バランスを崩して倒れこんだ時に、
うっかりとしりもちをついてしま
った・・・
その後は嫌な腰痛に悩まされた事は
ありませんか?
たかがしりもち、されどしりもちで
腰痛を引き起こすと日常生活にも
支障をきたします。
どうして『しりもち』をつくと腰痛に
なるのでしょうか?
そのメカニズムと腰痛の解消法を紹介
します。
しりもちで腰痛ってアリですか?
しりもちは瞬間的に痛みはありますが、
次の日には痛みも治まります。
ところが今度はお尻ではなく、腰が痛く
なり落ち着かなくなってしまいますね。
しりもちをつく事により、骨盤が歪んで
しまい、それが腰痛に繋がってしまいます。
お尻には坐骨という骨があり、通常はSの
ような形をしていますが、しりもちにより、
坐骨のSがズレてしまうのです。
大体は、坐骨が前にズレてしまうので、
立った時に背骨から腰椎に掛けての
骨が曲がり体が前のめりになります。
股関節や太ももが痛んだり、仰向けに
なると腰から臀部が痛くなるのも特徴
です。
坐骨がズレてしまえば、腸骨や仙骨も
歪みますから腰全体がモヤモヤと痛く
なります。
しりもちで骨盤がどちらかに傾くと、
他の骨も影響を受けてしまいますから
腰痛となって現れてしまうのですよ。
しりもちをつくと痛い部分を庇うように
なるので、更にズレを酷くしてしまうん
ですね。
しりもちを侮るなかれ
軽いしりもち程度なら、ストレッチ等
で姿勢をしっかりと意識すれば、腰痛
にまで発展する事はありませんが、
スポーツ中や、凍結した道路で強打
した場合には『しりもちぐらい』と
言わずに整形外科で診察を受けましょう。
特にスキーやスノボでは
『しりもちはついて上達する』的な
事があるので、比較的放置されがちです。
腰痛になってからよりも、腰痛になる前に。
腰痛が悪化するよりも『調子が悪い』と
感じたら早めに診察を受けてリハビリで
歪みを治してしまいましょう。
まれに尾てい骨にヒビが入ってしまう
事もありますから、しりもちを侮らない
事です。
自分で矯正できるのでしょうか?
自分の骨盤がどのような状態であるか
を理解していれば構いませんが、素人
判断のストレッチや矯正は危険です。
出来れば一度骨盤の状態を確認して、
整体等のプロによるストレッチや矯正が
ベスト。
まとめ
しりもちは、自分の体重がお尻に
掛かりますから、冷静に考えれば、
とんでもない事態が起こっています。
しりもちぐらいで病院に行くのは
勇気がいるかも知れませんが、
腰痛だけでなく足のしびれにまで
難が広がってからは遅いもの。
早めの対処が体を守る事を忘れない
でください。