食べたあとに胃が痛むと、楽しく食べられなくてイヤですね。
食後に胃が痛む原因には・・・
- 早食いによる消化不良
- 胃炎や胃潰瘍
といったことが考えられます。
消化が追いつかない、胃酸が出過ぎてしまう、食べ物が胃を刺激して痛みが出てしまうのですね。
食べたあと胃が痛くなってしまう原因と、改善策をまとめいきましょう。
早食いや消化不良をさけるには?
よく噛んで食べる
胃に負担がかかるのは、早食いでよく噛まないで飲み込んでしまっているというケースが多くなっています。
早食いだと、消化液が一番出て欲しい食事中には不足して、遅れて分泌のピークがくるので、より胃に負担をかけることになり、胸焼けや胃痛が起きやすくなります。
胃の不調を感じたら、よく噛む事を意識してみましょう。
消化の良い食べ物を選ぶ
お肉や脂肪分の高い食事は消化に時間がかかります。
おかゆやうどん、豆腐や半熟タマゴは消化が良く、胃腸に負担をかけない食事の代表です。
また、キャベツに含まれるビタミンUは、細胞の修復作用と、胃腸を整える働きがあるので、取り入れたいですね。
暴飲暴食をしない
食後に胃が痛いと言うときは、BBQなどで張り切って食べ過ぎてしまった・・・なんて思い当たりませんか?
- 胃が弱って消化能力が落ちている、
- ストレスや疲労の蓄積で胃腸の調子が低下している
胃痛になってしまったら・・・
健胃薬を飲む
こんな時に、暴飲暴食はNGですが、食べ過ぎてしまったときには、健胃薬といわれるタイプの胃腸薬で様子をみてみましょう。
ザッツ21(武田薬品工業)は胃酸の多少に関わらず効果があり、使いやすいですね。
ツボ押しをする
<合谷(ごうこく)>
手の人差し指と親指の間の延長線上が交わるところにある「合谷」を押して見ましょう。
ゆっくりグーッと押し込むように刺激するのが効果的です。
<足のうら土踏まず>
胃が疲れているときに、足の土踏まずの親指寄りのところを拳でこすって見ましょう。
土踏まずがほぐれると、胃痛がやわらぐことが多いですよ。
胃の痛みをツボ押しでラクにする方法とは?
胃潰瘍や胃炎がある場合は?
痛み方が強い場合や、慢性的に食べると痛むのを繰り返している場合には、胃潰瘍や胃炎が起きている可能性があります。
対策としては・・・
- 消化の良いものを良く噛んで食べる
- ストレスをためない
- クスリの飲み方をチェック
鎮痛薬をよく飲むという場合には、クスリが原因で胃炎を起こしていることがあります。
また、食事のあとキリキリと強い痛みが出る場合には、胃の粘膜に炎症や傷ができている可能性があります。
生活習慣を改善しても良くならないときには、病院にかかりましょう。
ストレスで胃潰瘍になるワケ
- 自律神経のバランスが乱れて胃腸に不調がおきる
- ストレスで胃酸が過剰になって胃壁に潰瘍ができる
- 胃の消化成分と保護成分のバランスが崩れる
消化器は、その働きがストレスに左右されるので、心の疲労が胃潰瘍の原因になる消化液のアンバランスを生みます。
また、食事のバランス悪さ、飲酒や喫煙も胃潰瘍のリスクを高めます。
市販の胃腸薬では、キリキリとした痛みをやわらげる鎮痙剤(ちんけいざい)や、胃の粘膜を保護する、胃酸を抑える成分の配合されたタイプが向いています。
消化不良に向いている胃酸を活発にするクスリは、悪化させることがあるので注意しましょう。
まとめ
よく噛んでゆっくり食べることを基本に、胃潰瘍などの病気をチェック!
食後に胃が痛くなる場合、食べ過ぎか、胃に炎症や潰瘍が出来ている可能性が高いです。
まずはよく噛んでゆっくり食べることを実行してみましょう。
それだけでは改善されない場合には、ストレスや、胃酸過多など胃炎や胃潰瘍の原因を取り除くようにする必要があります。
また、市販薬をいつも飲んでいると消化器内の働きのバランスが崩れてしまう事もあるので、長引くときには、早めに病院にかかりましょう。