糖尿病の基本は食事療法です。
自覚症状がない糖尿病は予防を含めて
食生活の見直しが必要です。
完治は難しくても、合併症を防ぎ症状を
安定・改善していく為には食事の内容
を変えていかなくてはなりません。
今回は糖尿病予防・糖尿病の人が食べる
べき食材について説明をしていきます。
合併症を防ぐ為に食材を選びましょう
糖尿病は命に関わる病気ではありませんが、
怖いのは『合併症』と呼ばれる緑内障や
網膜症、腎臓病や神経障害、心臓疾患です。
血糖値のコントロールが出来ていれば
問題はないので、食材と食べ方で合併
症を防ぎます。
肥満や運動不足、ストレスも原因と
言われ『インスリンホルモン』が
きちんと働かなくなるのが糖尿病
の怖さです。
体の大切なエネルギーのブドウ糖が
細胞に運ばれないのですから、血液
の中に糖質が留まり色んな病気の原因
にもなるわけです。
糖尿病の怖さは、血糖値だけでなく
『他の病気を併発する怖さ』がある
のが特徴なのです。
食物繊維が鍵になる
食物繊維は老廃物を排出するだけで
なく、コレステロールを排出するの
で、糖尿病予防にも糖尿病を悪化さ
せない為にも必要です。
血糖値の上昇を抑えて糖質の吸収を
穏やかにするので、インスリンホル
モンの分泌を抑える事ができます。
おまけにローカロリーで満腹感も
ありますので、付け合わせや酢の物、
味噌汁の具にも最適ですよ。
きのこ類なら蒸し焼きにして食べ
ても美味しいですし、塩分や脂質を
抑えることもできますね。
昆布等の海藻類
焼きのりを毎日食べると血糖値が
安定すると言われているように、
海藻類は食物繊維やビタミン・ミネ
ラルが豊富でカロリーも殆どありま
せん。
噛みごたえもあるので、ゆっくりと
食べることにより血糖値の上昇を抑え
るだけでなく余分な食事も控えられる
メリットも!
野菜
いも類は炭水化物になるので間食に
向いています。
糖尿病改善に野菜は必須ですし、野菜
から食べる事で体に酵素を摂りいれら
れますから消化を助けて、内臓を健康
にします。
ゴーヤやとうもろこしが良いと言われま
すが、野菜は色んな種類をバランス良く
食べる必要があります。
食事で全てをまかなえないなら、青汁等
を利用しても良いと思います。
サプリメントなどは補助的なものです
から、食事で摂取できるようにして
いきましょう。
主食は玄米に!
白米に雑穀を混ぜても良いのですが、
玄米にする事で非常に良い効果が
現れます。
食パンも玄米にしたりライ麦パンに
変えるだけでも違いますので、主食
の見直しも考えておきましょう。
胚芽玄米にしたり、雑穀などを混ぜる
等も効果的です。
大豆製品
納豆や豆腐は、血液をサラサラにして
動脈硬化を防ぎます。
血管を強くする事で、血糖値異常の改善
に繋がるので積極的に食べるようにしま
しょう!
豆腐は1日に半丁程度、納豆は1パックが
目安ですが、多少は多めでも構いません。
どんなものも、バランスが大切ですから
良い食べ物だからと、そればかり食べても
意味はありません。
良いものは積極的に食べ、避けたいものは
ゆっくりで良いので避けて行くことが、
ストレスを感じずに食生活を変える秘訣
なんです。
先ずは、自分の食事のバランスがどうだった
のか、何が間違っていたから糖尿病になった
かを理解して糖尿病改善に歩み出していきま
しょう。
まとめ
糖尿病は必ず朝食を食べて、体のエネルギー
を活発にする事から始めます。
スムージーでも簡単なサンドイッチでも
『時間をかけて噛む』事で血糖値の上昇を
抑えていけます。
ヨーグルトとサラダだけでも『朝食を食べる』
事がなによりも大切。
『朝からたくさん食べる』必要はありません。
栄養バランスを考える事が、健康にそして
糖尿改善にも重要な意味があります。
野菜をメインに3食をバランス良く糖質を
控えていきましょう。