体どのように対処したらよいのでしょうか?頻発月経の場合は、産婦人科でホルモン剤や低容量ピルによる治療が行われます。ストレスや生活習慣の乱れが原因の場合は、規則正しい生活を送ることが一番の対処法です。
規則正しい生活を送るために気を付けたいことをまとめました。いつもより生理が早く来てしまった月はこの項目を参考にして、日常生活を改めましょう。
1.睡眠と栄養をしっかりと取る
睡眠不足や無理なダイエットは、ホルモンバランスの乱れを引き起こします。毎日同じ時間に寝ることを心がけ、夜更かしはしないようにしましょう。食事は、バランスの取れたものを1日3回食べるようにします。忙しくて朝食を抜いてしまうという人も、バナナやヨーグルトだけでも良いので、何か口にする習慣を付けましょう。
2.身体の冷えを防ぐ
女性は男性に比べて、身体が冷えやすいです。身体の冷えもまた、ホルモンバランスの乱れや冷え性の原因となるので、気を付けなければなりません。冬は防寒具やカイロなどを使って身体を温めましょう。
夏場も、ついつい冷たい飲み物をたくさん飲んでしまったり、冷房が効いた部屋にこもりがちになったりするかも知れません。身体を冷やさないためには、常温か温かい飲み物をを積極的に飲み、冷房の効いた場所では羽織りものを常備して、いつでも体温調節ができるようにしておくと良いです。
冷え性の改善に効果があるツボもあります。ツボを押し方法を解説した動画もありますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
まとめ
女性の身体はとても敏感なので、ちょっとしたことで生理周期は乱れやすいです。生理周期が安定しないと、妊娠に影響が出てしまうこともあります。将来、子どもを産みたいと考えている人は、このような症状がなくても、定期的に産婦人科を受診して子宮の健康を保つことも大切です。
自分の身体のことは、自分自身が一番理解しているはずなので、少しの変化も見逃さないことが健康への第一歩です。