「生理の予定日を過ぎてもなかなか来ない」
「生理前の不快な症状がツライ」
「とにかく生理痛が酷くて薬も効かない」
このように、生理や生理痛に関するトラブルは様々なものがあり、生理が来ている女性であれば1度は悩まされた経験があるでしょう。
そんな生理に関するトラブルの中でも、
「生理痛はあるのに血が出ない!」
という悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
異常に眠たかったり、下腹部が「チクチク」と痛む、腰が痛くてしょうがない、など生理中に起きる症状はあるのに、血が出てこないと不安になりますよね。
今回はこのような不安を抱える女性のために、「生理痛はあるのに血が出ない原因」とその「対処法」についてご説明をします。
今はこの悩みを抱えていないという方も、今後のために1度確認をしておくと良いでしょう。
生理痛はあるのに血が出ない原因は?
まだ生理来ない…のクセ生理痛と肌荒れだけ来やがって意味分からん…コンチクショウ
— ままま (@ILoveminnies2) 2017年4月4日
生理痛のような痛みはあるけど
血は出ない...
極度の貧血になると身体が血を出さないように切り替わるんだよね
ホルモンバランスの乱れか、それとも貧血か「(´へ`;ウーム— ゆで卵ちゃん@ダイエット記録 (@incect_09) 2017年4月14日
このように、生理痛の症状があるのに生理が来ない、という悩みを抱えている女性は意外と多いものです。
いつまでも生理痛の症状が続くのはツライですし、何かの病気なのではと不安になる方もいるでしょう。
生理痛があるのに血が出ない場合、それは生理痛ではなく「PMS(月経前症候群)」の症状であることが考えられます。PMSとは、生理前に女性ホルモンが乱れることが原因で起こる体調不良のことを指します。
PMSの症状は生理痛の症状ととても似ているため、「生理痛があるのに血が出ない」と勘違いをしてしまうのです。PMSの症状と生理痛の症状を簡単に比較してみましょう。
PMSの症状
- イライラして情緒不安定になる
- 体がだるい
- 眠気
- 頭痛
- 腰痛
- 下腹部痛
生理痛の症状
- 腹痛
- 腰痛
- 頭痛
- 眠気
- 下痢・便秘
- めまい
このように、PMSの症状と生理痛の症状はとても良く似ていることが分かります。
PMSの症状は個人差がありますし、突然現れることもあります。また、その時の体調によっても症状が強くなったりしますので、普段は生理前の不調がない人でも症状が現れる時があります。
もしかしたら妊娠しているかも
生理痛のような症状があるにも関わらず、生理の予定日を1週間以上過ぎても生理が来ない場合は、「妊娠」している可能性もあります。
妊娠すると人によっては「超妊娠初期症状」が現れることがあり、そのタイミングは生理予定日の1週間ほど前から始まる人が多いのです。
超妊娠初期症状はPMSの症状ととても良く似ており、生理痛の症状とも似ていることになります。ですから、PMSや生理痛だと思っていたら、実は妊娠していたということがあるのです。
超妊娠初期症状の症状は具体的に、
- 出血
- 腹痛
- 眠気
- 胸の張り
- 頻尿になる
などがあげられます。
いつも生理前や生理中に起こる症状にプラスして、少量の出血や頻尿などの症状と生理の遅れなどが出た場合は、「妊娠」している可能性も考えた方が良いです。
市販の妊娠検査薬を使用する、産婦人科を受診するなどをして、妊娠しているかしていないかの判断をしておきましょう。
子宮口が固いというケースも
「生理が来た!」と思っても、血が少ししか出て来なかったり、すぐに止まってしまうということもあるでしょう。その場合は、「子宮口が固くなっている」ということが原因として考えられます。
普段、子宮は固く閉じて細菌などの異物が侵入できないようになっています。そして生理が始まると小さく開き、不要になった子宮内膜を押し出していきます。
この時、子宮が固く閉じたままになってしまうと、血液がうまく外へ排出されず、血が少なかったり、生理痛も強くなってしまうことがあるのです。
もちろん、子宮内膜症など他の病気が原因となっていることもありますから、1度産婦人科を受診してみることをオススメします。
「子宮口が固い」ことが原因とはっきり分かれば、
・スクワット
・ウォーキング
などを適度に行い、子宮口を柔らかくしてあげることで改善することがあります。
「マタニティヨガ」も子宮口を柔らかくする効果がありますので、下記の動画もぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
生理が来ない時の対処法
PMSが原因だった場合、「いつ生理が来るのか?」と不安になってしまうでしょう。
なかなか生理が来ないと悩んでいる時は、下記の方法を試してみて下さい。
①生活習慣を正しくする
生活習慣の乱れは生理の遅れやPMSの悪化に繋がります。
- 睡眠の質を高める
- バランスの取れた食事を3食しっかりと取る
- 適度に運動をする
など、正しい生活週間を身につけてましょう。
②あまり気にし過ぎない
生理が来ないことを気にしすぎると「ストレス」に繋がることもあります。
ストレスもまた、生理の遅れの原因の1つです。あまり悩まず「そのうち来るだろう」ぐらいの気持ちでいることが大切です。
③産婦人科に相談する
1番安心できるのはやはり専門家に相談をすることです。
生理が遅れていることを不安に感じるのであれば、産婦人科を受診することが最も安心できる方法です。
まとめ
生理痛があるのに生理が来ないと、「病気なのでは?」「妊娠したのかも?」と色々と不安に感じてしまうでしょう。
しかし、生理が来ないことを「不安」に思う気持ちが1番の原因であることが多いです。
「妊娠」や「病気」ではないと分かった途端に生理がくるケースも多いですから、あまり気にし過ぎないことが大切です。
ただし、「いつもと違う変化」がある場合は、何かの病気のサインかも知れませんので、1度産婦人科を受診することをオススメします。