咳が止まらない時にはつらいですよね。
わたしも先日、風邪の治りかけで咳がしつこくてまいりました。
体に異物が侵入するのを防いでくれる働きがあるので、無理に止めるのはいけないともいいますが、しつこい咳はつらいものです。
咳を早くラクにする方法をまとめていきましょう。
喉にやさしい環境を整える
- マスク
- 加湿
- ホコリを防ぐ
マスクをすると湿度を保ち、ホコリを防ぐ事が出来るので、咳が出るときの対処法としてイチオシですね。
このほか、加湿アイテムとしては、吸入器を使う、加湿器をつけるなどが考えられます。
ただし、湿度の目安は60%~80%にし、結露やカビの発生には気をつけましょう。
カビがアレルギー性の咳の原因になっては意味がありません。
アレルギー性鼻炎など、鼻水が多い時には、寝るときに背中にクッションを入れるなど角度がつくように体勢を工夫するのも効果的です。
首を温める
首が冷えると甲状腺の働きが悪くなり、免疫力低下につながります。
首を温めると気管が開きやすくなり呼吸がラクになるという事もあり、咳が出るときは首を温めると治りが早くなります。
また、大椎(だいつい)というツボを温めると、咳止めに効果的です。
大椎は、頭をまえに倒したときに出っ張る首の骨の下のくぼみにあるつぼです。
カイロやドライヤーを使って温める方法でもOKです。
大椎(だいつい)のツボの見つけ方はこちらです。
咳によい食べ物や飲み物
- はちみつ大根
- レンコンジュース
- 梨
- 黒豆茶
- パインジュース
喉に良いと言われている飲み物には、消炎作用や去痰作用がある自然の成分が入っていますね。
民間療法でよく飲まれてきたはちみつ大根も、大根のアリル化合物が殺菌・抗炎症作用がある事から、咳を止めるのに効果的だと言われています。
妊娠中や授乳中で薬を飲めない、または、薬を飲んだけれどなかなか痰が切れない、咳が続くと言うときにもあわせてつかえる方法なので、飲み物や食べ物で咳をしずめてくれるものを取り入れると良いですね。
温かい飲み物を飲むと、喉を温める効果や、湯気での加湿効果が期待出来ます。
咳止めになる食べ物のことがこちらの記事でまとめられています。
薬を選ぶ時のポイントは?
- 湿った咳⇒去痰剤(きょたんざい):痰の切れを良くする
- かわいた咳⇒鎮咳剤(ちんがいざい):咳中枢に働きかけて咳をしずめる
咳に対処してくれる薬には、大きく分けて去痰剤と鎮咳剤があります。
咳中枢に働く成分には”コデイン”という名称が入った成分が良く使われています。
麻薬成分なので不安に思う方もいるようですが、市販薬に含まれる分量は咳中枢に働きかける効果以上の濃度ではないので、用法・容量を守っていれば安心です。
”つらい咳を止めたい”と言うときには、効果的なお薬です。
漢方薬では、麦門冬湯(ば くもんどうとう)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などが良く使われます。
まとめ
加湿・首を温める・咳に良い食べ物などを試しても苦しい時には病院に!
咳が出てつらい時には、まず加湿・首を温める・食べ物や飲み物で対処してみましょう。
横になるとつらいと言うときには、背中にクッションや毛布を挟み込んで、角度をつけると痰が切れやすくなることがあります。
ラクに過ごせる体位を工夫しましょう。
今回の咳には、大椎にカイロを当てて温める方法と、はちみつ大根にしょうがを加えてホットドリンクにする方法で対処してみました。
喉のムズムズして咳が出そうな感じが紛れて良かったですよ。
お陰で現在、8割方回復しました。
あなたの咳も、早く回復しますように!
*もし、2週間以上咳が続いている場合には、結核や肺炎、喘息などの病気が隠れている場合があるので、病院で診察を受けてくださいね。