婦人科 生理

生理前の寝汗がひどい!これ何かの病気?産婦人科を受診すべき?

「朝起きたら寝汗でパジャマがびっしょり!」

生理前にこんな体験をして驚いたことのある人はいませんか?

https://twitter.com/4869xtpa/status/855896878507884545

https://twitter.com/105Merci/status/863522371784724481

発熱している時なら仕方ありませんが、生理前の度にこのような症状が起こると、睡眠も妨げされてしまいますよね。

ぐっすり眠れないと、次の日の予定にも影響が出てしまいますから、なんとかして原因を突き止めたいものです。

今回は、「生理前に寝汗をかく原因」「対処法」について説明します。生理前の寝汗に悩まされている人は、ぜひ一度確認をしてみて下さいね。

 

生理前に寝汗がひどくなるのはなぜ?

bfeb119090f14e564e4c17b45ece265e_l

暑いわけでもないのに、生理前になると寝汗をかいてしまう原因は一体何なのでしょうか。

生理前というのは、ホルモンバランスが崩れることで身体に様々な症状が現れる人もいます。しかし、「寝汗」というと体温の上昇が関係しているので、ホルモンバランスとはあまり関係のないように思えるかも知れません。

しかし、生理前になると寝汗をかきやすくなることは、「PMS(月経前症候群)」の症状の一つなのです。PMSの症状に悩まされている女性はたくさんいますが、中にはPMSが原因と知らずに苦しんでいる女性もいます。

まずはPMSとは何かということをしっかり理解しておきましょう。次の章で詳しく説明をします。

 

PMS(月経前症候群)って何?

75f9b6121b44eef74850f8194a4430f0_l

PMSとは生理予定日の7~10日ほど前から起こり始める、精神的・身体的な症状のことです。

症状の種類は人によって違い、その数は数百以上もあると言われています。症状の出かたや強さも人それぞれで、特に何も感じない人もいれば反対に薬を使用しなければならない人もいるのです。

 

PMSの症状例

  • 眠気
  • 倦怠感
  • 熱っぽさ
  • むくみ
  • 胸の張りや痛み
  • 下腹部痛
  • イライラ、怒りっぽくなる
  • 憂鬱
  • 涙もろくなる

軽い症状なら良いのですが、日常生活が困難になるほど重い人は「PMS(月経前症候群)」であると言えます。

PMSに即効性がある薬は今のところ開発されていないので、毎月ツライ思いをしている人はたくさんいるのです。

PMSの原因は、排卵後に女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことです。

排卵してから生理が始まるまでの期間は、「エストロゲン」「プロゲステロン」と呼ばれる2つのホルモンの分泌量が多くなります。この2つのホルモンが増えるのは、身体が妊娠に備えた準備を始めるからなのです。

652811

生理前にホルモンバランスが著しく変化することで、PMSの症状へと繋がるわけですが、その中の一つに「寝汗が出やすくなる」というものも含まれています。

ホルモンバランスが崩れると自律神経の働きにも影響が出るので、体温が上手く調節できなくなり、普段よりも寝汗をかきやすくなるのです。

しかし、寝汗は「甲状腺」に異常がある時にも出る症状です。

生理前だけでなく、その他の時期も頻繁に寝汗をかくようになったという人は、甲状腺に異常がある可能性も否定できません。あまりにも寝汗がひどいと感じる場合は、念のため医療機関を受診することをオススメします。

 

PMS(月経前症候群)の対処法は?

生理前の寝汗の原因はPMSによるものでした。

ですから、生理前に寝汗をかかないようにするためには、PMSの症状を緩和することが効果的になります。

PMS症状を緩和する方法をいくつかご紹介しますので、寝汗に悩んでいる人は一度試してみて下さいね。

 

1.バランスの良い食事をとる

8a64918db81f6fe32ed7f1055d083d36_s

食生活の偏りはPMSの症状を悪化させる原因の一つです。

できるだけ外食やジャンクフード、スナック菓子を控え、バランスの良い食事を心がけましょう。

忙しくて朝食や昼食を抜いてしまうという人もいるかも知れませんが、フルーツやヨーグルトだけでも良いので、1日3回食べるクセをつけるよう心がけて下さいね。

 

2.適度な運動をする

4cad10e884e7ad871bf0c0066be18bc9_m

ウォーキングなど、適度な運動を継続することは、PMS症状の緩和に繋がります。

有酸素運動が効果的と言われているので、ムリなく続けられるものを選びましょう。運動後はしっかりと水分補給することも忘れないようにして下さいね。

 

3.アルコール・カフェインの摂取は控える

アルコールとカフェインを多量に摂取すると、PMS症状が悪化する場合があります。できれば、生理前後は控えたい飲み物です。

どうしてもコーヒーが飲みたいという人は、カフェインレスのコーヒーがおすすめです。

近ごろは、ドリップタイプのものだけでなく、カフェやコンビニでもカフェインレスのコーヒーが販売されています。味もカフェイン入りのものとほとんど変わらないので、そういったもので代用するのも良いでしょう。

 

4.サプリメントを試してみる

1f762c6d3f7276484324cb18de61c5bd_l

PMS症状の緩和が期待できるサプリメントも多数販売されています。薬ではなくサプリメントなので補助的に考え、生活改善も忘れないようにしましょう。

 

まとめ

寝汗をかいて目覚めると、あまり気分は良くありませんし、眠りも浅くなりがちです。睡眠不足は様々な不調を招く原因になるので、すぐにでも寝汗をかかないようにしたいですよね。

生理は毎月やってくるものですから、PMSの症状がツライと、月の半分は憂鬱な日々を過ごすことになります。それを避けるためには、ライフスタイルの改善が一番の対処法なので、どこに原因があるのか一度自分の生活を見直してみましょう。

関連コンテンツ

-婦人科, 生理
-, ,

© 2024 ヘルシーライフ Powered by AFFINGER5