みなさんは「生理前」に、下記のような症状を経験したことはありませんか?
「食欲が異常に増す」
「甘いものが食べたくて仕方がなくなる」
「いくら食べてもお腹がいっぱいにならない」
太りにくい体質の人ならまだしも、ダイエットをしている人にとっては、生理前の度にこのような症状になってしまうと困りますよね。
https://twitter.com/oa0304/status/856137306532585473
https://twitter.com/houkaichan50/status/859383758260027392
このように、生理前の「空腹」に悩まされている女性はたくさんいるようです。
一体なぜ生理前になると、いつもよりも食欲が増してしまうのでしょうか?
また、生理前にお腹が空いてしまった場合はどのように対処したらよいのかも疑問に思いますよね。
今回は、「生理前の食欲増加」について詳しく説明をします。
生理前の空腹に悩まされている人だけでなく、生理が来ている女性にはぜひ知っておいて欲しい内容ですので、1度確認をしてみてはいかがでしょうか。
生理前にお腹が空くのはなぜ?
生理前の空腹には、「ホルモンバランスの乱れ」が大きく関係しています。
女性の身体は排卵を終えると、妊娠をするための準備を始めます。
この時、「黄体ホルモン」という物質がたくさん分泌されますが、黄体ホルモンが増えると、反対に「エストロゲン」という物質の分泌が少なくなります。
黄体ホルモンには血糖値を下げる働きがあります。
黄体ホルモンが増えると、身体は「血糖値を上げよう」としますから、どんどん食欲が増してしまうのです。
また、エストロゲンが減少すると精神のバランスが乱れやすくなり、「イライラ」しやすくなります。
気持ちがイライラするとそれを抑えるために「糖分」が欲しくなります。これが、生理前に甘いものが食べたくなる原因なのです。
生理前の空腹の原因
- 黄体ホルモンの増加により血糖値を上げようとするため
- エストロゲンの減少により「イライラ」しやすくなるため
食欲は我慢した方がよいの?
それでは、生理前に食欲が増してしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?
「食べ過ぎたらいけない」と思い、食欲を我慢してしまう人もいますが、「全く食べない」のは逆効果です。
先ほど説明した通り、生理前は血糖値が下がった状態です。
ほとんど食事をしない時間が長くなると、血糖値が下がった状態が続いてしまいます。血糖値が下がった状態から急に食事を取ると、今度は血糖値が急激に上昇してしまいます。
ポイント!
血糖値が急に上昇すると太りやすくなります。
ですから、無理に食欲を我慢せず、「適量を少しずつ摂取する」ことが大切です。
お腹が空いてしまったらどうすればよい?
「食べ過ぎないように」と思っていても、普段通りの食事をしているだけではなんとなく不安が残りますよね。
生理前の暴食を防ぐために、オススメの食事方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
噛みごたえのある食事を摂る
噛む回数を増やすと、お腹がいっぱいになるまでの時間が早くなります。
ゴボウなどの根菜類を中心とした食事にすると良いです。
また、完食に噛みごたえのあるものを食べるのも効果的です。ナッツ類やスルメ、低カロリーのグミなどがおすすめです。
食事の回数を増やす
食事の量はいつも通りにしておき、数回に分けて食べると「空腹」の時間を少なくすることができます。
1日3食から1日4~5食にすると間食も抑えることができます。
回数を増やす場合は、1度の食事の量に気を付けて下さい。「合計してみたらいつもより量が多かった」ということにならないようにしましょう。
食欲を抑えるツボを押す
お風呂上がりなどに、食欲を抑えるツボを押すことも効果的です。
生理前は気持ちをリラックスさせる時間も大切です。ゆっくりと湯船に浸かりながらツボ押しをするのも良いでしょう。
ツボ押しを動画で説明したものがありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
生理前に暴飲暴食をしてしまうと、生理痛の悪化に繋がることもあります。
「空腹」と「イライラ」が重なると、どうしても甘いものをたくさん食べたくなってしまいますよね。
ですが、食事の内容や回数を少し工夫するだけで、生理前の空腹は抑えることができます。自分に合う方法を見つけることで、ムリなく挑戦することができるはずです。
楽しみなができる「改善方法」を見つけることが、暴飲暴食を防ぐポイントでしょう。