皆さんは、喉の粘膜に取り付く溶連菌というものを知っていますか?この菌が原因となる感染症で、発熱して、なかなか熱が下がらないこともあるのです。
この感染症は子供に多いので、神経質になるご両親も少なくないでしょう。少しでも早く熱を下げるためには、どうしたら良いのかは、病気を知ってから対処することが大切です。
今回は、溶連菌感染症の簡単な特徴を踏まえて、大人の熱の下げ方を提案しましょう。
溶連菌感染症の特徴について
溶連菌の特徴は、喉の粘膜に付着するだけではありません。実は、感染症を引き起こしやすい年齢層がある程度は決まっているのです。
多くの場合は、幼児と呼ばれる年代から就学年を含めた小児科の受診対象年齢までです。
つまり、2歳~15歳までがもっとも注意が必要になります。
ここで、溶連菌感染症の代表的な症状を挙げます。
・目の焦点が合わなくなるほどの高熱(38℃以上)
・皮膚に突然の吹き出物や赤み
・舌が腫れ上がりイチゴのようにブツブツする(イチゴ舌)
・喉の強烈な痛み
・脱力感
これらがいくつも該当するなら、感染しているかもしれません。
溶連菌がうつる期間は?感染経路や治療薬を解説します!
感染症の検査から治療まで
早く病院に行って、受付や問診票で来院時の状態を医師に伝えましょう。とりあえず、熱や血圧を調べてから、原因となる溶連菌が存在するかどうかを検査します。
検査方法は、簡単なものと本格的なものがあります。
しかし、早めの対処がなければ患者がつらいので、簡単なものが現在は主流になっているのです。検査の時間が短いですが、医学の進歩で検査結果の信ぴょう性は高まっています。
溶連菌の有無を確認するためには検査キットが有効!
熱が下がらない期間は服薬治療
溶連菌感染症で発熱すると、かなりの高熱になります。とにかく、その熱を下げることが肝心です。
そのために、大きな役割を果たすのが、抗生物質です。溶連菌は、細菌なので細菌感染症に効果のある薬が処方されます。
治療で服薬するときの注意点
細菌を殺菌するだけでなく、抗生物質には服薬方法に大きな決まり事があるのです。それは、服薬をスタートして数日で熱が下がっても、勝手に服薬をストップしないということです。
熱が下がらない時は、何をおいても服薬に努めるのは当然でしょう。
しかし、熱が下がらない時も下がった後も、抗生物質を一定期間は服用しないと体内に存在した細菌は死滅しません。
そのくらいに、感染力が強いのが溶連菌の恐ろしい点です。
大人で熱が下がらない時には?
そのため、感染しやすい子供だけが注意すればいいということではないのです。感染した子供と接する機会のある大人でも、菌を取り込まないように予防が大切になります。
大人が、もし溶連菌感染症になっても、子供のように重症化することは本当にまれです。
もちろん、症状の一つに発熱はあります。動けないほどの高熱と言うことは、少ないのです。
では、高熱が出てしまい、体のきつさを覚える大人は、そうではない大人と何が違うのでしょうか?
それは、ずばり「免疫力が低下するような生活」をおくっているのです。健康な体を維持するためには、子供でも大人でも規則正しい生活が不可欠になります。
ここで、あなたの生活を振り返ってみてください。規則正しい生活には、何が必要だと思いますか?
溶連菌感染症は大人も感染する? その症状は?
免疫力を上げるためには
大人の免疫力を上げるのに大切なのは、次の点です。
・休養になる睡眠時間の確保
・偏食をしない
・体を冷やさない
まとめ
毎日の生活に追われていても、この点を意識するだけで免疫力は上がるとされています。子供の溶連菌をもらって、症状が子供と変わらないなら、体を休めることに専念しましょう。
起床して、食欲が回復したら消化の良い栄養のある食事を摂って対策してください。
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