糖尿病と診断された場合には、通院に
よる治療と入院治療の選択があります。
状態が悪い場合には『教育入院』する
ことになりますが、入院費用や治療に
掛かる金額や日数も気になります。
今回は糖尿病で『教育入院』した場合
の費用について解説していきます。
いざという時の為の貯蓄や費用捻出
のサポートになれば幸いです。
教育入院とは?
糖尿病に完治はないので、診断され
れば一生付き合っていかなくてはな
りません。
治療することで血糖値を安定させ、
合併症を防いだり進行しないように
しなくてはならないからです。
その為には『自己管理』が大切に
なりますし、本人だけでなく家族の
サポートも必要です。
その為には『糖尿病』を理解して、
どう付き合っていくかを入院して覚え
ていかなくてはならないので、通常の
病気のように『治療』だけどなく
『退院後のケア』を含めて医師や
栄養管理士等のサポートを受けな
がら自身の体について学ぶ入院と
なるのです。
気になる教育入院費用について
入院となれば、病室代金や食事・検査
や薬等入院中に利用するものの費用が
必要になります。
糖尿病の程度にもよりますが、約2週間から
1ヵ月教育入院となり中にはインスリン治療
等も含まれますから、約10万~15万円程度
の費用と考えておけば間違いはありません。
インスリン治療には費用が加算されますが、
15万前後と考えれば問題ないでしょう。
教育入院に高額医療費制度を利用
インスリン治療が必要にもなれば、1ヵ月
以上の教育入院が必要にもなります。
そうなると入院費も高額になり個人の
負担は大きくなります。
医療保険でまかなえる事もありますが
、長期入院の場合には『高額医療費制度』
を利用しましょう。
国民健康保険に加入していれば、自己
負担限度額を超過した分の払い戻しが
あります。
1ヵ月に負担した金額で、自己負担限度額
も異なりますので、各国民健康保険組合に
問い合わせてください。
会社員の場合には、会社の健康保険組合に
申請をすれば超過した分が後に返還金とし
て戻ります。
教育入院は実際にどのようなものでしょう
糖尿病について医師や看護士から詳しい
説明があり、治療方法や今後の治療に
ついて『生活習慣全般』の改善について
サポートしていきます。
食事・運動・薬物療法について患者が
理解して継続できるようにしてくれる
のです。
正しい治療をすることにより、今まで
見逃しがちな生活習慣が改善されます
から、回復も早くなるので、早い人なら
1週間で退院できます。
教育入院は基本的には1週間~2週間と
なるので、仕事が忙しい人もこれを
機会に乱れた生活習慣を見直していく
ようですよ。
まとめ
教育入院はあくまでも自分の体と向き
合い、自分で糖尿病を改善し少しでも
回復を早めて合併症を防ぐ為のものです。
きちんと教育入院を終えれば、メタボな
体もスッキリして『これが糖尿病の恐ろしさ』
と実感するようです。
糖尿病は付き合う事で症状を抑える事が
できるので、悲観的に考えず教育入院で
明るい未来に向かって頑張りましょう。