通常の生理では1日目から2日目が
一番出血が多く、その後は量も落
ち着いていきますが、更年期に入
ると「いつもより出血が増えてきた」
という人が増えてきます。
短時間でもナプキンから漏れてい
たり、中には「出血している」のが
分かる程に気になる人もいるそうで
す。
仕事中に、ダラダラときてしまうと
集中できなくなったり、貧血でフラ
フラしたりするのは困りますね。
更年期にはホルモンバランスが、
大幅に崩れてきますが出血が多く
なるのは閉経が近いからかもしれ
ないと不安にもなるものです。
体調のコントロールの為にも、
出血をなんとかできないのでし
ょうか。
更年期の出血はなぜ増える?
月経は女性ホルモンが分泌され、
妊娠に適した身体を作るためで
す。
更年期に入ると、女性ホルモンの
バランスが大きく崩れてしまうの
で、生理が止まってしまったり、
短期間で出血が多くなるなどの
トラブルが起きやすくなります。
身体がホルモンの変化についてい
けないために、月経周期や量にも
変化が起きてしまうのです。
閉経前でもある更年期には「出血は
徐々に少なくなる」と考えている人
が多いようですが、量の変化は閉
経前の特徴でもあるので急に量が
増えた場合には閉経が近づいてい
ると考えましょう。
月経過多の原因は子宮の環境にある

http://hirai-clinic.org/geka/
40代の女性に多い子宮筋腫であったり、
子宮内膜症を患っている人は、更年期
に出血が多く見られます。
通常は閉経すると、子宮筋腫は小さく
なり問題もありませんが、尿漏れの
原因にもなる事から、定期的な検査で
自分の子宮の状態を知っておく事は
とても大切なのです。
エストロゲンが多いと、子宮筋腫に
なりやすいとも言われ閉経が遅いと
もされますが、ストレスや冷えが原
因になっている事もあるので個人差
があります。
生理痛が重く出血も多いのであれば
、婦人科を受診するようにしましょう。
出血が多い人は貧血に注意しよう
生理ではただでさえ鉄分が不足するの
ですが、出血が増えると更に貧血にな
りやすくなります。
貧血をそのままにしてしまうと、更年
期障害が酷くなってくるので食事から
鉄分を補給したりサプリを摂取して予
防しておきましょう。
早めに女性ホルモンを安定させるよう
に、イソフラボンを摂取したりする
のも方法です。
出血が多くて辛いなら早めに治療を!
更年期に入り、徐々に更年期障害が現
れ始めると閉経が近くなります。
サプリは症状を改善するよりも、軽く
する為のものですから、人によっては
効果が感じられない事もあるでしょう。
特に月経過多は、個人では改善されない
ものですから婦人科で診察し治療をする
事で閉経までを乗りきる事ができます。
ピル利用で排卵リズムを整える
更年期の生理リズムの乱れには、ホルモンを
安定させるピルが主に使用されます。
避妊薬としてだけでなく、ホルモンコント
ロール薬として利用されます。
低量ピルは、婦人科で処方してもらえます
し出血量をコントロールする事ができます。
ピルは体質により使用できない事もありま
すが、月経過多改善には良い療法ですから
一度病院で相談してみましょう。
まとめ
更年期に入ったら直ぐに閉経するもの
ではなく、徐々に身体が準備に入りま
す。
生理の出血には個人差があり、少なく
なる人もいれば大量な出血が毎月起き
るケースもあります。
心配なのは貧血に加えて、婦人科系の
病気です。
更年期障害の症状がなくても不安を感
じるようであれば、早めに婦人科で相談
してみましょう。
生理だと思っていたら、不正出血である
等もありますので、原因をしっかりと
確認して対処法を考えましょう。
神経質に考えるより、自分の身体のあり
かたを考える良い機会です。
閉経に向けて体調管理をしっかりするな
どして更年期を乗りきっていきましょう。