咳がとまらない時に、喉がかゆい感じがすることがあります。
イガイガした不快感があって、喉がかゆいと咳払いしても咳が止まらない・・・
わたしも時々あるのですが、喉がかゆい原因には、風邪の他にアレルギーの影響が強いですね。
喉がかゆくて咳が止まらない時の原因と対処法についてまとめていきましょう。
喉がかゆくて咳が止まらない時の原因は?
風邪の治りかけで、喉が敏感になっているため、ムズムズ・イガイガを感じる事があります。
ただ、喉がかゆくてたまらない時に何かの行動がきっかけとセットになっているなら、アレルギーの可能性が高いです。
どんなアレルギーがあるの?
- 口腔アレルギー
- 食物アレルギー
- 動物アレルギー
- ハウスダスト・ダニ・カビ
- 温度差によるアレルギー
どの行動とセットになっているのか注意していると、桃を食べた後に喉のかゆみが出るとか、ネコに触れた後に気になるといった法則性が見えてきます。
風邪の症状と関係なく、共通の行動、環境が思い当たるなら”アレルギー”が疑われます。
桃やメロンを食べたときにかゆい
生の野菜や果物で口の中や喉がかゆくなって咳が止まらない症状が出ることがあります。
花粉症の原因植物との関係も指摘されているので、花粉症の人は気にして見ると”口腔アレルギー持ちだ”と気付く事が出来るでしょう。
- ウリ科(メロン、スイカ)
- バラ科(モモ、リンゴ、ナシ、サクランボ、ビワ)
- キウイ、パイナップル、バナナ、トマト、ナス
食べて15分くらいで喉のかゆみを感じて咳が出てくるのが特徴的です。
スギ花粉症の人は、生のトマト、シラカバ花粉の人はバラ科のモモ、リンゴでかゆみが出ることが多いです。
ためしてガッテン 果物アレルギーの動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=OAwwRAD-IQU
ペットとの接触で喉がかゆくなる
動物全般に反応するケースと、特定の動物に限られるケースがあります。
敏感な場合には、ネコを飼っている人と接触したときに喉がかゆくなって咳き込んでしまうなど、直接動物と接触しなくても反応する事があり、原因を特定しにくい事もあります。
ハウスダスト・ダニ・カビ
一年を通して鼻炎や咳に悩まされる原因になりますね。
部屋を閉め切る事が多い梅雨時や、しめ切りがちで暖房で室温が上がる冬にハウスダストのアレルギーが強くなる事が知られています。
特に冬にかけては空気も乾燥してくるので、喉のかゆみやいがらっぽさが出やすく、咳が止まらなくなってつらい事が多いですね。
喉のかゆみと咳を止める方法は?
原因を特定して対策する
○ 風邪の治りかけのむずがゆさ、感染症が原因⇒保湿、感染症の治療
○ 口腔アレルギーなど⇒アレルゲンの果物野菜を避ける、アレルギー治療
○ ハウスダストなど⇒こまめな掃除、うがい、アレルギー治療
喉のかゆみの出方も、行動との関連性がわかりやすい15分~2時間以内に出るのは、アレルギー性の原因が多くなっています。
耳鼻咽喉科・アレルギー科で検査してアレルゲンを避ける様にしたり、アレルギー反応を抑える薬の処方を受けておきましょう。
アナフィラキシーショックが出た時の対策として、『エピペン』の処方を受けた場合には、持ち歩く様にしたいですね。
アドレナリン自己注射薬の『エピペン』で重篤な症状に進行するのを防ぐ事が出来ます。
まとめ
急激な症状のアレルギーには注意!しつこく続く喉のかゆみと咳の場合にも病院へ!
口腔アレルギーや食物アレルギーでは、急激なアレルギー反応が心配されます。
耳鼻咽喉科・アレルギー科でアレルゲンについて検査を受け、アナフィラキシーショックのキケンがある場合には、『エピペン』の処方を受けましょう。
また、保湿をして喉への刺激を減らす事で自然におさまるなら良いのですが、何週にもわたって咳が止まらない場合には、病院で治療を受けましょう。
長引く喉のかゆみを伴った咳は、花粉症や、ハウスダストなどのアレルギーが原因かもしれません。
原因に対応した対策と、治療を受けるようにしましょう。